ふたりニコニコほんわかが生まれる前から
ずーっと書きたかった記事指差しキラキラ

TTTS(双胎間輸血症候群)
についてびっくりマーク

このブログを読んでいる方の中には
TTTSについての情報を探していて
ここにたどり着いた

という方もいると思うので。

せっかくなら、
わたしが体験したことや
先生に聞いたことをまとめようとおもいますびっくりマーク


ただ、
あくまでも素人の書くブログなのと、
たぶんなんですが
TTTSについての話って
病院や先生によっても異なる見解があるのかな
という感じがしています。

なので、
あくまでも情報のひとつとして
お読みいただければと思います知らんぷり電球

 
ちなみに、今回のブログは
MDツインを妊娠している方など
ある程度はTTTSについて
前提を理解している向けの内容ですにっこり気づき

※めちゃくちゃ長いし、
わかりづらい内容なので、
本当に興味がある人以外には
あまりおすすめしません。。泣き笑いアセアセ






まず、
わたしがTTTSを発症するまでの経緯は、

妊娠5ヶ月になるほんの少し前
(15週かなはてなマーク)の検診で
羊水量に若干差があることを指摘され、
そこからは週1〜2回の頻度で検診に。

しばらくは大きく変わりはなく
これくらいの羊水量なら問題ないのかなはてなマーク

と思っていた矢先、

2ヶ月後の23週3日の検診で
羊水量差が広がり、
NSTモニターを実施したところ、
一児(のちの弟)の心拍が速くなり、
臍帯動脈の逆流がみられたため
緊急入院へ。

その後、
TTTSのステージ3であると診断を受けました。



TTTSの手術が受けられる

「国立成育医療センター」に転院。

(気づいていた方も多いと思いますが、

当時「S病院」と記載していたのは

こちらの病院です。

TTTSについては、おそらく日本で一番

見識と実績のある病院だとおもいます。)


そこで、

TTTSではなく、

selectiveIUGR(一児発育不全)である

と診断を受け、


レーザー手術をした場合

発育不全の子(弟)の命は

助からない可能性が高いが、


発育不全のわりには

成長過程は悪くないとのことで、

これ以上状態が悪くなった場合は、

手術ではなく帝王切開をした方が

ふたりとも生存できる可能性は高い

 

ということを明言される。




そしてその後、
selectiveIUGRと診断を受けた
弟の血流異常も自然と改善し、
(改善した理由などは不明です。)

手術も帝王切開もせず、
25週6日に無事に退院。


しかし、、

退院から10日後、27週3日に
地元総合病院での検診の際、
  
もともと羊水量が多かったはずの
兄の羊水量が減り、
一方、selectiveIUGRと診断されていた
弟の羊水量が増え、 
大きさもふたりとも同じくらいに。

このことから、
から弟に血液を送り過ぎて
TTTSのステージ1を発症していることが判明。

再度緊急入院へ。

入院当初は、
TTTSではあるものの
ふたりともまだ元気にしているとのことで
またしばらく経過観察が予想されていましたが、

翌日の27週4日、
兄(TTTS供給児)の心拍が下がったため、
緊急帝王切開にて出産しました。




改めてまとめて書いても

かなりわかりにくい話で

申し訳ないです驚きアセアセ


ここからは、

わたしが自分で調べたり、

先生方に言われて知ったことを

ざっくばらんにまとめました。




星TTTSと診断される状況


このブログを読んでくださってる方の中には

医師から

「羊水量差がある」と言われて

TTTSに怯えている双子ママさんも

いるのかな、とおもうのですが


まず、

「羊水量差がある」だけの段階では

TTTSには該当しません。


TTTSと診断されるのは

以下のどれかに該当した場合のみ。



ステージ1は、

羊水の多い子が8cm以上

少ない子が2cm以下の

両方に該当する場合のみです。


たとえば片方が8cm以上でも、

片方が2.1cm以上羊水があれば

TTTSにはなりません。


また、羊水量の測り方は

病院や先生によって若干基準が異なるようで、


片方が8cm以上、片方が2cm以下の

両方を満たしていなければ

TTTSのレーザー手術はできないので、


手術ができる病院に転院しても

手術できずに管理入院になるケースもあるみたいです。


なお、上矢印のステージは、

上から順に症状がでる

というわけではなく、


わたしの場合は、

羊水量も3cm弱と8cm以上で

供給児の膀胱も確認できていましたが、

ステージ3のドップラー異常所見

(臍帯動脈の逆流)

があったため、TTTSの診断を受けました。



星なぜTTTSが起こるのかはてなマーク


TTTSが起こる原因というのは

現段階でははっきりわかっていないみたいです。


ちなみに、

MDツインやMMツインの場合、

胎盤は1つしかないので、

胎盤の中で双子の血管がくっついてしまうこと自体は普通のことで、

双子の間で血液の循環は常に行われているとのこと。


なので、

血管がくっついていること自体が

問題なわけではありません。


本来なら循環するはずの血液が

一方通行になって、

片方の子がもう片方の子に

血液をあげ続ける状態(輸血状態)

になってしまうことが問題なのです。



星TTTSの予防方法


これも、現段階では特にないみたいです。

なので、少しでも疑わしい状況であれば

検診の頻度を上げて注意深く確認し、

もしものときにすぐに手術など

対策ができるように備えておくしかないみたい。


安静が効果があるというお医者さんも

いるみたいなんだけど、

わたしがお世話になった先生は

安静とかは特に関係はないという見解でした。


ただ、

わたしの場合たまたまかもしれませんが

管理入院中に血流異常が改善したあと

退院して少し動いてからの検診で

再度TTTSが発症した

という経緯があるので、


出産後しばらくは

「もしあのとき安静にしていたら、

なにか変わっていたのだろうかはてなマーク

ということが心に残ってしまいました。


なので、

何かあった時に

自分を責める材料になることを避ける

という意味では、

無理のない範囲で安静にしておくのも

いいのかもしれません。


(ただ、ストレスも血流にはよくない

という話もあるので、ほどほどに、、ですが。)


なお、

お腹が張りすぎるのはよくないとのことですが

めちゃくちゃ運動するびっくりマークとか

そういうレベルではなく

生活の中での張りくらいなら

そんなに影響はないとおもう、とのことでした。



星TTTSの自覚症状


ネット上でよく言われている自覚症状は

・お腹が張る

・喉が乾く

・胎動が減る

・体重が増える

・急にお腹が大きくなる


などですが、

わたしの場合、最初に緊急入院したときは

お腹の張りが前日から急に増えた

感覚がありましたが、


2度目の緊急入院の際は

むしろお腹の張りがいつもより減った知らんぷりはてなマーク

とさえ思っていました。


張り以外の変化については、

TTTSが判明してから

「言われてみればそんな気がする」

という程度。


先生も言っていましたが、

実際、自分でTTTSを自覚するのは

ほとんど無理だと思う、、とのことでした。


でも、だからこそ

少しでも異変を感じたら

すぐに産院に連絡して、

エコーしてもらうしかないびっくりマーク

のだとおもいます。



星TTTSは発症したら治らないのかはてなマーク


ステージ1のみで、膀胱も確認できて

血流異常もなく、

赤ちゃんも元気歩くな状態であれば、

手術をしなくても

自然と血液のバランスがとれるようになって

羊水量も元に戻るケースも

そこそこあるらしいのですが、


ステージ2や3を発症している場合は

手術をせずに状況がよくなることは

あまりないとのこと。


ただ、

わたしの場合はステージ3と言われましたが

実際にはselectiveIUGRで、

しかもなぜか血流異常も改善する

ということが起こっていたので、

そういうケースもあるにはあるみたいです。


(先生の反応からすると、

かなりめずらしいみたいでした。)


星レーザー手術ができる週数


TTTSの場合は、現在は

成育医療センターでは27週6日まで

手術適応になったようです。

(数年前までは25週6日でしたし、

今でも病院によってはその規定です。)


ただ、26週0日以降は

大きい子の羊水が10cmを超えていること

が、条件になるみたい。


selectiveIUGRの場合は、

25週6日が期限となります。




星TTTSとselectiveIUGRの違い


MDツインを妊娠すると、

たぶんどこの病院でも

最初にTTTSについての説明を受けるのかなはてなマーク

とおもうのですが、


selectiveIUGR(一児発育不全)は、

診断された時に初めて聞く症状でした。


これは、

まあ日本語名のまんまなのですが

双子のうちの片方の発育が滞ること。


TTTSとは違い、

selectiveIUGRは原因がはっきりしていて

臍帯が胎盤のどこについているのかはてなマーク

というのがポイントになるようです。


わたしの場合は、

兄の臍帯は胎盤の真ん中に、

弟の臍帯は胎盤の端についていたため、


本来なら1つの胎盤か

半分ずつ栄養をもらうはずが、

臍帯が胎盤の端についている子は

一部の栄養しかもらえなくなってしまう。


そのため、

発育が滞ったり、遅くなったりするのです。

 

ただ、

ゆっくりめでも確実に成長できている場合や

血流などに異常がなければ

そのまま妊娠を継続することも可能とのこと。


血流異常があったり、

羊水過小になったり、

発育が著しく滞ってしまった場合には、

帝王切開による人工早産や、

一児の生存にかけた

レーザー手術などが行われるみたいです。




そして今、このブログを書きながら

調べていて知ったのですが、、




わたしの場合、selectiveIUGRで、

臍帯動脈に異常があり、羊水過小もあったため、

ふたりは本当に危険な状態だったんだな、、


と改めて感じでいます驚きアセアセ


最後には

「一部の生存した小さな児にも神経後遺症があった」

という一文もありますが、


selectiveIUGRだったそーくんニコニコ

先日のMRIの結果では、

現段階では脳にも異常はないとのことあんぐりびっくりマーク


これから何かある可能性もゼロではないですが

(ASD、ADHD、知的障害とかは未知数です。)


ただ、さすがにここから

いきなり重症な脳性麻痺とかになる

みたいなのは

あまりないんじゃないかな、、知らんぷりはてなマーク

とおもっています。



なので、ネット上には

怖くなるような情報もたくさんありますが

わたしたちのように、

少ない可能性をかいくぐっていけるケースも

確実にあるのだとおもいます。


わたしはただただ、

ふたりの生命力と

日本の周産期医療の技術力に

助けられただけの身なので

偉そうなことはなにもいえませんが、、


こういう結果もあるのだということが

不安を抱える方々にとって

少しでも勇気になれば幸いです。



長くなりましたが、

だいたいこんなかんじですびっくりマーク


わかりづらくて本当に申し訳ないです真顔アセアセ


読んでくださった方の赤ちゃんたちが

元気にお母さんに会えますように、、流れ星




selectiveIUGR、TTTS受血児と

お腹の中では苦労が多かったそーくん。


がんばって耐え抜いてくれて、

今日もこんなにかわいい姿を見せてくれて、

本当にありがとうぐすんラブラブ