【昨日のビール】
ロング缶:2本
レギュラー缶:1本
芋焼酎ロック:4杯
【昨日の実績】
ウォーキング:〇(10355歩)
筋トレ:×
お菓子断ち:×
----------
前日に大酒飲み3人衆で大酒を飲んだ次の日の事である。
2024年11月3日の日曜日。
この日は妻が仕事だったので、朝から掃除洗濯家事オヤジとなって家の中を走り回った。前日に飲み過ぎたのでゆっくり目の起床で、目が覚めた時にはすでに妻が出かけていた状態だった。息子と娘は外出する予定なので、その前にご飯を作って食べさせなくてはいけない。お父さんの定番、ウインナー、ナゲット、目玉焼きにサラダを準備する。そうこうしていると思い出した。そういえば早朝にLotusさんからLINEが来ていたんだった。
前日の宴のことを思い返す。私はちょうど一年前からこの日に予定を入れていた。そのことをT川氏、Lotusさんの前で話したのだった。
「明日は府中刑務所の文化祭ですよ。中に入れるそうですね」
一同に「へぇー」といった感じだったがLotusさんは何度か行ったことがあるそうだ。それもそのはず、私は昨年の今頃にLotusさんのブログを見て、来年は行ってみようと決意したからである。
話を戻すと、この日の早い時間にLotusさんからLINEが来ていた。
「刑務所の見学には整理券が必要だそうですよ」
わざわざ教えてくれたのだ。整理券か、、、。私の刑務所見学意欲が一気に萎えてしまった。整理券が配られるくらいなので相当数の来場者がくるのだろう。それに私は午前中は家事手伝いの身なので出発がかなり遅くなる。まして刑務所の見学は15時が閉幕だと知っていた。時計を見上げてあきらめムードが一気に高まっていた。すると、またLotusさんからLINEが入った。
「今、歩いて刑務所に着きました。整理券欲しさの人が大行列を作っています」
やっぱりな。私が午後から出発したとして、はたして整理券をとることができるのか?いや、無理だ。今年はあきらめよう。そのような思いを巡らせていると、またもやLotusさんからのメッセージが入る。
「私が午後の整理券をcornさんの分まで取っておくので、落ち合って渡しますよ。一緒に観ようと思います。」
なんと、天使のようなLINE。私は並ばずして整理券を手に入れることができるのだ。これは行かないわけにはいかないではないか。猛烈なお礼LINEを入れると、やらなくてはいけない家事を一気に片づけた。
子どもたちを見送るとすぐに家を飛び出した。14時から見学できる分の整理券をLotusさんがとってくれたそうだ。ありがたやー。私は尋常ではない笑顔でスキップしながら刑務所までの道のりを急いだ。
運動ついでに歩いてやって来た。多摩川ウガンダ共和(右岸)からの眺め。最高の天気だ。
そして、今期は残念ながらJ2に降格が確定してしまったサガン鳥栖、じゃなかった、多摩川左岸から見た多摩川の図。頑張れサガン鳥栖!負けるなサガン鳥栖!来季、応援してるよ!
ずんずん歩いていくといつも気になる建物が目に入る。
なんと焼き鳥屋ではないか。やっているのか?いや、さすがにやっていないようである。
ここは先週Lotusさんに教えてもらった下河原線という鉄道が走っていた線路跡。歩くには最適だ。
1時間半ほど歩いてようやく高い塀が見えてきた。何やら大きな音の音楽も聞こえてきて賑やかである。
受刑者が作った刑務所作業製品の販売会場。
見取り図がある。気を付けろ。まず一番最初に脱獄するルートを確認するのがポイントだぞ。
おお!Lotusさんのブログで見たアーチだ!
ここでLotusさんと待ち合わせをしていたのだ。ええっと、どこかな?キョロキョロ、おお!いた、いた!Lotusさん!こっちです!いつものサファリハットに青いポロシャツを着たLotusさんと無事に合流したら、その後はすぐに分かりやすく会場を案内をしてくれた。
早速気になる商品があった。息子がサッカーでひどく汚してくるウェアを洗うにもってこいの洗濯用固形石鹸である。1パックの中に3個入っていて500円。即買いだ。
Lotusさんはご家族にいろいろ買い物をしたそうである。優しいお父さんなのだ。
普段はあまり近づくことのない刑務所を興味津々で歩く。
これからお世話になります。お手柔らかにお願いしますよ。
刑務官の方にいろいろ話を聞いた。大半の受刑者が出所の際はこの門から出て行くそうだ。どこぞの親分さんなどが出てくる際は、黒塗りの車がズラリと並んで、大勢のお迎えがあるそうである。そんな時は早朝のひと気がない時間帯を選んで出所させるそうである。なるほど、それはそうなるだろう。
巣鴨プリズンが府中刑務所として移設されたそうな。
高い塀。おそらく8000メートルはあるだろう。上の方は酸素ボンベが必要だそうで、脱獄を企てた受刑者は全員凍死したそうだ。嘘だ。
おっと、いよいよ塀の中の懲りない面々になる時間が来た。準備は良いか?
さすがに中は撮影禁止だそうである。ポケットの中の物は全部カバンに入れるように促された。Lotusさんはいろいろな武器を持っていたのでカバンに入りきらず、ビニール袋に入れられて、飲酒、じゃなかった、インシュロックでガッチリ封をされていた。あれ?よく見るとLotusさん、スキンヘッドに無精ひげのその姿。その筋の人に間違われてもおかしくない風貌である。さては中にいる仲間に会いに来たと勘違いされたな。嘘だ。
では、いざ塀の中へ!
あー、楽しかったー。中の写真がないので、次は出所した後のが画像だ。残念、無念、ボクイケメン。
中では刑務作業の工場や風呂場、受刑者が暮らす舎房も見せてもらえた。実はこの私、にわか刑務所マニアであり、刑務所に関する本を読みまくった過去がある。そんな私にとっては、もうたまらない見学ツアーになったのだ。整理券を盗って、じゃなかった、取っていただいたLotusさんに感謝である。お勤めご苦労様でした。じゃなかった、ありがとうございました。
庁舎の中には、なんと巣鴨プリズンにあった正門が置いてあった。木製だが非常に重厚であり歴史を感じる。
説明書きをパチリと撮ったらジョージクルーニーが写っていた。本人の許可をとっていないので自主規制させていただく。
いろいろなものを見ることができたが、やはりこの中には絶対に入ってはならないものだとつくづく感じた。当たり前だが。
ついに出所だ。お世話になりました。
刑務官の人たちが住む住宅は刑務所の目の前に並んでいる。ここは刑務所関係の人たちが多く住む街である。
なかなか目にしない案内板。
では、帰りましょうか。
商店街を抜けると、昭和チックな街並みが残っていた。
あれ?どうやら道に迷ったようだ。昭和のスナックが立ち並ぶ雑居ビルの地下にタイムスリップしてしまった。果たして抜け出せるのか?
あれ?す、炭火焼鳥?いや、だめだ。我々は令和の時代に返らなくてはいけないのだ。バックトゥザフューチャーなのである。Lotusさん、ヨダレを垂らしていちゃだめですよ。早く帰りましょう!
ドーン!
開店前15分だったようだが、当たり前のように生ビールを2つ頼んだ。あれ?おかしいな。令和はどこへ行った?
まあいい、とりあえず、楽しかった刑務所ツアーに
乾杯ッ!
表には「きた樽」という店の名前が書かれていたが、割りばしには樽平と書かれていた。気にしないが、気になる。
一瞬でなくなってしまったプレミアムモルツの生ビール。おかわりお願いします。
素早くやって来た2杯目。開店前だったので、炭火焼きの肝心の炭がまだ熾きていないそうである。フライングしちゃってすみません。
中は結構広かったが、我々が帰る頃にはかなりの客でにぎわっていた。人気店だな。
おお、待ってました!アジフライ!アツアツ、サクサクで非常に旨し。
そして、素晴らしい料理がやって来た。お待ちかね、二人とも大好きなサバの炭火塩焼き。ひとり1尾ずつですよ!こりゃあたまらん。魚料理の中で私にとってキングと言っても過言ではないサバの塩焼き。しかもそれが炭火で焼かれているのだ。頬っぺたが落ちてしまって、探すのにひと苦労してしまった。旨すぎる。
そしてタレはLotusさん。
なんとも豪勢な図である。グヒヒ。
この日もLotusさんの愛自転車である金剛号の部品交換の話などで盛り上がった。私が作業をする代わりに大生ジョッキを10杯奢ってくれとお願いした。Lotusさんは快諾していただいたが、それでは自転車屋にお願いした方が安くつきそうである。そんな笑い話が延々に続くのであった。
そしてLotusさんは赤ワインを頼んだ。私は生ビール。
そしてLotusさんは黒ビールを頼んだ。私は生ビール。
そしてLotusさんは生ビールを頼んだ。私も生ビール。
















































