【昨日のビール】
ロング缶:3本
芋焼酎ロック:4杯
日本酒:0.3合
【昨日の実績】
自転車:×
筋トレ:×
お菓子断ち:×(柿ピー)
----------
前回からの続きである。
家族でキャンプを始めたきっかけは友人家族にグループキャンプで誘ってもらった事だ。息子は幼稚園児、娘はまだ2歳だった頃のことである。初めてのキャンプは、それはそれは衝撃的で、我々家族にとって楽しすぎた。初キャンプから帰宅したコーフン冷めやらぬ我が家の中は、すぐにまたキャンプに行きたいという大合唱に包まれた。
当時の写真をひっくり返してみると、そのシーズンはなんと8回くらいキャンプに行っており、全て道志村にあるキャンプ場だった。道志村にあるキャンプ場で行っていない所はないのではないか?というくらい通い詰めた記憶がある。
その後も1シーズンに複数回行くようにしてきたのだが、子供たちが大きくなるにつれて行ける回数も減ってきた。今では1シーズンに1回行ければラッキーになってしまったが、家族が行きたいと思ってくれる限り続けたいと思う楽しいイベントである。いつの日か家族みんなで焚火を囲み、旨い酒を飲みながらキャンプの思い出話などができる日がやって来るだろう。楽しみである。
さて前日の夜、1泊目の夕飯は購入してきた牛肉、豚肉、鶏肉を、熾したての炭火でジュージュー焼いて食べた。食べて食べて食べまくったのだが、その前に飲んで飲んで飲みまくったので見事に写真を撮り忘れていた。1枚もないのである。トホホ。
そして翌朝。
インスタントコーヒーでも良いのだが、せっかくなので雰囲気を味わうためにドリップする。鳥のさえずりに包まれた酔い覚ましのコーヒーは何回飲んでもうまいものである。私は違いの分かる男だ。朝から心の中でダバダー♪と歌うに決まってる。
東京では怒り狂ったように突き刺さって来る太陽の日差しも、ここでは樹々たちがちょうど良い塩梅に遮ってくれる。藤枝梅安。(富士枝塩梅)
昨日、全く燃えてくれなかったナラ薪は気持ち程度に乾燥させているが、たぶん今日も燃えることはないだろう。さよおナラ。
家族はまだ寝静まっているテントの横で、ひとりハンモックに揺られる贅沢な時間を堪能した。
ああ、あと1週間くらい泊まりたい、、、
ガサゴソと家族たちが起きてきたので朝食の時間だ。
キャンプを始めた頃はご飯を炊いて、豚汁、カレー、ポトフ、アヒージョなど作るのに時間がかかって後片付けが大変な料理をたくさん作っていたが今はまったくやらない。慣れてくるとどうやって手を抜くか?という事だけ考えるようになるのだ。たくさん買いそろえたおしゃれな食器も手間を省くために持ってくることはなくなった。
時間のかからない料理でもワイワイガヤガヤ自然の中で食べれば、それが良い調味料となって何にも代え難い美味しさに変化するのだ。
この日は2泊目で朝からゆっくり時間がある。いつもだったら近くの神取忍じゃなかった、忍野八海やら風穴などへ観光に行くのだが、今回は娘が行きたいと言っていたショッピングモールに行くことにした。この日の食糧と飲み物を買い出しに行くのだ。
それでは参ろう!レッツゴー4匹!楽しいキャンプはまだまだこれから。これからだから誰だこれ?これだ、これこれこれは誰?決まっているだろ、吉幾三!
あれに見えるは全然眩しくない、山伏トンネル。
ここを抜けると山中湖に通じる。
ドーン!
きれいな桜島だ。
あ、ちがった、富士山だ。
ここはキャンプに来たら恒例行事になった、記念写真撮影ポイントである。この日は雲も少なく富士山が良く見えた。毎回成長した家族の良い笑顔がたくさん撮れる場所なのだ。
そして娘が来たかったショッキングブルーじゃなかった、ショッピングモール。
この辺りはどこから見ても富士山がきれいである。
残り少なくなったものを買い足す。もちろんビールも忘れずにね。冷やす用の氷も買ったらこれで安心だ。
ちょっとの区間だが高速道路を使って広島東洋カープじゃなかった、ワープ。ここからも富士山がきれいに見える。末広がりは縁起が良い。
ちょっとしたドライブを楽しんでキャンプ場に戻ったら、我々のサイトに珍客が来ていた。
※以下の画像は念のため閲覧注意と申し上げておく
やぁ!こんちわ!
オトコマエだね、キミ!
彼は2日間とも同じ時間に同じコースを通って自分のネグラに帰っていたようである。可愛かった。そういえば一昨年もいたな。
さて、運動不足気味の私は一人で散歩に出かけることにした。
おや?兜岩?
道志は源頼朝伝説がいろいろと残っている場所のようである。鎌倉時代に征夷大将軍となった頼朝がこの辺りで遊猟した際、この岩に兜を置いて休んだそうな。
その先を沢づたいにゆっくり歩いて上る。
ムムッ!試し切り岩?
ここも言い伝えのある場所。頼朝が研いだ刀の試し切りとしてこの岩を使ったそうである。
真っ二つ。ルパンの五右衛門とどっちが凄いだろうか?今夜は眠れないぞ。
この辺りには小さな沢がたくさんあり、それが集まって道志川へと流れ込んでいる。とやの沢とはたくさんの谷に流れる沢が集まる場所のことを言っているのかな?などと想像しながらのんびりと歩いている風な私だったが、本当は熊が出てくるのではないか?とビクビクしながら、ときたま手を叩いて自分の存在を周りに知らせるという臆病モノとは私のことなのである。文句あるか?
クロックスあるあるで、中に小さな石がたまって歩きづらい。
よし戻ろう。
実はこのとやの沢キャンプ場にはヒノキ風呂があり宿泊者は無料でで入浴できるというスペシャルサービスがあるのだ。
時間差で男女が入れ替わるシステムになっている。お風呂場はいつも綺麗にされており、シャワーはもちろんジャグジーまでついている優れもの。ヒノキの良い香りに包まれて、汗を流し落とすと、お待ちかねの乾杯タイムが待っているのだ。グヒヒ。
お待ちかねの時間がやって来ました!
それ急げ!
ビール、ビール、ビール!
さあ、今宵は一番搾りで
乾杯ッ!
ブハーッ!
明日帰るなんて水木しげる、じゃなかった、寂しすぎる。
また来たろう。
サワガニ君が足元を歩いていた。酔っぱらって泡を吹くなよ!あ、私の方か。
昼から相当な量のビールを飲んでいるのでそろそろ飲み飽きてきたぞ。ヘイ、ジョー!ジミヘンじゃなかった味変タイムだ。甘いバニラの香りに包まれて白霧島の出番である。
薪でお湯を沸かして
お湯割りといこうではないか。
グビリ。
ウシシ。
じゃなかった、旨し。
豊かな時間が過ぎてゆく。
よく見ると、沢に下りる坂道で急ブレーキをかけたようで、履いていたサンダルが足首の上までズルりと上がってしまい抜けなくなっているではないか。なーんだ、手伝いをしない罰だ。キミはこれからの人生、ズボンの下に必ずサンダルを身につけて生きていきなさい。靴が無くて困った時にそれを使うが良い。ザマ見ろ!
フーッ、あらかた片付いたぞ。
私は荷物が無くなり寂しくなってしまったサイトから、ひとり沢に下りた。最後に片付け仕事で熱くなった体を、きれいな水で冷やすのである。
さぁ、最高の癒しをどうぞ。
ああ、また必ずやって来よう。
----------
今回、2泊3日のキャンプで飲んだ酒の量は以下である。
ロング缶:12本
レギュラー缶:3本
芋焼酎お湯割り:3杯
多いか少ないかは分からないが、いずれにしても旨い酒だったことは間違いないのだ。
ビールをこよなく愛する皆さま
本日、金曜日の華金である