今、健康診断センターの待合室にいる。これから検査結果の速報値という有罪判決を聞きに行くのだ。ドキドキ、ハラハラ。


昨晩もなかなか寝付けなかった。布団に潜ったのは24時前だったが時計が2時を指す頃まではハッキリ記憶がある。酔っていない冴えた頭で右に左に寝返りを打ちながらスマホを見たり目を閉じたりを繰り返した。ずっと浅い眠りのまま5時前に目が覚めたが、目覚ましは6時半にセットしてある。無理矢理眠りについて目覚ましが鳴る5分前に起き上がった。睡眠アプリを見てみると4時間20分は寝ている時間というようになっていたので、なんだかんだ言ってそれくらいは寝ているのだろう。ちなみに昨日は5時間だった。酒を飲んだ日は6時間から7時間という数値が多いようだ。

 

昨日はウォーキングに出て少し汗を流そうかと考えたが仕事の関係で時間が遅くなってしまった。なので筋トレをすることにした。息子が買ったダンベルで主に胸や肩の筋肉を鍛えた。腹筋は腹筋ローラーにお任せしている。最近なんとなく腹が割れてきた気がするのは気のせいではない。娘が「本当だー、なんとなく割れてるー」と半笑いで褒めてくれたのだ。半笑いなのは気にしない。気にしないのだ。グヒヒ。

 

筋トレで多少の汗をかいたのですぐに風呂に入ろうとしたがやめた。せっかくなので息子が飲んでいるプロテインをいただいてからにしようと考えたのだ。筋トレの後はプロテインで筋肉修復、目指せムキムキなのだ。ご褒美バニラ味と呼ばれる商品名のプロテインは本当に甘くて美味しく、筋トレ後のご褒美である。グビグビと一気に飲み干してニッコリ口角を上げてから風呂にはいった。

 

風呂から上がると明日の試合、あ、じゃなかった健康診断のルールについて今一度説明書を読みなおした。実は今回、今までずっと通っていた健診センターから違うセンターに変更した。オプション検査のバラエティさに欠けていた今までのセンターから、自宅にちょっぴり近くてオプションが充実したところに変えたのだ。なので今までとは勝手が違うだろうということで、おさらいが必要なのである。


検便は2回取らなくてはいけないが1回しか取れていない。翌朝、きちんと出るか不安が残るが仕方ない。そして、今までは自宅でとっていた朝の取れたて尿も今回は現地で取水、奉納するようだ。

 

よし、明日の準備は万端だ。あとは今夜ひと晩、酒と食事を我慢すれば明日は大フィーバーのジャンジャンバリバリ泥酔祭りが待っているのだ。グヒヒ。

 

という訳で昨夜の結果はというと、、、

 

【昨日のビール】

ロング缶:0本

レギュラー缶:0本

芋焼酎ロック:0杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

筋トレ:◯

お菓子断ち:◯

 

以上の結果になった。

やるでないか。昨晩も無事に酒を抜いたのだ。マロンさんにもお付き合い頂いたので、裏切るわけにはいかないのである。

 

たまにはこうやって酒を抜くのも悪くないと思った。なぜなら、もう飲みたくて飲みたくてたまらない気持ちがあふれ出しているからである。毎日飲んでいる時のざっと4倍くらいあるだろう。

ビールに対する今の気持ちを歌にするとこうだ。

 

アナタに逢いたくて、逢いたくて

眠れない夜、夢で逢えたら、考えすぎて眠れない夜

夢で逢えたら、どこへ行こうか?

もちろん逢いに、さあ!吉幾三!

 

by またウソ800


 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

ついに今宵は

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

および

 

泥酔!

 

なのである。

ムフフフフ。

 

 

 

ついに始まった。

自分との熱い戦いが。

 

うつ向くなよ

ふり向くなよ

酒は美しい

 

1年365日の中で私の体から24時間以上酒が抜ける日が何日かある。高熱でうなされたりする流行り風邪やインフルエンザ、コロナなどへの罹患が代表的な対象日である。これは飲みたくても飲めないと言ったほうが良いタイミングだ。さすがの私もウイルスの前に突っ伏してしまうのである。

 

あとは何かを動かす時の手段として使う禁酒もある。お父さんもこんなに頑張っているのだ!お前たちもやれ!などと言うタイミングが多いか?実際にはさほど使ったことのないものである。

 

そして今。年に一度の一大イベントである健康診断直前の2日から3日間を毎年禁酒日として設定している。今までは木曜日を健康診断日として予約し、月曜日、火曜日、水曜日を旅立ちの日、あ、違った、酒断ちの日として禁酒するよう設定してきた。しかし今年は家庭の都合で水曜日を健康診断日と定めて、逆立ち、あ、酒断ちの日は2日間に短縮されたのだ。ラッキー。


最後の晩餐となった日曜日は張り切りまくって飲み過ぎた。翌朝が非常にツラい週明けとなってしまったが愛する酒との別れの日である。行かないで!オマエさん、、、と言いながら目を潤ませ右手を中空に伸ばして目には見えないビールの神様を引き留める。左手に持った芋焼酎のロックをグビグビと煽ると杯は進む。いつしか酩酊、泥酔、寝落ちという俗にいうブラックアウトで禁酒への夜明けを迎えたのだ。ミーは、あ、世は満じゃ。

 

そしていよいよ始まった禁酒、断酒の初日。たった2日間の禁酒?断酒?それってただの休肝日じゃん?なんてことは言わないで欲しい。ビール党員として長年活動し、日々の晩酌だけが心のよりどころであるしがないサラリーマン。愛酒家の中高年代表として2日間も酒を断つなんて、清水の舞台の下に五万と敷かれたガラス破片めがけて「酒なんて大嫌いだー」と叫びながら飛び降りるくらいのとんでもないことなのだ。気でも触れたか?と言われてもおかしくない、私にとっては奇行と言える。

夕方、家族がそろったらこう宣言した。

 

「お父さん、今日はお酒飲まないからね」

 

すると、妻、息子、娘が口をそろえてこう言った。

 

「どうしたの!?お父さん!何があったの!?」

 

皆一様に不安そうな顔をして私を心配した。

 

「いや、水曜日が健康診断だから酒を抜くだけ」

 

私が返すと皆の表情が一気に緩んだ。

 

「なーんだ、好きにしてー」

 

そう言って家族は散り散りバラバラになった。

 

普段は風呂に入ってアテの準備をしながらウキウキしている時間なのだが何もすることがない。手持無沙汰なのでテレビをつけてニュースを見たり、スマートフォンを手に取って、これまたヤフーニュースやGoogleニュースを見たり、SNSでくだらない動画を連続再生して時間をつぶす。長い夜が続くのだが酒を飲んでいないので眠くならない。とっくに布団にもぐっているのだが目はギンギンに冴えている。ゆじゅさんから教えてもらった忌野清志郎氏の動画を見た後に出てきた動画を見続けた。昔見たことがあったが、咽頭癌から復活した清志郎氏が日本武道館のステージに立つまでのドキュメンタリーが非常に懐かしかった。

 

そうこうしているうちに、まどろんできたようでいつの間にか浅い眠りについたようだ。夜中に何度もちょっとした音で目が覚めたが、なんとか朝がやって来た。ということで、禁酒初日は成功である。酒を飲んでいないから二日酔いもない。当たり前のことだが年に数度の事なので新鮮だった。心なしか肝臓が元気になった気がする。気のせいだろうが。

 

という訳で昨日はというと。

 

【昨日のビール】

ロング缶:0本

レギュラー缶:0本

芋焼酎ロック:0杯

 

【昨日の実績】

通勤ウォーキング:〇(10000歩)

筋トレ:×

お菓子断ち:〇

 

という結果に終わった。

 

いよいよ明日は健康診断当日である。禁酒は今日も続く。あと1日で終わると思うか、まだ1日もあるのかと思うか。それは私の気持ち次第。しかし明日の夜は間違いなく独りお祭り騒ぎのどんちゃん騒ぎで飲みまくりのフィーバー状態になるだろう。自信がある。というか敢えて宣言しておく。すでにプレミアムモルツのロング缶を2本買ってきてあるのだ。グヒヒ。

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

残り1日を頑張って

 

明日の本番へと臨むのだ!

 

であるからして

 

今宵もやっぱり

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

は、なしよ

 

なのである。

ムフフフフ。

 

 

【昨日のビール】

ロング缶:4本

レギュラー缶:1本

芋焼酎ロック:6杯

 

【昨日の実績】

ランニング:〇(13キロ)

筋トレ:×

お菓子断ち:〇

 

昨日は明らかに飲み過ぎた。なんせ健康診断前の禁酒期間に入るからである。俗にいう最後の晩餐である。たった2日間の禁酒。世界はこれをただの休肝日と呼ぶのかもしれないが気にしない。気にしない。日々、飲酒活動を欠かさず真摯にビールと向き合う私にとってはビッグイベントなのである。

 

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2024年5月19日の日曜日。

この日を入れて健康診断まで残すところあと4日となってしまった。22日の水曜日が運命の日なので直近、月曜日と火曜日は禁酒することにしている。これは一大事である。年中大酒を喰らって陽気になっている私にとって、2日間の禁酒は筆舌に尽くしがたいペナルティ、嫌がらせ、処罰、イジメ、拷問、市中引き回しの上打ち首獄門さらし首であり、精神の極刑と言っても過言ではない非常にツラい出来事なのだ。

 

どうしてそのような事をするのかって?私は国際A級、あ、永久生活習慣病ライセンスを取得した選ばれし中高年である。健康診断の結果、特に血液検査などで異常値が出ると、かかりつけ医が目の色を変えて私の私生活、プライベートに土足で乱入し、やれ食べ物はこれがダメ、あれもダメ、酒は適量、アルコール度数がナンチャララ、休肝日がどーたらこーたらと私には理解不能な言語?呪文?をコンコンと聞かされるのだ。

 

そのような事が1つでも少なくなるようにと、イジらしい乙女心ならぬオヤジ心で健康診断直前に酒を抜いて、結果に影響があるかないのか分からない、ささやかな抵抗運動を試みるのである。

 

それにプラスして、ふだんから体を動かすよう心掛けている。人間、健康が一番、体が資本。現金はなくても元気があれば何でもできる。健康体を維持することで人生を謳歌するのだ。あ、間違えた。私が健康を維持するのはビールを大量に飲むためだった。生活習慣病による肥満からくる膨満感でビールを大量に飲むことができず、最初の一杯だけにして、あとは焼酎ウイスキーに変えるという生活習慣病患者によくある背に腹は代えられない行動をとりたくないのである。私はビールが大好き、ビールを愛している。ビールと共に生きていきたい。ビールを死ぬまで飲んでいたい。しかも大量に。

 

なので人より健康には気を付けているつもりである。平日もできるだけ体を動かすようにしている。ウォーキング、ランニング、サイクリング、筋トレを生活の中に取り入れて、1滴でも多く旨いビールを飲めるようにするのだ。

 

話が長くなったので戻す。この日もそのような理由でランニングに出ることにした。自転車で遠出するのも良かったが、時間が中途半端になったことと雨が降りそうな空模様だったのでランニングにして最悪、濡れて帰る作戦に出たのである。そしてこの日は自分に目標を課した。日課となっていたランニングがサイクリングに変わったのは約1年前なのだが、最近またランニングも良いなと思い始めた。最長で20キロほど走れるようになっていたので、この日も20キロにチャレンジすることにしたのだ。

 

それではまいろう、レッツゴー1匹!健康診断の彼方に旨いビールを夢見て、吉幾三!

 

トコトコと山の上コースと名付けたアップダウンのキツいコースを走り始めた。最初の400メートルほどが急こう配でスタート直後から息が上がる。そこからは下ったり登ったりが続いて2キロほど走ると、やっと平たんな道に出る。道が広くて車通りの少ないランニングにはうってつけの道だ。歩道も広く向こう側から人や自転車がやって来てもゆっくりすれ違うことのできる道だ。

 

その道を5分くらい走っただろうか。前方200メートルほどの場所に私と同年代くらいのお姉さまと思しき後ろ姿が見えた。自転車に乗っているのだが止まっている。しかも歩道の真ん中である。広い歩道とはいえ真ん中に自転車を止められると邪魔で仕方ない。見た感じ、スマートフォンをいじってる感じだ。この迷惑ヤロウ。その直前にも前の方から歩きスマホでやって来る高齢夫婦と出会った。すれ違う直前で私に気づきバツの悪そうな顔をしていた。

 

この自転車お姉さまも自転車の運転中にくだらない誰かからのLINEの内容をチェックしているのだろう。邪魔だ、邪魔だ、あー邪魔だ!と心の中で叫びながらお姉さまに接近していく。徐々に距離が縮まるのだがお姉さまは私に気づかない様子でスマートフォンに集中しているようだ。ついにお姉さまの後ろにきた。

 

「すみません、通らせてください。」

 

お姉さまは無言のままである。

 

「あのー、邪魔なのでいいですか?」

 

「おい!どけって言ってんだろ!」

 

「聞こえないのかこのヤロウ!」

 

「私はビールを飲むために走っているんだ!」

 

「邪魔する奴は容赦しないぞ!」

 

「おい!こら!どけ!そこをどけ!」

 

「私にビールを飲ませないというのか!?」

 

「ろくでなし!」

 

「サイコパス!」

 

「犯罪者!」

 

「人殺し!」

 

「増税反対!」

 

などと言うはずもなく、そのお姉さまにぶつからないようにスピードを落として横を通り過ぎようとしたその時である。

 

「おっ!」

 

私は声を上げて急ブレーキをかけた。

 

ムムッ!なんだあれは?

 

 

まさか、嘘だろ。嫌な感じ。

 

 

歩道を通せんぼしていたのはこのお姉さまではなく、加山雄三、じゃなかった、若大将、じゃなかった、青大将だったのである。お姉さま、犯罪者あつかいしてごめんなさい。二人して田中邦衛、じゃなかった、青大将を前に、なすすべもなく、ただ立ち止まって回避策はないかと頭をフル回転させた。

 

青大将が全く動かないので我慢できずに、ちょっとだけ足を踏み出してみた。すると急にこちらを向いてチョロリとベロを出すではないか。どちらかというと蛇が得意ではない私は一気に戦意を喪失し、引き返してコース変更作戦に出ようかと考え始めた。お姉さまも自転車だからと言って大丈夫なはずもなく先には進めない状況である。持久戦に持ち込まれるのか?そう思った矢先、、、時代は動いた。

 

目の前の青大将は一瞬、かま首をもたげたかと思ううとクルリと後ろを振り返りニョロニョロと歩道脇の植え込みの中に姿を隠したのだ。ラッキー!今だ!お姉さまと私は戦闘態勢に入り一気に緊張がみなぎった。

 

「お気をつけてー」

 

そう言って、お姉さまが先にその場を離れた。

 

「はい、ありがとうございますー」

 

私はそう答えると同時に「これでやっと今日も旨いビールが飲める、やれやれ」と一安心してランニングを続けたのであった。

 

 

多摩川までやって来た。

 

 

いつもはサイクリングでやって来る橋は非常に遠く感じた。

 

12キロ地点で体に異変が起こる。前モモの筋肉が攣ったように痛み出したのだ。我慢して走り続けたがついに限界が来た。13キロ地点でウォーキングに切り替える決断をした。こうなったら無事で自宅に帰ることに目標変更である。

 

 

歩き始めると黄色い綺麗な花が咲き乱れていた。しかしこれは特定外来種なのだそうである。どおりで薄情そうに見えた。苦情を言って駆除してもらうのだ。よし、イクジョー!

 

 

 

お疲れ様でしたー。
 
 
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無事に帰宅したこの日の晩酌。

 

 

久しぶりの天然ぶり。旨し。

 

 

小さめのホッケもいただく。骨まで全部食べてしまった。旨し。

 

 

茶豆。ひと袋全部食べた。後悔はしない。しないのだよ。

 

 

主食、お豆腐さま。

 

 

揃いましたなアテの衆。

 

いよいよ今日から地獄の禁酒が始まる。

 

果たしてうまくいくのやら。

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

その結果は次回のお楽しみ

 

であるからして

 

今宵は

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

ナシよ

 

なのである。

ムフフフフ。