【昨日のビール】

ロング缶:2本

芋焼酎ロック:5杯

 

【昨日の実績】

自転車:×

お菓子断ち:◯

 

昨晩はビールを飲み干した後に芋焼酎の白霧島をグビグビと進めた。そうなると、どうしても何か食べたくなるのだが酔っていながらも理性が働いたようだ。ここはじっと我慢の大五郎、デッカイシアワセ4ℓはオレとオマエの焼酎だ!お菓子を我慢すれば翌朝の後悔も半減するぞ!そう言い聞かせ、清く正しいキッチンドリンカーに変身。せっせと食器洗いおよび明日の朝食用味噌汁を作ってお菓子断ちは大成功となった。

ヤルネ。

 

 

 

 

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昨年末からの禁酒ネタが続く。

ここ最近、喉の違和感や、つかえ感、突然の咳、声のかすれが気になっていた私。好きだったミュージシャンであるチバユウスケ氏が食道がんで亡くなったことを知り、食道がんについていろいろ調べると私の最近の症状がまさしくそれに当てはまるではないか。非常に不安になってしまい、意を決してかかりつけの病院を受診したところ胃カメラを飲むことになった。約1か月の禁酒劇場が始まったのである。紆余曲折しながらもとりあえず禁酒期間を終えてカメラを飲んだ結果は昨日のブログに書いた。

 

 

実は最初に受診した際、胃カメラを飲むということの他にもいろいろと指示が出ていた。その中の一つに呼吸器科の専門医を受診すること、というものがあった。喉の違和感や咳、声のかすれとなると気管支や肺の病気の疑いもあるというのである。

 

そのことを受け受診した翌日にあたる12月の19日、自宅近所にある呼吸器科をネットで調べてみた。これが意外にもみつからず、電車で3駅となりの街に1つの呼吸器科を見つけた。2名の専門医がおり、なかなかの名医のようなことが口コミに書かれていた。さっそく電話をしてみる。

 

電話口に出た受付の女性に現在の症状と、内科の医者から呼吸器科を受診するように言われたことを伝えると、ちょっと困った様子の声になってしまった。私が急いで受診したいというと最短でも年が明けた1月の中旬になるというのだ。さすが名医、すでに1か月先まで予約がいっぱいということである。

 

「分かりました。ちょっと検討します。」

 

そう言って電話を切った。1か月先になると胃カメラの方が先になってしまうではないか。私は呼吸器の専門医院から検索条件を緩めて呼吸器も診察できる内科として探してみた。すると、我が家から徒歩5分の場所にあるではないか。灯台本居宣長、あ、灯台もと暗しなのである。そこは予約制ではなく並んだ順番で受診するシステムなので問題なさそうである。その週の金曜日に午後休暇を取って訪れることに決めた。

 

そして話は飛んでさっそく受診日当日。午後の診察は14時からというその病院は雑居ビルの2階にある。13時35分に到着すると、すでに5人ほど並んでいたので驚いた。そういえば今は年末である。みんな考えることは一緒で年内にいろいろ診てもらいたいのだろう。病院前のエレベーターホールに並べられた椅子に座って待つことにした。どんどんと患者が集まってきているが、13時55分になってもカーテンは閉められたまま、14時ぴったりになってやっとドアが開いた。

 

すでに15名ほどの患者が待合室に座るため、順番に並んでいる。私は5番目でラッキーだったのだ。受付で番号札を貰うと、初めての受診なので問診票にいろいろな情報を書くように言われた。症状と、他の病院から呼吸器科で看てもらうように言われたことなどを書き終えると受付の女性に渡した。医師は一人で診ているようで、待合室での時間も結構かかるようだ。スマートフォンを取り出して皆様のブログなどを読みながら30分ほど待っただろうか。やっと私の番号が呼ばれたので診察室へレッツゴー一匹なのである。ドキドキ。

 

物腰の柔らかい優しそうな医師は私と同年代とみた。タメだな。私はそのタメ先生に喉のつかえ、違和感、咳、声のかすれが顕著な事と、年明けに胃カメラを飲むが、その前に呼吸器科を受診するよう言われたことなどを伝えた。ゆっくりと頷きながら私の話を聞き終えたタメ先生は、私の喉を見るために、食べ終わったガリガリ君の棒のようなものとライトを持って口を開けるようにと優しく言った。

 

「あーん」

 

声を出すように言われたのでそう言いながら口を開けると、すぐに「いいですよ」と言ってタメ先生は口を閉じるよう促した。

 

「分かりました。では胸のレントゲンを撮るのと、呼吸器の炎症が無いか検査しましょう」

 

喉の見た目は問題なさそうだった。別室に連れていかれて、まずはレントゲンを撮る。ぽっちゃりで気合の入った角刈りのような頭をした私よりも10歳は先輩に見える看護婦先輩がいろいろと説明してくれた。反射板のような板に胸をピッタリつけて、あごを専用の受け皿に乗せるように言われた。すると先ほどのタメ先生がスーッとやって来てパチリと撮影するとすぐに戻って行った。

 

次は角刈り先輩が何やら変わった道具を持ってきた。子供の頃、駄菓子屋やお祭りの屋台で売っていたL字型のパイプの先がバスケットゴールのようになっていて、その中に入った小さなピンポン玉を息を吹きながら浮かせて遊ぶような、そんなシステムの検査機械である。

 

パイプの先が透明なガラスでできた筒になっていて、その筒に上限と下限を示す2本の線が引いてある。その中にあるピンポン玉をフーッと息で吹いて浮き上ががらせ、上限の線と下限の線のちょうど中間あたりにピンポン玉を保つようにしなくてはならないのだ。そうしている間にパイプに仕組まれたセンサーのようなものが私の息に含まれた呼吸器官の炎症で出てくる物質を測定するようである。

 

「もうちょっと吹いて、あ、もう少し緩めてー、そうそう、上手だよー」

 

角刈り先輩は私が吹くピンポン玉をみながら運動会の応援のようにナビゲーションしてくれる様子がおかしかった。

 

「はい、いいですよー」

 

デジタルで表示された数値は「24」となっていた。

 

「だいたい20前後が標準と言われています。ではここで少し待って、呼ばれたら診察室に来てくださいね」

 

テキパキと説明してくれた角刈り先輩はすぐにいなくなった。

 

5分ほど待っていると名前を呼ばれたので診察室に戻った。簡易裁判所の判決を聞きに行くような、そんな気分である。

 

診察室では私のレントゲン写真がモニタに映し出されており、それをじっくり見ている後ろ姿のタメ先生が見えた。

 

「お疲れさまでした。レントゲンを見る限り、影など怪しいものは見当たらないですね。大丈夫ですよ」

 

そう言った。よかった。まずは第一段階クリアである。緊張が解けた次の瞬間、タメ先生が息をのむように突然叫んだ。

 

「あっ!違う!」

 

えっ?な、なんだ?先生は何を驚いているのだ?

私は不安になって黙り込み、じっとタメ先生の口から出る次の言葉を待った。

 

「これ、前の人のレントゲン写真でした。cornさんのはこっちです。すみません。」

 

そう言って、レントゲン写真をパチリと映し替えた。

フーッ、なんだよ。驚かせるなよ。

 

「写真は違いますが、正常なのは同じです。特に異常は見られません。そして、呼吸器系の炎症ですが、数値が24と出ています。20が正常値なので、軽い喘息症状が出ていますね。胃カメラは飲んでいいと思いますが、今回の喉の違和感はこれが原因だと思いますよ」

 

エーッ?

そうなんだ!

やった!

やったぞ!

無罪だ!

最高裁を前に、まずは簡易裁判所で無罪を勝ち取ったぞ!

 

「抗生物質と吸入器を出しますのでこれで様子を見てください」

 

タメ先生は優しくそう言って閉廷を宣言した。

 

そういえば、ここ3年ほど秋口から冬にかけて気管支炎のような症状が出ているのを思い出した。今回の症状もそれからくるものだったのだろうか。加えて今年はロードバイクにも乗りはじめた。運転中の姿勢は前傾姿勢が尋常ではなく、慣れない姿勢からくる肩こりで喉にも負担をかけたのか。はたまた変態パパ活動による坂登りやハイペース長距離サイクリングによって息が上がってしまい、冷たく乾いた空気をゼイゼイと長時間吸っているうちに気管支を痛めてしまったのだろうか。

 

どちらにせよ、胃カメラを飲むという最高裁判所での判決を前に幸先の良いスタートを切れたのではないか。

グヒヒ。

これはもう「ビールをたくさん飲んでもいいよ」といわれているようなものだろう。精神的なアルコール禁断症状に見舞われていた私は、そのように過大解釈をして、胃カメラによる食道がんの判定まで禁酒しなくてはいけないという条件のハードルを一気に下げてしまったのだ。

人間だもの。

 

呼吸器科でもらった薬を飲み始めると、喉の違和感以外はほぼ治った。しかし喉のつっかえ感は変わらず、また、自転車に乗ると胸が痛くなるという症状がでてきたので、安易に安心はできない状況でもあった。そうは言うが、なんとなく気が楽になった私は必須とされた年末年始の禁酒をコメディチックに劇場化するという暴挙に出ることができたのだ。

 

メシツブ、メシツブ。

 

以上が、禁酒劇場の番外編である。このあとの禁酒劇場は、代理戦争、死闘編、頂上決戦と続くのでお楽しみに!

嘘だが、、、

 

 

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昨日の晩酌。

 

 

ガツを買ってきた。ブラックペッパーでいただく。旨し。

 

 

2枚入りのアジフライを買ってきた。1枚は息子があっという間に食べた。食事の好みも似てきているのでライバルと言ってよいだろう。油断できない。

 

 

豚汁が余っていた。二日目の豚汁ほど旨いものはない。

 

 

お豆腐さま。一丁しかなかったので息子と半分こにして食べた。目を離したすきに盗まれないよう気をつけねば。

息子め。このヤロウ。

 

 

揃いましたなアテの衆。
 

本日は、宿敵かかりつけ医との頂上決戦、死闘編が待っている。

最近血圧が高いので怒られることは必須だろう。そして生活習慣病の状況確認として1か月前に実施した血液検査の結果発表もあるのだ。

病院に行くのは本当に気が進まない、、、

 

ビールをこよなく愛する皆さま

 

まだまだ目が離せない

 

cornの禁酒劇場。

 

あ、劇場は終わったか。

 

かかりつけ医との決戦はどうなったか?

 

華の金曜日も

 

乞うご期待!

 

なのである。

ムフフフフ。