【昨日のビール】

ロング缶:2本

レギュラー缶:1本

芋焼酎ロック:4杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

お菓子断ち:〇

 

昨日は訳あってよく飲んだ。いや、昨日も、であった。

あ、毎日だ。

気にしないでおこう。

 

 

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まだ20代から30代半ばまでの頃、私は小売業を営む小さな店で働いていた。そこで繰り広げられた激烈オモシロ話は以下に書いた。

グヒヒ。

 

 

その店は対面で一般のお客さんにも店頭販売していたし、業者を相手にした配達も行っていた。その中には新宿や渋谷、池袋などにチェーン店を持つ結構大きな居酒屋さんなどもあり、新規で出店する時などはお祝いで飲みに行くことも多々あった。

 

ある時、そのチェーン店が新宿に新しく店を出すことになり、オープン前のレセプションに参加することになった。関係者が集まり、その店のいわば開店直前の店舗リハーサルのようなものである。注文してどれくらいの時間で飲み物や食べ物が出てくるか?とか、従業員の接客の態度はどうか?などと言うことを評価して経営者にフィードバックすることが多かった。こんなことを書くと非常にマジメな仕事のような感じだが、私にとっては間違いなく旨い酒をたらふく飲んで美味しいものを食べまくる楽しい飲み会ということに違いはなかった。

 

そんなレセプションには、だいたい私の上司と、一緒に働いている仲間が参加するのだが、都合で人数が少ない時もある。そんな時は上司から友達も呼んで良いという指令が出ることもあった。新宿の店がオープンする時はまさしく参加人数が少ない会だったので職場の仲間が女の子の友達を呼んでくることになった。

 

我々は早い時間から新規オープンのお店に行って、経営者である社長さんに祝儀を渡し、お祝いなどを申し述べると席に案内してもらう。一緒に来るはずの女の子は仕事終りが間に合わず、30分ほど遅れて来るということだった。

 

我々はもちろん大量の生ビールと、いろんな料理を注文した。そしてその店の雰囲気や接客状況などを確認していると、遅れていた女の子がやっと到着してきた。見るからに派手な感じで、俗にいうギャルという名にふさわしい見てくれの女の子である。

 

私達は初めましての挨拶を交わし、一緒の卓を囲んだ。ちょうど私の目の前に座ったのである。私が好きなタイプの女の子は清楚な見た目でキリリとした頭の良さそうな顔、ツンツンとしたイメージにヤラれる方だったので、目の前に現れたギャルは綺麗な顔をしているのだが私の好みではなかった。

 

女性が参加して一気に場も盛り上がり、お酒も進んで楽しい会になった。どういうきっかけだったかは思い出せないが、なぜか私はそのギャルと連絡先を交換していた。

ヤルネ。

 

ショートメールでやり取りを幾度かしていると、そのうち電話で話すようになった。その電話が深夜まで及ぶような長電話になり、自然と二人でご飯を食べに行こうという話になる。

 

初デートの日はまだ寒さも残る3月の末。仕事が終わると超特急で下北沢に待ち合わせ、居酒屋でお酒を飲んでカラオケボックスに移動した。楽しい時間を過ごしたあと別れの時は「また会おう」という約束を交わし、次の休みの日にドライブに行く約束をした。私は全く好みではないタイプのギャルに恋心を抱いたのだ。

 

あとで聞いたのだが、そのギャルも私のことは「無いな」と思っていたらしい。彼女の好みのタイプこそ聞かなかったが、私の見た目はギャル界隈でウケるような容姿ではなかったようだ。しかし、そんな二人が不思議なもので、いつしか付き合うようになったのである。お互い独り暮らしだった二人は家を行き来する仲になっていった。

 

 

 

当時の私は仕事でお酒を飲む機会が多く、しかも大量に飲む。若い私は自分の許容量なども分からずバカ飲みをするので、失敗もたくさんした。飲み潰れて丸太ん棒のようになり、連れて帰るのに苦労するようなことが多発。飲んでいる最中のことも記憶から全く抜け落ちて、相手に失礼なことをしていた、などと言う話を翌日聞いた。謝罪しながら自己嫌悪に陥ることもしばしばだったが、反省はしていなかった、、、

 

ギャルと付き合い始めて半年が経った頃、そのようにお酒で失敗することがしょっちゅう続いた。しかも悪化傾向にあるのだ。ついに私は愛想をつかされた。酒の失敗ばかりではなかっただろう。いろいろな思いが募ったギャルから別れ話を切り出されたのだ。

 

「悪かった、今日から酒をやめる!」とは絶対に言えない私は、とにかく謝って謝って謝り倒した。しかしギャルの考えは変わることがなさそうである。1時間、2時間、いや、もっと長い時間話しをしただろうか。説得が功を奏すタイミングはついぞ訪れず「諦める」という選択肢しか私には残されなかった。私は吹っ切れた。どうやっても埒があかない状況に「諦め」という選択を取ったのである。それしか選べないのだが、、、

 

そしてそのギャルとの別れを決意し、静かにその旨をそっと伝えた。

 

「分かった。俺が悪い。もうダメだね。別れよう。」

 

お互いの家に荷物などを置き合うくらいの仲だったので、私の部屋にもそのギャルの荷物がいくつかあった。私はその荷物が入るくらいのバックを探そうと押し入れに顔を突っ込んでゴソゴソしていると、後ろで泣いているギャルの嗚咽する声が聞こえた。それは明らかに今までと違う泣き方で、鬼気迫るというと言い方が悪いが、堰を切ったように涙を流している様子がうかがえた。

 

C「大丈夫?どうしたの?」

 

ギャルは何も言わずに、ただただ泣いている。どうすることもできない私はギャルの前に座って落ち着くのを待った。

 

長い時間待った気がする。ギャルがゆっくりと口を開いた。そして思いがけない言葉を口にしたのだ。

 

ギ「こんなことになるために今日ここに来たんじゃないよ」

 

C「ん?」

 

私はその言葉が何を意味しているのか全く分からなかった。ない頭をフル回転させて、ギャルが何を言っているのか考えに考えまくった。そして考えた末、ある仮説がキラリと頭をよぎったのである。

 

えっ?

まさか?

 

お、おお!

そうか!

 

私は意を決して、こう言った。

 

C「結婚しよう!俺と結婚してくれ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

19年前の昨日、私とギャルはハワイで二人きりの結婚式を挙げた。付き合い始めて6か月のスピード婚だったのだが、周りのいろんな声をよそに今でも無事、仲の良い?夫婦のままでいるようである。

 

昨日はそんな、メデタイ日だったのだ。

 

 

※プロポーズした日の想い出は私の勝手な印象が強いため、妻は私と全く違う内容としてその日を記憶しているようである。

人間だもの。

 

 

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昨日の晩酌。

 

 

 

常備したまま忘れられていたサバの塩焼きを食べた。大好物なのである!旨し。

 

 

マカロニサラダを作った。みんな大好き。旨し。

 

 

ギャルだった妻が作った中華風春雨サラダが残っていた。旨し。

 

 

野菜も食べよう。

 

 

家族にはカレーを振舞った。水分がちょっと多かったが気にしない。旨し。

 

 

揃いましたなアテの衆。

 

今日はメデタイ日だ。

 

飲もうではないか。

 

今度は息子が高熱を出した。

 

インフルエンザが流行っているようなので心配である。

 

たまたま今日は休みだった、とっくにギャルを卒業し今ではエレガント?な妻が息子を病院に連れて行った。

 

週末は公式戦なのだが、、、

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

本日は華の金曜日。

 

何はともあれ今宵もやっぱり

 

冷たいビールで

 

乾杯っ!

 

なのである。

ムフフフフ。

 

 

昨晩の記念日、妻はお気に入りのコレを飲んでいた。

グフフフフ。