【昨日のビール】

大ジョッキ:1本

大瓶:4本

芋焼酎ロック:6杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

筋トレ:×

お菓子断ち:〇

 

 

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妻の甥っ子が秋田で結婚式を挙げるという事でお招きいただいた旅。前回からの続きである。

 

 

2024年9月16日の月曜日。2泊3日の秋田旅もついに終わりのこの日、体調不良だったがせっかくの秋田旅なので、朝はホテル近くの千秋公園にある久保田城跡見学をして楽しんだ。

 

私が宿泊したホテルは部屋の鍵がカード式になっていた。1階からエレベーターに乗る時はセキュリティを高めるために矢印ボタンを押すのではなくカードをかざして呼ぶ方式がとられている。ああ、思い出したくない。

 

ホテルに戻りエレベーターに乗り込もうとしたその時、事件は起きた。ロビーでエレベーターを待つ私と一緒に並んでいた外国人風の男が、いきなり私にドンと体当たりしてきたのだ。その勢いで倒れ込んでしまった私なのだが、次の瞬間、ものすごい力で私の左手をこじ開けたかと思うと、握っていたカード式の鍵を奪い、猛スピードでエレベーターに走り乗り込んで行ったのだ。というのは嘘だ。

 

エレベーターにカードをかざそうと、それを入れていたズボンのポケットの中をどんなにまさぐっても、それらしい物体の感触がないのだ。あれ?カバンに入れたかな?チャックを開けてカバンの中もひっくり返してみたが見つからない。どうやら落としたようだ。間もなくチェックアウトというタイミングなのにヘマをしたもんだ、やれやれ。はて、どうしようか。今から探しに行ってもどこに落としたか分からない。歩いたのは距離にして2キロはあっただろう。同じ道をなぞってもいいが、そんな気力は全くなかった。

 

という訳で2分ほど悩んだ結果、受付カウンターにいた女性スタッフに事情を話した。部屋番号と名前を告げるとその女性スタッフは新しいカードを取り出したかと思うと、何やら専用の機械のようなモノの上に乗せてこう言った。

 

テクマクマヤコン、テクマクマヤコン、宝くじが当たりますようにー。あ、違った、その機械がピピっと鳴ったかと思うと、ニッコリ笑って私に手渡した。

 

「ご不便をおかけして申し訳ありません。新しいキーを作りましたので、こちらをご利用ください。古いキーが見つかってもそれは使えないので、ご了承ください」

 

何をおっしゃる、宇佐美石油。わたしは驚きを隠せない表情をしながら礼を言った。

 

「ありがとう、サリーちゃん、じゃなかった、好き、好き、好き、好き、アッこちゃん来もせず、用もないのに納豆売りが、はー、アリガット―!」

 

無事部屋に戻れた私。荷物をまとめて家族、親類と合流したら、すぐにロビーへ降りてチェックアウトした。そして、ここでもモバイルオーダーではないが、タブレット相手にチェックアウト手続きをしてカードを機械に飲み込ませた。カードの再発行料をとられると思っていたが、結果はゼロ円。なんて素晴らしいホテルなのだ。念のため、さっきのひみつのアッコちゃんに料金はかからないのか?と質問したが、ニッコリ笑ってこう言った。

 

「それは、ヒミツ、ヒミツ、ヒミツ、未必の故意」

 

車に我々の物意外の荷物を積み込むと、お母さん、妻のお姉さん夫妻、甥っ子と固い握手を交わし、再会を約束した。おばあちゃん大好きっ子の娘はいつまでもお母さんとハグをして離れようとしなかった。全員そろって笑顔の集合写真を撮ると、我々家族以外のメンバーは車に乗りむ。

 

「気を付けて!」

 

そう言って手を振ると、車はすぐに交差点を曲がって見えなくなった。

 

「ああ、もっと一緒にいたかったのに、寂しいね」

 

娘がため息をつきながらそう言ったのが印象的だった。

 

 

空は快晴。

 

 

お土産を買ってご飯でも食べてから帰ろう。

 

 

そう言えば今日は花火大会だった。新幹線の出発までは、かなり時間がある。妻と娘は駅ビルにあるお土産フロアに消えて行った。

 

 

私はもちろんここに決まっている。

 

 

清潔な酒屋さんだった。

 

 

地ビールも豊富に取り揃えてある。カウンタースタイルで生ビールを飲ませるコーナーもあったがやめておいた。理由は後のお楽しみ。

 

 

買い物も終わったのでエスカレーターを上がり、レストラン街に向かった。ここに入ろうか。

 

 

なかなか良い雰囲気の店である。

 

 

個室に案内された。どれどれ?何にしようかな。

 

 

ムムッ、最後に秋田地酒を楽しむか?

 

 

おっ?待て、飲みホーダイメニューがあるぞ!

 

 

一杯目はこれにしようかな?

 

 

いや、どう考えてもこっちだろ。体調不良だが、話せばわかる、飲めば治るのだ。

 

 

ドーン!

絶対に元を取る自信、モハメド、じゃなった、アリ!

 

 

妻は八幡平ポークバラ焼き丼と越前そば。

旨そう。

 

 

娘は本庄ハムフライと鶏のから揚げ、ご飯おかわり自由です。

 

そして私は、、、

 

 

刺身三点盛。

 

 

セクシャルハラスメント。

 

 

炊き込みご飯もおかわり自由です。

 

 

選べる二種盛り定食。

大正解だった。

 

もちろん料理が届く前にビールは3杯目をおかわりしておく。店員さんも少し驚いたような顔をしていたが気にしない。私はジョージクルーニー似の大酒飲みなのだ。サインはいらないのかい?

 

 

せっかくなので、炊き込みご飯をおかわり、と見せかけて、ビールおかわり。見せかけてなんかない。

 

 

娘のデザート。

 

よし、満足だ。ビールは6杯飲んだぞ。グヒヒ。

 

 

いい時間になった、帰ろう。

 

 
この後、世間を騒がせた秋田新幹線こまち。盛岡で、いとしのはやぶさと再会だ。連結失敗すんなよ。

 

 

帰りは奮発した。

 

 

変質者、じゃなかった、グリーン車。これより先は選ばれし者だけが入ることができるこの世の極楽。

 

 

ゆったり帰ろう。

 

 

まだまだ飲むぜ。旅のお供は定番のチップスター。2016年にナビスコからヤマザキビスケットに社名変更しました。よろしくね。

 

 

令和の米騒動をおさめるべく、秋田米の収穫。ふかふかシートは座り心地が良い。

 


気になる山。明光沢岳という山だそうである。

 

この辺りで私はいつしか夢うつつに陥った。楽しみにしていた盛岡での新幹線連結作業見学は、まさしく夢と散ってしまった。残念、無念、ボクイケメン。

 

 

目を覚ますと仙台をとっくに過ぎた頃だった。クソーッ!

 

 

悲しみに打ちひしがれていると、あっという間に荒川を渡る。reiさんいるかな?

 

帰りのナターシャ、じゃなかった、グリーン車は、ほとんど寝て過ごすという結果となってしまった。そりゃそうだ、飲み過ぎである。

 

日本の北側を時速オーバー300キロで駆け抜けた秋田新幹線は、ゆっくりと東京駅のホームに入った。そこから中央線で新宿へ行き、京王線、タクシーを乗り継いで自宅に着いたのは20時前。留守番していた息子が今日の晩ご飯は何?と言ってニヤニヤしながら出てきた。2泊3日の独り暮らしは楽しかったが、洗濯、食事や片付けが大変で、親のありがたみが分かったそうである。良い勉強をしたではないか。

 

 

 

かくして、人生初の秋田旅は幕を閉じるのであった。

あー楽しかった。

 

 

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早い

 

早すぎる。

 

気づけば華金ではないか。

 

体調が万全ではない状態だが気分は浮わつく

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

昨日はT川氏と酒を浴びてきたが

 

今流行りの「そんなの関係ねぇ」

 

であるからして

 

やっぱり今宵も

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

なのである。

ムフフフフ。