獣医療と歯科疾患1 | え!犬に鍼灸 !? 

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歯科疾患・・・最近、公私ともに思うところのいっぱいあるテーマなんです。。。

ショボーン

動物達にとって歯周病はほぼ皆がもっています。

人のように口を開けてじっとしていていられないので、動物の歯科処置は全身麻酔をかけることになります。そこで皆さん「えー、じゃあいいわ。怖いから」

となってしまうのです。

また、獣医側も、歯周病がはじまってきてるけどな~、いつのタイミングで歯科処置しよう。。

と悩んでしまうものです。

 

動物達の歯のトラブルはよくある事で。

歯の根っこの感染により、慢性的な副鼻腔炎を起こして常に膿性鼻汁やくしゃみをおこしたり

溜まった膿が皮膚を壊死させて出てきたりします。

これらは抗生物質で一時的には良くなりますが、根本的には悪くなった歯の抜歯です。

 

そこまでいかなくても。。歯周病って痛いです。

動物は野生では弱さを隠すため、歯のトラブルがあっても平気なふりをします。

もしくは食欲に負けて、ガツガツ食べてしまうようです。

それでついつい重要視されないんです。

 

うちの子は年なので麻酔かけてまで処置するのは・・でも、抗生剤を飲み続けるのも。。。

と言う事で、鍼や漢方をしてる子が何件かいます。

一つ一つ、歯と歯茎を触っていくと、びくっと嫌がる。

変なくしゃみをしたり、顔をビクビクっとさせたりするとの事で。

鼻の通りの改善や口腔内の熱を取る鍼をしたり、漢方を処方したりします。

確かに症状は緩和されましたが。。。完全ではないのです。

 

 先日、亡くなった患者さんがいらっしゃいます。。

15歳。立派なお年ではあるのですが。死因は自分で自分の臓器を

攻撃してしまう免疫疾患でした。

免疫の病気は特発的に起こる場合もありますが、二次的に何かの基礎疾患から起こる事もあります。時にそれが歯周病が原因になる事もあるのです。

また、歯周病がベースにあるという事で、使いたいと思う薬が使いづらくなる事もあります。

その子は重度の歯周病を抱えて、東洋医学的な治療をしていました。

もちろん、歯周病だけが全ての原因ではないですし、結果論ですが。

口腔内の問題がクリアに出来ていたら。また違った治療と結果を出せていたのではと思えて

なりませんでした。

 

実際に口腔内が気になりだすのは10歳を超えてからです。

年齢が上がると勿論、麻酔リスクも上がります。

ただ、年齢が高いから麻酔がかけられないわけではありません。

しっかり、麻酔前の検査をして行えば、可能です。

以前、二十歳の子でも全身麻酔して手術をした子がいました。

 

勿論、その後はしっかり家で口腔内のケアをしていただきたいと思います。

動物達の寿命は確実にのびています。

それは、ワクチンの普及や、避妊・去勢手術による生殖器疾患の低下や健康診断による早期発見

等、いろいろな予防医学の進歩だと思います。

その中についつい後回しにしがちの歯科の事も勧めていかなければと思うようになりました。