【昨日のビール】
中ジョッキ:7杯
大瓶:2本
ロング缶:1本
テレワークを定時で終わらせると速攻で片付けた。出かける準備だ。今日は初夏の陽気らしいので半袖のTシャツにジャケットを羽織る。先日購入したばかりのスニーカーを履いて玄関のドアに手をのばすと背中の方から3人の声が一斉に響いた。妻、息子、娘の声だ。
何を言っているのかよく聞き取れなかったが3人の声が揃った時にやっとその意味を理解した。
「今日は帰りに転んで怪我しないでねっ〜〜!」
優しく家族に見送られて家を飛び出したのだ。
先日、泥酔して帰宅する途中に転んでしまい、顔にadidasの刺青が入った話はここに書いた。
颯爽と駅に向かい電車に乗り込む。通勤ラッシュと反対方向なので、混雑していないと踏んでいた予想は見事に外れた。早い時間だったので学生などもいて意外と人が多いのだ。
それでも前方の車両は座席がチラホラ空いていたので座る事ができた。すぐに目を閉じて瞑想に入る。あっという間に夢を見始めた。内容は覚えていないが、変な夢だったことは確かだ。電車を降りると何年振りだろうか、巨大な人混みの中にゴクリとのみ込まれた。
ここは昔、しょんべん横丁と言われていた飲み屋街。若い頃何度か飲んだことがあるが、その当時はまだまだ昭和の雰囲気を色濃く残していた。今はどうなっているのか、しかし覗いてみることはしなかった。
やってきました。今宵の酒場は新宿。
同郷の友人T川氏と、もう1人中学の同級生でコロナ前まではよく飲みに行っていた友人、ここではK段氏と呼ぶが、その友人と3人で飲むのだ。K段氏の名前の由来は九段下で電車を乗り換えるから。なので、そのように呼ばせてもらう。
乾杯まで少し時間があったので久しぶりに新宿の雑踏にゆっくり紛れ込んだ。
じぇ〜あ〜るぅ〜しんじゅく〜駅の〜東口〜♪
である。なんだか広場は工事中だったので駅ビルをパチリ。人が多いので、カメラを向けるのがはばかられる。
振り返るとアルタが見える。お昼休みはウキウキウォッチング♪
東京に来てすぐの頃は、ここで「笑っていいとも!」をやっているんだな、となんとなくウキウキしたのをよく覚えている。今でも「新宿に来たな〜」と思ってしまう場所だ。
アルタの横には昔なかった電光掲示板が大声で何か喋っている。猫が飛び出す動画をYouTubeで見た3Dの大形LEDだ。ちょっと動画を撮ってみた。
残念ながら何も飛び出さなかったが、これを撮る前はなんとなく飛び出ていたような気がする。
華金の新宿に賑やかさが戻っている。外国人観光客も大勢目につく。
おっと!本日の酒場がある街、歌舞伎町だ。コロナで騒がしくなる直前に飲みにきた以来なので約3年ぶりか。
定番のドンキホーテも煌々と光り輝く。
パトカーが停まって監視している巨大な交差点を渡るとGoogleさんが本日の酒場はこの辺りだと教えてくれた。
しかしなかなか店が見つからず、さくら通りで迷ってしまった。
わかりづらいが写真の右側、交差点付近には警察と地元の人が連携した自警団のような人たちが鋭い目つきで道ゆく人を睨んでいた。
やっと見つけた今宵の酒場。実は私、その店が入っている雑居ビルの目の前をウロチョロしていたのである。まさしく酒場放浪だ。
小さなエレベーターに入り5階のボタンを押した。
店内は少し暗い雰囲気の焼き鳥屋で、店員さんはすべて外国人の女性だ。席に通されるとT川氏がニッコリ出迎えてくれた。なんだか隔週で飲んでいるような気もするが「久しぶり」という挨拶は欠かさない。お互い苦笑いである。
K段氏は10分ほど遅れるという連絡があったので先に始めることにした。華の金曜日なので店の人に予約した時間はきっちり守るように言われていたからだ。
どーん!もちろん生ビール。
今宵のお供はプレミアムではないモルツ。思い出深い旨いビールの味だ。
乾杯っ!
ブハーッ!
この一瞬をずーっと、待っていたんだぜ!
最強!
K段氏が来る前にあらかたつまみを頼んでおくことにした。だんだんと店内が賑やかになって来たので、頼んでから料理が出てくるまでに時間がかかる予感がするのだ。
タコワサと鶏皮ポン酢。酒飲みには堪らない!
クーッ!旨いっ!
冷やしトマト。程よく熟して旨し!
揚げすぎのようで、歯が折れるのでは?と思うくらいに硬かった唐揚げ。しかし美味しかった。
揃いましたな、第一陣のアテの衆。
とりあえずいただきましょう!
なんとこの店、飲み放題、食べ放題の店なのである!素晴らしい!よく見つけた!オレ!
串焼き5本盛りを塩で。旨し。
昔からアオムシ君と呼ばれていたT川氏が必ず頼むキャベツ。九州の焼き鳥屋では必ずお通しで出てくるお代わり自由の定番。そういえばこの店の看板には九州博多焼き鳥の文字があったような、無かったような、、、
薄暗い店の灯り。
完全個室を謳っていたのだが、実際にはロールカーテンで間仕切るシステムだった。気にしない。
そうこうしているうちにやっとK段氏がやって来た。
おーっ!久しぶり〜!
3年ちょっと振りの再会に
乾杯っ!
2杯目でちょっと飲んでいるジョッキをカチンと合わせた。
いや〜、楽しくなって来たぞー!
わざわざお土産まで持って来てくれた。ステキ♡
昔はこんなことができる大人になるなんて想像もできなかった若者だったのだが、、、
中身はホテルオークラのキャラメルサンドクッキーだった。娘が喜んで食べた。
再度、鶏皮ポン酢の登場。
フライドポテトはK段氏のリクエスト。
ナントカ。
とりせんべい。ベロに乗せるとキューっと吸い付くやつだ。昔、想いを寄せていた女の子が一緒に飲んでいる時にやって見せてくれた。思い出すのだ。グフッ。
イカとサーモンと貝のカルパッチョ。旨し!
だし巻き卵。
塩味で注文した焼き鳥がタレ焼きでやってきた。文句など言わない。食べ放題だもんね。
昔話に花が咲き、同窓会をやりたいね、と言う話題から3人の共通の友達に電話する事にした。今、福岡の天神で働く友人で、私とは小学生からの付き合いだ。最後に会ったのは娘が生まれたばかりの時だったので11年ほど前か。電話番号が変わっているかもしれないので、ていねいなショートメッセージを送ってみた。
ここでは彼のことをリー氏と呼ぶ。ラグビー日本代表キャプテンのリーチマイケル氏に風貌がそっくりだからた。メールのやり取りを書く。
C「今3人で飲んでで久しぶりにリーちゃんの声が聞きたくなったのよ。元気?」
リ「すぐに行くから待ってて」
C「歌舞伎町だけど何時頃来れそう?」
リ「昨日、ちょうどプライベートジェットを売ってしまったので1ヶ月後くらい。自転車で行きます」
相変わらずのようだ。涙が出そうになる。
C「ロードマンだよね?自転車は」
リ「今、そっちに向かってるけど、この自転車買ったばっかりの時に誰かが倒してペダルが曲がってしまったから漕ぎにくい〜!」
小学校の時に、当時ロードバイクといえばロードマンしかなかったであろう時代にロードマンをリー氏が買ってもらった。私は羨ましくて乗せてもらうのだが、歩道の縁石にペダルをぶつけてしまったのだ。2人ともその事を覚えていて、大人になっても語り草になっている話題なのだ。
懐かしい声に3人で代わるがわる電話を渡し合う。突如、嬉し楽しい4人のリモート飲みになったのだ。リー氏はまだ仕事中だったのだが、、、
あっという間に楽しい時はすぎ、2時間制の宴は後ろ髪をひかれながらお開きとすることにした。
新宿駅へ3人で向かいながらまた会う約束をする。早い時間ではあるが、この前、飲みすぎて失態を犯したこともあるので、本日はおとなしく、ここでさよならとすることにした。
わけがない。
もちろん2軒目行きましょう!
K段氏は流石に遠いので来れなかったが、我らのホームグラウンド、立川。
流石に新宿と比べると人の数がグッと減るのだが、我々にはそれがちょうど良い。
赤ちょうちんに胸が踊る。しかしこの店ではない。
あっ、見えて来た。我らの酒場。
大衆酒蔵「ふじ」だ。
私は久しぶりの来店。T川氏はしょっちゅう来ている様子だ。
もちろんアカボシ様でお願いします!
さあ、もう一踏ん張り行きましょう!
我が家のような「ふじ」へ無事着いたことに
乾杯っ!
刺し盛り。これが堪らんのですわ。いつ来ても最高で、また来たくなる。
T川氏が日本酒を頼んだが、危ない、危ない。私は先日の失態の原因が日本酒ガブ飲みだった事だと分析しているので絶対に飲まなかった。
その証拠に、この日はきちんと終電の時間を調べてその時間に間に合うように帰宅できたのである。ビールしか飲んでないからな。ヤルネ。
それが普通なのだが、、、
「ふじ」は遅くまでやっているのだが、翌日娘のイベントがあるので粗相はできない。お会計も珍しく記憶に残して終電に間に合う時間に店を出た。
駅でT川氏と別れる。子供のように大きく手を振って別れた。酔っ払いおじさん達はまた次飲もう、と凛々しくアイコンタクトをとったのだった。
珍しく降りる駅を乗り過ごすこともしないで、しっかりと最寄駅に降り立ったcorn。
もちろん帰り道のコンビニで正々堂々と缶ビールにピーナッツ、なぜかレンジでチンのラーメンを忘れずに買って帰ったのは言うまでもない。しかしビールは飲むのは忘れていて、今朝冷蔵庫にキチンと冷やしてあった、、、
在庫してあった発泡酒の方を飲んでるし、やっぱり酔ってたな。人間だもの。
ビールをこよなく愛する皆さま。
しかしやればでぎる。やればできる、cornのハシゴ酒物語だったのだ。
メシツブ、メシツブ。
そして今宵も
乾杯っ!
なのであーる。
ムフフフフ。







































