【昨日のビール】

ロング缶:3本

レギュラー缶:2本

芋焼酎ロック:4杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

筋トレ:×

お菓子断ち:◯

 

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2024年8月1日の木曜日。

ついに待ちに待った日がやってきた。2年越しのファミリーキャンプの日である。我が家が初めて家族でキャンプをしたのが2013年、あれから10年以上経った。毎年必ず一回は行くようにしていたのだが、2021年のコロナの最中と昨年の2シーズンは残念ながら行くことができなかった。子供達のスケジュールが合わなかったためである。今年もスケジュール的に怪しかったが、ありとあらゆる諜報部員を利用して息子の部活動の夏休み情報をいち早く入手した。私は好きなことに対して金にいとめはつけないのだ。CIAだろうがMI5だろうがモサドだろうが関係ない。大金をはたいで情報を掴むのだ。

 

優秀な諜報部員から息子の夏休みの確定情報が入ると同時に私はキャンプ場の予約を入れる。これは亭主関白、一党独裁、暴君、君主主義、絶対王政、頑固オヤジである私の特権なので仕方がない。妻と娘の予定はなんとなくだけ聞いておいたので大丈夫だろう。娘なんかはキャンプに行きたい、行きたいと何度も言っていたので喜ぶに決まっている。

 

私がキャンプに行くのは山梨県の道志村だ。その他のキャンプ場に行ったことは数えるくらいしかない。道志村は富士山の麓であり標高が高く真夏でも夜や朝は寒くて長袖が必要なくらいである。なのであの煩わしい蚊もいない。ブユには気をつけなくてはいけないが、それくらいであるし私自身は嚙まれたこともない。道志はキャンプに最高の場所なのだ。

 

 

 

出発の朝は眠かった。前日が会社の飲み会だったのだが翌日に控えている大切なキャンプのことを考えて酒量はセーブした。しっかり帰宅したらそこから飲みなおすこともせず、そのまま布団に潜った。大酒飲みである私はただでさえシラフだと眠れないのに、明日はキャンプだと考えるとギンギンに目が冴えてくる。コーフンして眠れるわけなどないのだ。なので飛び起きて「明日はキャンプ音頭」をひたすら踊ったというのは真っ赤な嘘だ。しかし、だからといって、そこでビールなどを飲んでしまうと、翌日の運転ができなくなるので余計に眠れないのだ。

 

 

 

2時間くらいは寝ただろう。起き上がって顔を洗うと7時頃から全神経をキャンプモードに切り替えた。押入れやベッドの下などにしまっておいた道具やテントをひと所にまとめて忘れ物がないかチェックする。確認できたらいよいよ車への積み込み作業にはいる。我が家は欲張りなので、キャンプに行ったらいろんなことをしたいので道具が溢れかえっている。それを、あーでもない、こーでもないと言いながら車の中に詰め込むのもまた楽しみの一つなのである。

 

あらかた積み込み作業が片付いたら事前に凍らせておいた保冷剤をクーラーボックスに放り込んで、さあ出発だ!食料や命の次に大切なビールは道中の大型スーパーで買い揃える。その買い物も、これまた楽しみなのである。グヒヒ。

 

それでは参ろう!レッツゴー4匹!2年間、待ちに待った道志村の先の富士の樹海の先の先まで、四人揃って、吉幾三!

 

途中、津久井のダイエーで飲み物や食べ物をたんまり買い揃えてクーラーボックスに詰め込んだ。あとは今夜の宿泊地である、とやの沢オートキャンプ場へと向かうだけだ。うーん、ドキドキ、ワクワク、車の中でお父さんである私が一番コーフンしているのは言うまでもない。ウォーッ!

 

 

青山の交差点を右折すると、いよいよ道志みちに入るぞ。

 

 

空はどこまでも青く晴れ渡り、平日なので車やバイクの量も少ない。もうカバ昨日、じゃなかった、最強なのである。

 

 

鉄橋を渡ると間もなく目的地の上道志地区に入る。

 

 

まっすぐ行くと富士吉田および山中湖、右に行くと詐欺じゃなくて都留だ。見ての通り。

 

 

と、キャンプ場へ行くその前にお決まりの道の駅道志へ立ち寄る。

 

 

平日なので駐車場もお店の中もニシキヘビ、じゃなかった、ガラガラだ。

 

 

娘が楽しみにしていた露店の冷やしキュウリ屋さんなども平日なので全く出ていなかった。残念、無念、僕イケメン。

 

 

アイスクリームと木こりのローソクを買ってキャンプ場を目指す。いよいよだ、気を抜くなよ。

 

 

すっかり川幅が狭くなった道志川の橋を渡ると案内板が見える。もう、気分はカバ教頭、じゃなかった、最高潮だ。

 

 

雰囲気が出てきた。ワクワク、ドキドキ。このあと、右側の崖から車ごと落ちてしまった。嘘だ。

 

 

ドーン!ついに到着だ。大好きな、とやの沢オートキャンプ場である。

 

受付を済ませ2泊分の料金を支払うと、今回テントを張るサイトを案内された。

 


我々のサイトは26番

 

 

ドーン!

そこはグループキャンプもできる非常に広いサイトを独り占め、しかも綺麗な小川沿いにあり、すぐに降りていけるアプローチ付きである。スーパー超ラッキー池田なのだ。

 

 

動きの悪い家族に激怒しながら大汗を掻いて急ぎテントを立てた。色鮮やか過ぎて少し気持ちの悪い毛虫くんもお出迎え。二泊三日、よろしくね!

 

 

あまりに広いので、予定になかったタープも張った。それでも持て余す広さである。キャンプにはセットで楽しい焚火も絶対やるのだが、2年前に余った分を持ってきた薪の量だけじゃちょっと足りない気がする。なので来る途中にひっそり営む薪屋さんがあったので行ってみることにした。

 

 

おお!これまたラッキーだ。薪が箱でこの値段は破格である。迷わずナラ薪700円也を購入。しかしこれが後で非常に困ったことになるのだが、この時はそんな事知る由もない、浮かれきった私なのであった。ヒャッホイ。

 

 

サイトに戻った。テントの奥に見えるのは自作の棚と自作のテーブル。幕は10年以上使っているベテラン選手だが今も現役、全く問題なし。

 

 

ハンモックスタンドも自作である。子供たちが小さい頃からずっと遊んできたものだ。その息子と娘はもう高校生と中学生になったのだが今回もこの上で揺られながら良く寝ていた。

 

 

お待たせしましたー、あぜ道カットでお馴染みの、甘栗坊やの斉藤清六が叫び出す、さぁ!お待ちかねの時間の時間がやってまいりました!飲みの時間の時間の時間がやって来たのである!

 

 

なぜキャンプが好きなのか?

それは正々堂々と真っ昼間っからビールをグビグビ飲むことができるからである。それ以上でも、それ以下でもなく、酒は人の上に人を造らないのだ!

ブハーッ!

最強に旨し!

 

 

クーッ!もうたまらない!始めるか!

 

 

明るいうちから焚火開始だ。

 

 

2年間乾燥させた我が家の庭にあるシマトネリコの枝も燃やす。

 

 

道の駅で買ってきた木こりのローソクもお楽しみだ。

 

 

そしてさっき買ってきたナラ薪は乾燥していないからなのか、火中にくべても全く燃えることはなかった。これは来年まで乾燥させることに即決定。あばよ。

 

 

ハンモックに寝そべり、道志の森とゆらり一体になる。

 

 

最高だ。

 

 

来てよかった。

 

続きは次回。

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

これだからキャンプはやめられない。

 

来年もまた来れますようにと祈りながら

 

やっぱり今宵も

 

キンキンに冷えたビールで

 

乾杯ッ!

 

なのである。

 

ムフフフフ。