【昨日のビール】
ロング缶:2本
芋焼酎ロック:5杯
【昨日の実績】
自転車:×
筋トレ:〇
お菓子断ち:〇
昨晩は自転車に乗らない分、筋トレを頑張った。喉から手が出るほど欲しかったポテチも我慢した。忍耐のその先に何があるのか?簡単である。ビールに決まっている。
グヒヒ。
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前回からの続きである。
2024年4月6日の土曜日。
娘のマウンテンバイクを借りてポタリングしながらやって来た京王高尾山口駅。
前年の9月に自転車で高尾山の麓までやって来て、そのまま高尾山頂まで登山してしまおうという計画を立てた。しかし、9月の暑さと体力の無さからくる限界感が私の中を支配してしまった。高尾山登頂までの夢は断念、昼間にダウンしてしまったのだ。世界はこれをマウンテンバイクでダウン昼(ダウンヒル)と呼ぶ。ヒルクライムではないので間違えないように。
前回に続き、グヒヒ。
高尾山への登頂ルートは大きく7つあり、各コースの距離と所要時間を事前に調べておいた。
1号路( 登り約100分 下り約80分)3.8Km
2号路( 一周約40分 )900m
3号路( 登り約60分 下り約50分 )2.4km
4号路( 登り約50分 下り約40分 )1.5km
5号路( 一周約30分 )900m
6号路( 登り約100分 下り約80分 )
稲荷山コース( 登り約100分 下り約80分 )3.1km
1と6号路および稲荷山コース以外はリフトやケーブルカーに乗るコースなのでパス。せっかっくなので登山中級者向けと言われている6号路か稲荷山コースにしようかと迷ったが、帰りは乗ってきたマウンテンバイクを漕いで帰らなくてはならない。果たしてそのような体力が残っているのか一抹の不安があった。
今回は初めてということもあり、リスクを避けて登山初心者向けと言われている1号路を登ることに決めた。所要時間は登りが100分、下りが80分となっている。ん?待てよ。今日は午前中にいろいろと用事があったので、自宅を出たのは14時前だった。ゆっくりポタリングで高尾山の麓までやって来たが登山をしてから家に帰るという時間に余裕はあるのか?単純に計算してみよう。
今、15時20分過ぎである。これから登りで100分かかるとすると、高尾山頂に到着するのは17時、ウーム。そこから80分かけて山を下りると麓に着くのは18時20分か。ムムッ。帰りのサイクリングはトム・クルーズ、あ、ナイトクルーズ、あ、ナイトライドになりそうだ。大丈夫か?まあ、浅川サイクリングロードをゆっくり帰ればイケるか。
今までの人生を基本的に楽観視で過ごしてきた私である。ここでやめるなどと言う選択肢はない。レッツゴー1匹!チョモランマ、あ、高尾山の頂まで、吉幾三!
行くと決めたらロケット砲だ。坂はキツいがズンズン進む。
あたりは癒される景色が豊富である。
斜めになっている地層は断層か?
ヘアピンカーブのようなキツい登山道を突き進む。
進んでいくにつれ、私の体に異変が起き始めた。
しかし、見晴らしの良い景色で気分を紛らわす。
だ、ダメだ。け、傾斜がキツ過ぎる。おそらく斜度87度はあるだろうこの登山道。何が初心者向けだ、足は上がらないのだが息がどんどん上がっていくではないか。ゼェゼェ、ハァハァ、汗が噴き出してくる。クソーッ!ちょっと休むか?いや、私には時間が無い。先を急ぐしかないのだ!
ゲキ坂の途中で出てくる山頂への案内板だけがいくらか気持ちを癒してくれた。
フーッ、おお、景色が良くなってきたぞ。だいぶ登ったな。
ハァハァ。
やった!リフト乗り場だ。帰りはこいつに乗って帰ろう!もう体力的にキツ過ぎる。
一気に傾斜が緩やかになったぞ。人も増えた。
こちらはケーブルカー乗り場だ。
東京中が見渡せる景色。苦労して上って来た甲斐があるのだ。
ムムッ!こ、これがあの噂の高尾山ビアマウントか!そそられる文字が躍っている。90分飲み放題、食べ放題で3900円とはリーズナブルな値段設定ではないか。しかし最終入店時間が15時と早い。早い時間から飲んで帰るのも健康的で良いかもしれないな。
標高がどんどん上がっていく。そろそろ標高8000メートルくらいだろうか。
ここは来る園。あ、サル園だ。
赤いちゃんちゃんこを着たおサルさんが何だかとっても喜んでいる。こっちも嬉しくなってくるぞ。
ウィッキー!
見えづらいが左側の碑には蛸供養碑と書かれている。詳細は帰り路で明らかになることだろう。
フーッ。やっと薬王院入り口まで来たぞ。
殺生禁断。高尾山は宗教的にあらゆる殺生を禁じてきた歴史があり、その結果が豊かな自然を残す現在につながる。
薬王院まであと8分。
ムムッ!分かってはいたが、なんだか嫌な予感がするぞ。
マグマ大使、あ、酒業大使、あ、修行大師。
クソーッ!やっぱりか。108段ある階段を登る男坂である。横に女坂と呼ばれる緩い上り坂もある。ジェンダーレスの現代では怒られそうなネーミングだが、男cornは階段を登るに決まっている。108杯ビールを飲みたいという煩悩を一歩一歩確かめながら登るのだ。
よっしゃー!ビールのことを考えていたらあっという間に登りきったぞ。こりゃ今夜のビールは最高だ!
またもやムムッ!苦抜け門?
三密とは仏教の教え。身密(行動)、口密(言葉)、意密(心)を正しく整えれば、おのずと心穏やかに過ごせるというものだ。
苦を抜けよう。
苦抜け門の裏側の図。
そこからまた階段である。苦は続く。
54段。
苦抜けたー。
登った先にはお釈迦様の遺骨が納められた仏舎利塔があった。これは自転車でサイクリングをしているときに遠くからでも見える建物だな。
初めて来た場所なので果たしてこの道で頂上まで行けるのか?ちょっと不安になってきた。
おお、大丈夫だった。雰囲気のある世田谷区、あ、杉並木を通る。
やっと着いた。
寺門ジモン、あ、薬王院の山門が見えた。
表から見た左側に立つ仁王様。
右側の仁王様、どちらも口を開けている。
こちらは門をくぐった側に立っている仁王様。
こちらは左右とも口を結んでいる。
ズンズン進むと今度は仁王門が見えてきた。ややこしいが。
こちらは朱色の口を結んだ仁王様。
開口の仁王様だ。
門をくぐる。
やっと着いた薬王院御本堂。しかし拙者、先を急がねばならぬ。許しておくんなまし。
本堂の写真だけ撮ったら裏の階段を一気に駆け上がる。
ヒーッ!また階段だ。どれだけ登ればよいのだ?
これが御本社。
華美な装飾に目を奪われるが、力ずくで奪い返す。目指すは頂上なのだ、急げ!
湿地帯なのか、ウッドデッキの上を歩く。
山頂まであとちょっとだ。たぶん。
おお、ここは見覚えがあるぞ。大きなトイレだ。今の私には用のない場所である。必要な人は行っといれ。
景色が開けてきた。
つ、ついに来たか。
日本一の富士山頂。
あ、高尾山だった。
あれ?時間は登り始めからちょうど1時間だ。予定は100分だったが40分も短縮できたではないか。ちょっと拍子抜けした。いや、さすが私なのだ。自転車で鍛えた太ももが結果を出してくれたのだな。ありがとう、モモちゃん。これからもよろしくね。
しかしこの時点で両脚はかなり疲労がたまってるようだ。とりあえず頂上まで上り詰めた達成感を味わって帰るとしよう。
前回、高尾山に登ったのは2018年の夏だったので約6年ぶりの登山となった。嬉しいので写真を撮りまくってしまった。なのでまだまだ写真が余っているぞ。このまま記事にすると長くなりすぎるので、続きは次回に譲ろう。
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昨日の晩酌。
ブリ依存症の私はブリを買うためなら犯罪だって犯す。それくらい大好きな刺身だ。ブリがやめられずに人間をやめるかもしれない。
実は高尾山登山の帰りに角上魚類へ寄っていた。訳あって食べ損ねていたビッグアジフライ。直径4メートルはある。
家族は餃子がいいと言った。
しめじのバター醤油炒め。これも最高に旨し。
本日もお豆腐さま。
揃いましたなアテの衆。
長いブログにお付き合いいただき感謝、感激、雨、あらヨット。
この日の写真は残すところあと2千枚はある。
高尾山登山シリーズブログは今年いっぱい続くこと間違いなし。
ビールをこよなく愛する皆さま。
気長に行こうではありませんか。
であるからして
今宵もやっぱり
冷たいビールで
乾杯ッ!
なのである。
ムフフフフ。
この肉厚具合のブリ、伝われば幸いである。
グヒヒ。