【昨日のビール】

ロング缶:2本

芋焼酎ロック:5杯

 

【昨日の実績】

自転車:◯(17キロ)

お菓子断ち:◯(キムチをたらふく食べた、、、)

 

昨日のお菓子断ちは成功裏に終わった。なぜなら家に残っているお菓子はココナッツサブレの封を切っていないやつが1個のみだからである。家族全員で誰が一番最初に封を切るか、チキンレース状態になっている。息子は普段からお菓子をあまり食べないし、娘も最近食事に気を付けているようでスナック類に手を出さないようにしている。妻も最近ダイエットを開始したようで、今まで我が家にあふれていたお菓子の類がめっきり減ってしまったのだ。

 

毎晩、夕食後にダラダラと芋焼酎のロックを飲む私は、いつも何か食べたくなるので、今までは柿ピーなどをエンドレスでバリボリと食べていた。しかし、先日かかりつけ医から高血圧の薬を変えてもらい心臓病対策をしましょうという方向性にしたにもかかわらず、いっこうに血圧が下がらない。ビビった私はついにお菓子断ちを始めたのである!一昨日はポッキーを多めに食べたのだが、、、

 

前を向いて歩くのだ。

後悔なんてしないぞ!

 

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20223年8月26日の土曜日。

この日もいつもの土曜日と同様、妻は仕事があり息子と娘はそれぞれ部活や習い事に出るので私が食事当番となって、家事オヤジとして立派に家族を送り出した。

 

朝、妻が仕事に出るときに何度も言われたことがある。

「娘が習い事からいつもより早く帰って来るから必ず家にいてね」

というものだった。息子は午前の早い時間に家を出て夕方に帰ってくることが分かっていた。娘は13時すぎに家を出ると言っていた。友達のママが車で送迎してくれるそうである。

 

昼食を済ませた娘が家を出たら、すぐに私も家を出た。買い物に出るためである。なんでも最近息子の自転車のブレーキがおかしいというのだ。先日、息子が自転車で江の島まで行ったのだが、帰りにパンクしてしまい、車で迎えに行った。

 

 

その際、家族全員で迎えに行ったため、車の中の居住スペースを保つために息子の自転車の前輪を外してトランクルームに入れたのだ。そのままワイワイガヤガヤと帰宅するのだが、駐車場から自宅まで少し距離があるので息子の自転車を組み立てようした。組み立てようとしたのだが、遅い時間で辺りはすでに真っ暗になっており、私は慣れない前輪取り付けを行うのだがなかなかうまくいかなかった。息子の自転車はディスクブレーキなのだが、そんなことは全く忘れていてちから任せにガンガンと前輪を取り付けた。それがいけなかったらしい。ディスクが曲がったようで、前輪を空回りさせるとブレーキもかけていないのに止まってしまうようになったのだ。

 

そのような申告を息子から受けた私はとりあえずディスク交換の手順を調べるのだが、工具さえあれば意外と簡単にできるようである。

 

という訳で、私は新品のディスクと工具を買いに愛ロードバイクのジョニーくんに跨り、家を飛び出したのだ。

 

まずは行きつけの自転車屋に行ってディスクが売っているのか市場調査した。商品としては陳列されていなかったが奥の倉庫にはたくさんあるようで、事情を話すと店主はいろいろと親切に教えてくれた。とりあえず実車を見たらディスクの種類がすぐわかると言うが、息子は出かけており実車はなく、ディスク交換は自分でやりたいので情報を収集した私は満足して店を後にした。次は息子が自転車を購入した店に向かった。

 

目的の店に到着するとジョニーくんをサイクルスタンドに引っ掛けてすぐに店内に入った。店員がすぐに寄ってきて何を買いに来たのか質問されたので、同様に事情を話すと、息子の過去データを見てすぐにディスクを選んでくれるではないか。しかも1000円ちょっとという非常にお手頃価格である。ディスクは消耗品なのでこんなものだと教えてくれた。あとは交換方法のコツなども教えてくれたので私としては問題なしである。お次は工具の購入だ。ディスク取り付けにはトルクスネジという特殊なネジが使われているので専用工具が必要なのだ。

 

 

もの凄く心配だが、街の駐輪場にジョニーをとめる。地球ロックとワイヤーロックの二重ロックをかけて行った。周りを見たがロードバイクを止めている人は誰もいなさそうである、、、実際、入門モデルのロードバイクなので盗まれる可能性はかなり低いのだが、心配なものは心配なものである。


 

ジョニーくんにしばしの別れを告げたしがないサラリーマンである私。まずは100円ショップに工具があるのではないか?と比較的大きなダイソーへと向かうのであった。

 

何度も訪れたことのある店内をスタスタと目的のものが売られているコーナーに向かう。DIY関連の商品が並んでいる一角で目的の工具がないか凝視するのだがこれがなかなか見つからない。一通りぐるっと回ってみたが売られていないという判断を下して、壊れていたドリンクホルダーと六角レンチのセットを手に取りセルフレジで会計を済ませたのであった。

 

ダイソーを出ると、来る途中に目に入った気になる場所へと自然と足が向かう私なのである。5分ほど歩いてその場所へ到着した私はすぐに中へ入り、順番待ちの列に並んだ。3番目である。暑い日差しを遮るものはテントだけであり、中はサーキュレーターで風を回している程度の空調しかないその場所で順番が来るのを待った。街中に出ている献血バスの前にあるイスに座って。

 

そう、気になる場所とは献血コーナーのことだったのだ。お菓子断ちできずに毎日バリボリとスナック菓子を食べ続けている私。体を動かしているから大丈夫だろうと勝手にタカをくくっていたのだが、やはり心配である。ちょうど目に入った献血コーナーで献血を行い、世のため人のためとなりながらも自分のヘルスチェックを兼ねるというwin・winの関係構築を成し遂げるのだ!

 

受付で呼ばれると献血カードを渡し、過去の情報を確認してもらったら医師の問診を受けたあとに、諸々の情報登録をするそうだ。この日、開始から終了までおおおそ1時間程度かかるという案内を受けた。時計を見ると15時過ぎ。このあと、特に何も予定が無いので余裕であることを確認し、私は献血までの時間を過ごした。

 

15分ほど経っただろうか。私はあることを思い出して焦るのである。そういえば、娘が習い事から帰って来るので家にいなくてはいけなかったのだ。妻に口を酸っぱくして言われていた。しかし、娘はもう中学生である。家にいなくてもちゃんと帰宅できるだろう。まして友達のママに車で送迎してもらうのだ。心配ないと思いながらも一応不安要素を払拭すべくLINEだけはしておくことにした。

 

「家の鍵持ってる?」

 

これがないと話にならない。

すると、しばらくして返事があった。

 

「持ってないよ」

 

な、ナニッ!?


一気に計算が狂った。

私は献血に向けて順調に前へ進んでいる。

いろいろな手続きを済ませており、今さら「今日はヤメておきます」とは言えない段階に入っているのだ。

落ち着け、落ち着くんだ。

そうだ!息子だ!

息子が家に帰っているのではないか?

息子に家にいてもらって娘を迎えてもらえば全く問題ないではないか。

私は急ぎ不安になりながらも息子にLINEすることにした。

 

いや、待てよ。

息子は大丈夫か?

まずは第一段階の確認をした。

 

「家の鍵持ってる?」

 

心配事の最重要課題を確認しなくてはならない。

 

「持ってるよ」

 

すぐに返事があった。

おぉ、良かった。

私は頭の中の計画を実行するため、息子に依頼事項をLINEで伝えることにした。

娘が帰ってくる時間に家にいて欲しいという内容をフリック入力すると、最悪の返事が返ってきた。

 

「もうとっくに家を出た。これから友達とカラオケに行ってくるね♡」

 

おい!待て!

私の心配をよそに、息子は終盤に差し掛かった夏休みを満喫しようとしているのである。

そんなこと、断じて許されない!

娘が家の鍵を持たないまま友達のママに車で送ってもらい帰ってくるのである。

私がいる場所まで、頑張って歩いたとしても1時間弱はかかるのだ。

私は鼻息を荒くしながら息子の居場所を確かめるためにGPSアプリを立ち上げた。

すると、ラッキーなことに娘の習い事がある場所にかなり近い場所に息子のアイコンがあるではないか!

急いで息子にLINEを入れる。

 

C「もうカラオケBOXに入った?」

 

息「まだだよ」

 

C「悪い、妹ちゃんに家の鍵を届けて!」

 

息「今から?俺が?」

 

C「頼む!」

 

息「どうやっても断れないんでしょ?わかったよ」

 

おぉ!愛しの息子!ありがとう!!

 

GPSアプリの画面を見ているとゆっくり動き出した息子のアイコンが娘のアイコンに近づいていくの見て取れた。


良かった。

しばらくして二人のアイコンが重なった後に娘からLINEが入ってきた。

 

「お兄ちゃんから家の鍵貰ったよ!」

 

おぉ!一件落着である。

息子!ありがとう!!

娘!良かったね!

 

緊迫の状況から解放された私は、スッと力強く立ち上がり、キリリと前を見据え、この世の中で困っている人たちのお役に立つために、程よく冷房の効いた献血バスの中にズンズンと入って行くのであった。

 

メデタシメデタシ。

 

 

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その日の晩酌。

 

 

スーパーで刺身三点盛りが割引されていたので買った。全部旨かった。

 

 

アジフライも購入。レンジで温め過ぎたので「ポンッ」と爆発した形跡が画像右側に確認できる。味に影響なし。旨し。

 

 

翌日、息子が大事な試合なので息子の勝負メシだそうである豚汁を作ってほしいというリクエストがあった。献血からの帰りに食材を購入して一気に作った。私は食べていないが旨かったという声があちこちから聞こえてきた。グヒヒ。

 

 

忘れてはならないお豆腐さま。

 

 

明日は大事な試合なので息子には「カツ」も買ってきた。

 

 

揃いましたなアテの衆。


ダイソーに無かった特殊工具は、献血を済ませてから向かったホームセンターに売られていた。良かったのだ。ディスクは昨日、無事に交換して息子のクロスバイクは快調になり、不安要素はなくなった。


無くなったのだが、その他に大きな不安要素が残る。

この時期ヤンチャな子供がいる、どこのお宅でも大騒ぎになる要素。

そう、夏休みの宿題の進捗状況だ。

2人とも中学生と高校生なので、もう私は関与しないのだ。


関与しないのだが、ありがたい言葉を一言だけ言っておこう。


耳をかっぽじいてよくきくが良い!子供達よ!


いいか?

いくぞ!


「関与しないが、宿題はちゃんとやらんとアカンよ


「。。。」


今日も暑いが、寒くなってしまった。

好都合である!


ビールをこよなく愛する皆さま。


暑かろうが、寒かろうが関係ない。


やっぱり今宵も


冷たいビールで


乾杯っ!


なのである。

ムフフフフ。