久しぶりの浅田次郎さん
夕映え天使
東京の片隅で、中年店主が老いた父親を抱えながら
ほそぼそとやっている中華料理屋「昭和軒」
そこへ住み込みで働きたいと
わけありげな女性があらわれて …
切符
祖父に引き取られた少年が繰り返す
「さよなら」が胸に迫り
最後に少年が
命を絞るほどつらい想いのすえに声に出す
「さよなら」が
生きていくことの勇気を示す
特別な一日
いっけん平凡なサラリーマンの定年の一日
と思いきや
三年前に超巨大彗星の衝突が予測されて
琥珀
定年を目前に控え
三陸にひとり旅に出た警官
漁師町で寒さしのぎと喫茶店に入るが
目の前で珈琲を入れている男は
交番の手配書で見慣れたあの顔だった …
丘の上の白い家
子供の頃、鬼ごっこをして遊んでいた「僕」の前に
妖精のように現れた少女と出会い
天上界に住む少女と、貧しい少年たちが …
樹海の人
自衛隊員だったころ
演習で遭遇した不思議な出来事を回想
樹海での訓練と自殺者?との遭遇
人生の喜怒哀楽が、心に沁みいる六編
好きなクラシックの数量限定品
やはり、美味しい
きょうも、皆さまとともに ” いい日 ” で ありますように
corin papa