ついに始まった。

自分との熱い戦いが。

 

うつ向くなよ

ふり向くなよ

酒は美しい

 

1年365日の中で私の体から24時間以上酒が抜ける日が何日かある。高熱でうなされたりする流行り風邪やインフルエンザ、コロナなどへの罹患が代表的な対象日である。これは飲みたくても飲めないと言ったほうが良いタイミングだ。さすがの私もウイルスの前に突っ伏してしまうのである。

 

あとは何かを動かす時の手段として使う禁酒もある。お父さんもこんなに頑張っているのだ!お前たちもやれ!などと言うタイミングが多いか?実際にはさほど使ったことのないものである。

 

そして今。年に一度の一大イベントである健康診断直前の2日から3日間を毎年禁酒日として設定している。今までは木曜日を健康診断日として予約し、月曜日、火曜日、水曜日を旅立ちの日、あ、違った、酒断ちの日として禁酒するよう設定してきた。しかし今年は家庭の都合で水曜日を健康診断日と定めて、逆立ち、あ、酒断ちの日は2日間に短縮されたのだ。ラッキー。


最後の晩餐となった日曜日は張り切りまくって飲み過ぎた。翌朝が非常にツラい週明けとなってしまったが愛する酒との別れの日である。行かないで!オマエさん、、、と言いながら目を潤ませ右手を中空に伸ばして目には見えないビールの神様を引き留める。左手に持った芋焼酎のロックをグビグビと煽ると杯は進む。いつしか酩酊、泥酔、寝落ちという俗にいうブラックアウトで禁酒への夜明けを迎えたのだ。ミーは、あ、世は満じゃ。

 

そしていよいよ始まった禁酒、断酒の初日。たった2日間の禁酒?断酒?それってただの休肝日じゃん?なんてことは言わないで欲しい。ビール党員として長年活動し、日々の晩酌だけが心のよりどころであるしがないサラリーマン。愛酒家の中高年代表として2日間も酒を断つなんて、清水の舞台の下に五万と敷かれたガラス破片めがけて「酒なんて大嫌いだー」と叫びながら飛び降りるくらいのとんでもないことなのだ。気でも触れたか?と言われてもおかしくない、私にとっては奇行と言える。

夕方、家族がそろったらこう宣言した。

 

「お父さん、今日はお酒飲まないからね」

 

すると、妻、息子、娘が口をそろえてこう言った。

 

「どうしたの!?お父さん!何があったの!?」

 

皆一様に不安そうな顔をして私を心配した。

 

「いや、水曜日が健康診断だから酒を抜くだけ」

 

私が返すと皆の表情が一気に緩んだ。

 

「なーんだ、好きにしてー」

 

そう言って家族は散り散りバラバラになった。

 

普段は風呂に入ってアテの準備をしながらウキウキしている時間なのだが何もすることがない。手持無沙汰なのでテレビをつけてニュースを見たり、スマートフォンを手に取って、これまたヤフーニュースやGoogleニュースを見たり、SNSでくだらない動画を連続再生して時間をつぶす。長い夜が続くのだが酒を飲んでいないので眠くならない。とっくに布団にもぐっているのだが目はギンギンに冴えている。ゆじゅさんから教えてもらった忌野清志郎氏の動画を見た後に出てきた動画を見続けた。昔見たことがあったが、咽頭癌から復活した清志郎氏が日本武道館のステージに立つまでのドキュメンタリーが非常に懐かしかった。

 

そうこうしているうちに、まどろんできたようでいつの間にか浅い眠りについたようだ。夜中に何度もちょっとした音で目が覚めたが、なんとか朝がやって来た。ということで、禁酒初日は成功である。酒を飲んでいないから二日酔いもない。当たり前のことだが年に数度の事なので新鮮だった。心なしか肝臓が元気になった気がする。気のせいだろうが。

 

という訳で昨日はというと。

 

【昨日のビール】

ロング缶:0本

レギュラー缶:0本

芋焼酎ロック:0杯

 

【昨日の実績】

通勤ウォーキング:〇(10000歩)

筋トレ:×

お菓子断ち:〇

 

という結果に終わった。

 

いよいよ明日は健康診断当日である。禁酒は今日も続く。あと1日で終わると思うか、まだ1日もあるのかと思うか。それは私の気持ち次第。しかし明日の夜は間違いなく独りお祭り騒ぎのどんちゃん騒ぎで飲みまくりのフィーバー状態になるだろう。自信がある。というか敢えて宣言しておく。すでにプレミアムモルツのロング缶を2本買ってきてあるのだ。グヒヒ。

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

残り1日を頑張って

 

明日の本番へと臨むのだ!

 

であるからして

 

今宵もやっぱり

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

は、なしよ

 

なのである。

ムフフフフ。