日本のモンキーレンチ-5
JIS 1970年~現在
(⑮~⑳+㉑,㉒)
『日本のモンキーレンチ』も5回目となり、今回でJIS全16社と現在のJQAの解説が終わります。
このシリーズは、もう少し続く予定で、次はJIS最初の5社に戻り、『TOPモンキーレンチのすべて』の準備を進めています。
1.JIS全20社リスト
(モンキー16社+パイプレンチだけ4社)
・メーカー単位で、最初に取得した認証日順。
・表にはB4606/パイプレンチも含みます。
★新JIS/JQA
2.1970年~現在のJIS6社とJQA2社
⑮ No.374091:相伍工業?AIGO ⇒ JQA認証/No.JQ0308095
⑯ No.376004:井上製作所/I.S. ⇒ ダイヤ精工/TOUGH
⑰ No.585007:三木ネツレン ⇒ JQA認証/No.JQ0507042(パイプレンチのみ)
⑱ No.384018:佐藤技研/CRAB
⑲ No.392057:アーム産業/ARM(パイプレンチのみ)
⑳ No.KR9770:世信Buffalo(韓国)
↓JQA認証
㉑ JQCN07009:分登威力工具集団有限公司(中国)
㉒ JQCN12005:Ningbo Great Wall Precision Industrial/万里の長城(中国)
⑮ 相伍工業
クロモリ鋼が特徴のモンキーレンチです。
開発担当の常務がクロモリ鋼に拘っていたとのことで、自社向けの大半がクロモリ鋼です。
1)商品
⑮-1 A型 JIS-H/クロモリ鋼
・もっともポピュラーなAIGOのモンキーレンチで、楕円"AIGO"のクレセント型、JIS-H、クロモリ製。
・表面に大きく"クロモリ"と刻印されています。
・裏面にはJIS認証番号の"No.374091"も。
・JISは23度で取得していますが、仕様表によると製品は22度30'とのこと。
⑮-2 A型? JIS-H/クロームバナジューム鋼
・⑮-1と同じJIS-Hながら、クロームバナジューム材のAIGOもありました。
・⑮-1と⑮-2の販売順番や売り分けについては情報がありません。
・但し、少なくとも2002年~2010年の会社HPにA型としてはクロモリ鋼だけが載っていますので、販売の主流はクロモリ鋼の方だったのだろうと思います。
⑮-3 AW型 オートレンチ/クロモリ鋼
・ヘッドに首振り機構が追加され、ボルトへアクセスしやすくなっています。
・Webカタログでは『日米で特許取得』と説明されていますが、探せていません。
(日米共に相伍工業/AIGO KOGYOの名称で検索すると、ヒットするのは次の⑮-4カラーオートのみ)
⑮-4 CA型 カラーオート/クロモリ鋼
・Webカタログから説明書を転載。
★ 実用新案…平3-44563 ⇒ 詳細は、こちら
⑮-5 LW型 軽量ワイド/クロモリ鋼
・名前の"軽量ワイド"通り、パネルに大きな孔が開けてあり軽く、アゴも大きく開きます。
・JIS規則の形状から大きくかけ離れていますので、もちろんJIS無しです。
・強度確保のためか、AIGOお得意のクロモリ製です。
・本体にはクロモリと刻印するスペースが無く、パッケージの台紙にクロモリ製と表示してあります。
同一形状の軽量ワイドモデルがスーパーツールにもあります。
本モデルはJISモデルではありませんが、スーパーツール社は1989年にJISを返上していることもあり、モンキーレンチの生産から一歩身を引いていますので、このモデルのオリジナルは相伍工業と考えるのが素直です。
⑮-6 AL型 "ALUTOOL"/ アルミ合金
・アルミツールを略して"ALUTOOL"。
・燕三条を拠点とする新潟県作業工具協同組合が主催するブランドです。
・その組合企業10社がそれぞれ得意とする工具11種をアルミ合金で作成し、それをALUTOOLとして販売(一部のみ)。
・アルミ合金は、飛行機向けの"超々ジュラルミン"。
・コンセプトは軽量化。
・1997年グッドデザイン賞で金賞を受賞しています。(工具で金賞を受賞したのは現在までALUTOOLのみ)
・AIGOはモンキーレンチとメガネの生産を担当し、このモンキーレンチは販売されていました。(メガネはグッドデザイン審査用の試作で終わり)
・公式HPを開始した2002年9月から最終更新2010年1月までWebカタログに掲載されています。
★当ブログ内のALUTOOLシリーズ全製品解説は、こちら。
★ 最終カタログに掲載されていたAIGOのモンキーレンチ5種。
↑ここまでは自社ブランドAIGO
- - - - -
↓ここからは他社ブランド向けOEM
★TOLEDO
"TOLEDO"は配管パイプのねじ切りと掴みに拘る工具会社で、1900年の初頭から会社名"The Toledo Pipe Threading Machine Co."、ブランド名"TOLEDO TOOLS"として活躍していました。
ebayを見ると古いAIGOモンキーレンチが沢山ヒットしますので、1974年にAIGOがモンキーレンチでJISを取得する以前からTOLEDOにモンキーレンチをOEM供給していたのではないかと推測しています。
相伍工業の古いロゴ
がTOLEDOには刻印されているのが推測の根拠です。
⑮-7 TOLEDO-1
・クロモリ製のTOLEDOです。
・裏面に相伍工業が相伍農機製作所として1958年に作業工具を作り始める以前から農工具に表示していたロゴ
が裏面に刻印されています。
・したがい、作業工具の取扱を始めてから比較的すぐ、1960年代にはモンキーレンチを輸出用(TOLEDO向け)に作り始めたのではないかと推測しています。
なお、このロゴは国内向け工具ではごく初期にしか使用されていませんが、海外向けではコンビレンチにもこのロゴが入っているものがあります。
⑮-8 TOLEDO-2
・アメリカ向けのTOLEDOに何故JISマークを入れたのか不思議ですが、相伍工業のJIS認証番号"No.374091"もちゃんと刻印されています。
・認証番号とは別に製造者記号として相伍工業を示す"AI"が刻印されています。
・"07A"の刻印より2007年生産と推測出来ます。(旧JISからJQAに切り替わる直前)
・JIS-Hではありますが、クロモリ鋼では無く、普通のクロームバナジューム鋼が使われています。
⑮-9 TOLEDO-3
・JISが2007年に改定され、認証機関が国から一般社団法人へ移り、相伍工業は2008年2月にJQAによる認証を新たに取得しています。
・⑮-8のJIS認証モデルに引き続きJQA認証のTOLEDOも登場しています。
・JQA認証番号の"JQA0308095"が刻印されています。
・アメリカ市場にJQAは意味を持たないと思いますが、どこ向けに作られたモデルなのでしょうか??
・"10A"は2010年製と考えるのが素直です。
⑮-10 MITOLOY向けOEM
・水戸工機/MITOLOY向けです。
・裏面の"374091"より製造元が相伍工業と分かります。
・裏面の"JAPAN"上の”AI06A"は、相伍工業製、2006年生産の意味だと思います。
⑮-11 Grenn Cross向けOEM JIS-H
・"Green Cross"ブランドで、下のモンキーレンチのロゴにはブランド名通り実際に緑のクロスラインが入っています。
・裏面の"374091"より相伍工業製と分かります。
・いずれかの工具商社によるホームセンター向けのブランドかと思います。
⑮-12 ハーレー向けOEM JIS無し
・2輪のハーレーダビッドソンのロゴが入ったJIS無しモデルです。
・JIS無しではありますが、裏面の"AI"より相伍工業製と分かります。
・コンビレンチにも同じく相伍工業製の"AI"モデルがあり、ハーレダビッドソンの日本代理店がハーレーブランドの工具として作ったものです。
・コンビレンチ例では"AI"のインチ仕様が日本の港で独自にハーレーに車載されていましたが、車両では使わないミリ仕様もありましたので、工具を一般販売するブランド事業も行っていたのだろうと推測します。
2)JIS認証
★ 1974年10月4日…認証取得(23度)@新保工場
★ 1978年2月22日…工場変更(新保工場 ⇒ 塚野目工場)
★ 2008年9月22日…JQA認証取得
3)商標
↑1965年登録/楕円AIGO
1958年に作業工具の生産を始めてから社名変更(相伍農機製作所⇒相伍工業)する1960年までは、スパナ等に"5"が5個ある特徴的なロゴが使用されていました。
国内向けモンキーレンチは、楕円"AIGO"のロゴだけですが、初期の輸出用OEMにだけダブルロゴの形で"5"が5個の刻印も入っています。
↑1960年/"5"が5個のロゴと漢字"相伍"
・社長の相田伍三郎氏の名前から"相伍工業"の社名となり、"伍"には『5人で一組』の意味があるので、そこから"5"が5つの商標が生まれたのだろうと思います。
4)広告
モンキーレンチの広告は残念ながら見つかっていません。
↑1960年『新潟県商工名鑑』、1966年『日本金物年鑑』
作業工具の生産を始めたのが1958年とのことで、その2年後の広告に初めての作業工具として"OK"印のスパナとプライヤが文字だけ登場します。
※この"OK"印スパナを手に入れていますので、一連のモンキーレンチまとめが終わったらアップします。
5)会社情報
北海道で1928年に農耕具工場『相田鉄工所』を始めたのが始まりで、新潟/三条に移り、鍛造農機具製造の『(株)相伍農機製作所』を1945年に設立。
1958年から作業工具を作り始め、1970年に『相伍工業(株)』に社名変更、さらに1974年にモンキーレンチでJIS認証を取得しています。
残念ながら、リーマンショックの影響を受けて2011年に倒産しています。
★2006年2月当時の相伍工業HP(HPInternet Archiveより)⇒ こちら
※会社情報も製品カタログも全て見ることが出来ます(一部だけ写真リンク無し)
★沿革(会社HPより)
★相伍農機製作所
↑1955年『農機具工具総覧』、1963年『日本会社録/第3版』
⑯ IS/井上製作所 ⇒ TOUGH/ダイヤ精工
新潟/三条の井上製作所は、1960年代の初頭からスパナを手がけ、1972年からモンキーレンチも作り始めています。
その4年後、1976年にI.S.印モンキーレンチのJIS認証を取得します。
1984年にダイヤ精工となり、ブランド名が"TOUGH"に変わります。
1)商品
⑯-1 I.S. JIS-H
・◇I.S.印、JIS-Hのモンキーレンチです。
・I.S.の商標は◇の中にヨットが描かれていますが、ヨットを省いた◇I.S.がブランドロゴになっています。
・1972年6月にモンキーラインを導入とのことですので、モンキーレンチの生産は1972年に開始し、1976年にJIS認証を取得するまで4年間にJIS無しモンキーレンチがあったはずです。
⑯-2 I.S. 打刻仕様 JIS-H
・◇I.S.印の外に上下の線が引いてあるロゴになっています。(スパナやコンビレンチでは見ないロゴです)
・このモンキーレンチが非常に珍しいのは、パネルの刻印が打刻であること。
・海外製品には打刻モンキーレンチは普通にあるのですが、何故か日本のモンキーレンチは全て浮き出し刻印なので、何故だろうと思っていたら、日本製にも打刻モンキーレンチがありました。(少なくともJISモンキーレンチでは唯一の打刻品)
⑯-3 TOUGH JIS-H
・1984年に井上製作所は倒産し、その工場と組織を引き継ぐ形で1984年にダイヤ精工が設立されますが、その前の1982年に"TOUGH"が商標出願されています。(登録は1985年)
・したがい、"TOUGH"は井上製作所時代から使用されていた可能性がありますので、この"TOUGH"モンキーレンチは井上製作所製なのかダイヤ精工製なのかは不明です。
(生産期間の長さで考えれば、ダイヤ精工製の可能性が高いと思いますが)
⑯-4 TOUGH オールキャッチ・モンキーレンチ
・上あご側にスライドする別部品の受けを追加することでボルトの掴みを確実にさせるという特許を井上製作所が出願登録しています。
・基本形状は上の⑯-2/JIS-Hと共通ですが、アゴ部に機能を持たせているため、JIS認証品ではありません。
★ 特許…昭55-106776 ⇒ 詳細は、こちら
2)JIS認証
★ 1976年4月19日…認証取得(23度)@栄工場
★ 会社名変更
ダイヤ精工が同じ番号のままJIS認証権を継承していますので、重要な管理項目の変更として申請を行っているはずですが、JIS月報には掲載されていません。
↑1999年『JIS認証まとめ』@ 通産省Webサイト
★ 事業撤退に伴うJIS認証返上
ダイヤ精工は2005年にハンドツール事業から撤退していますが、会社名変更と同じくJIS月報での返上期日は確認できません。
なお、返上に伴い、2007年のまとめリストにダイヤ精工は掲載されていません。
3)商標
・"I.S."は◇内にヨットが描かれたロゴで商標登録され、初期のスパナに使用されていますが、その後ヨットの無い◇I.S.に変わります。
・"TOUGH"は、井上製作所の時代に商標登録され、ダイア精工に社名変更してからは楕円内部の文字だけのロゴが主に使われます。
4)広告
見つかっていません。
5)会社情報
・1930年4月 …井上家の個人商店として家庭金物を生産開始
・1937年4月 …『井上錠前工場』に改称
・1942年10月~終戦…『東亜航空機製造会社』を設立し、エンジン分解工具を生産
・1945年10月…終戦により旧社名(井上錠前工場?)に戻り、家庭金物製造に移行
・1950年4月 …『井上製作所』に改称し、企業向け工具を生産
・1964年4月 …欧州向け両口スパナ、コンビレンチの輸出開始
・同年10月 …北米、オーストラリア向けの取引開始
・1972年6月 …モンキーレンチの生産ライン導入
・1976年6月 …モンキーレンチでJIS取得
・1984年8月 …『ダイヤ精工株式会社』と設立(倒産した井上製作所を引き継ぎ)
・2005年10月…ハンドツール事業から撤退
★ ハンドツール事業終了を伝える会社HP/2005年12月17日版 ⇒ こちら
★ 紙カタログ最終版/2004年版(モンキーレンチも掲載)⇒ こちら
★ 現在のダイヤ精工HP(最終更新2013年)⇒ こちら
↑2006年2月HPより
⑰ 三木ネツレン(パイプレンチのみ)
1)商品
パイプレンチでのJIS認証取得であり、ネツレンにモンキーレンチはありません。
2)JIS認証
★ 1985年5月8日…B4606/パイプレンチでJIS認証取得
★ JQA
・B4606/パイプレンチでJQA認証取得。(認証開始日は不明)
2022年7月19日でJQAとの認証契約終了。
これでB4604とB4606でJQA認証を取得している日本メーカーはゼロに。
JISに引き続きとJQAでも認証を取得するのは当然と思っていたのに、後ろを見たら誰もいなかったと言う感じなのかもしれません。
認証記録は契約終了から1年間となっているため、以下の記録は2023年7月以降はJQAやJISCのWebサイト上では確認できなくなります。
3)商標
4)会社情報
★ 会社HP ⇒ こちら(現在はパイプレンチの取扱いはありません)
★ 当ブログ内のスパナ&コンビレンチ解説 ⇒ こちら
⑱ 佐藤技研/CRAB
1)商品
⑱-1 CRAB-1 黒銀 JIS-H
・佐藤技研の自社ブランド"CRAB"のJIS-Hで、色が黒銀になっています。
・佐藤技研製は全て15度仕様です。
⑱-2 CRAB-2 銀 JIS-H
・上の⑱-1に対し銀色仕様です。
⑱-3 GISUKE-1 黒銀 JIS-H
・工具商社"高儀"のブランド"GISUKE"のJIS-Hです。
・表面の認証番号"384018"より佐藤技研製と分かります。
・裏面に佐藤技研の製造者記号"CR"も刻印されています。("CRAB"⇒"CR")
⑱-4 GISUKE-2 銀 JIS-H
・上の⑱-3に対し銀色仕様です。
⑱-5 GISUKE-3 銀 JIS-H
・認証番号"384018"が刻印されていないもののありますが、製造者記号"CR"より佐藤技研製と分かります。
⑱-6 Pro-Auto 銀 JIS-H
・兵庫/三木市の工具商社であるスエカゲツールのブランド、Pro-Auto向けのJIS-Hです。
・凹パネル内に敢えて凸部分を作り、"Pro-Auto"を打刻刻印しています。
・裏面の認証番号"384018"と"CR"より佐藤技研製と分かります。
2)JIS認証
★ 1984年5月10日…認証取得(15度) @直江工場
★ 1988年4月1日…名称変更(佐藤工業所 ⇒ 佐藤一義)
★ 1990年8月28日…工場変更のための旧工場認証廃止
★ 1990年8月28日(同日)…工場変更 @直江工場 ⇒ 栄工場
※最初の登録は15度だけでしたが、この時に23度も追加?
★ 1992年12月21日…名称変更(佐藤鉄工所/佐藤一義 ⇒ 佐藤技研)
★ 1993年2月24日…工場が近所に変更 @栄工場 ⇒ 新栄工場
3)商標
4)広告…見つかっていません。
5)会社情報
⑲ アーム産業(パイプレンチのみ)
1)商品
パイプレンチでのJIS認証取得であり、アームにモンキーレンチはありません
・会社HPのパイプレンチページ ⇒ こちら
2)JIS認証
★ 1992年11月18日…B4606/パイプレンチでJIS認証取得
★ 2007年…JQA認証取得?
会社HPの沿革に『2007年に新JIS規格を取得』と説明されていますので、三木ネツレンと同様にJQA認証立ち上がりと同時に認証を取得したものと思います。
前述の通り、認証契約が終了してから1年が経つと情報が掲載されなくなるため、認証の経歴(最初と最後)を追い掛けることは出来ません。
3)商標
4)会社情報
・1946年…新潟/三条にて個人経営の課程金物製造工場を設立
・1973年…(有)川広鍛工所を設立
・1978年…(株)アーム産業に社名変更
・1991年…パイプレンチの製造開始
・1992年…パイプレンチでJIS認証を取得
・2007年…新JIS規格を取得
アーム産業HP ⇒ こちら
⑳ 世信Buffalo(韓国)
1980年の工業標準化法の改正により海外会社(海外工場)のJIS認証取得が可能となり、韓国の世信Buffaloが一モンキーレンチとパイプレンチで認証を取得しています。
1)商品
⑳-1 KTC向けのOEM
・KTCが、スタンダード・モンキーレンチMWに世信Buffaloを採用しています。
・認証番号"KR9770"から世信Buffalo製であることが分かります。
・業界のリ-ダーが新しい時代の到来を迷い無く受け入れていることの証だと思います。
2)JIS認証
★ 1997年5月29日……認証取得
・JIS規則変更に伴い、JIS認証権は2008年12月に自動終了したのだろうと思います。
3)商標…見つかっていません。
4)広告…見つかっていません。
5)会社情報
残念ながら(株)世信の検索では何もヒットせず、会社情報は分かっていません。
【参考】
JISの海外工場認証に関する工業技術院の解説資料です。
↓2000年11月『標準化ジャーナル』
↑ここまでJIS認証
- - - - - - - - - - - -
↓ここからJQA認証
㉑ 分登威力工具集団有限公司
"分登威力"(中国)は、新JIS規格が始まってすぐの2008年にJQA認証を取得しています。
1)商品
㉑-1 SK11 JIS-H
・藤原産業のブランド"SK11"です。
・新JISマークと共に認証を行ったJQAのマーク、さらに認証番号"JQC07009N"、また"分登威力"の製造者記号"MA"が刻印されています。
・どの工具商社にとっても、JIS/JQAに拘って日本の認証を受けた海外製に移行するのか、中国/台湾またはインドの非JISに移行するかの判断を求められてた時期だと思います。
・藤原産業HPのSK11モンキーレンチページ ⇒ こちら
㉑-2 K+GEAR JIS-H
・新潟/三条が発祥のホームセンター"コメリ"が運営する工具ブランド"K+GEAR"のモンキーレンチです。
・新JISマークとJQAマーク、認証番号"JQC07009N"、"分登威力"の製造者記号"MA"の刻印は、㉑-1と同じです。
・日本の工具会社の地元である三条の工具商社が、敢えて韓国製を採用する新しい時代の始まりです。
・コメリHP/K+GEAR ⇒ こちら
㉑-3 GISUKE JIS-H
・三条の工具商社である"高儀"が運営するブランド"GUISKE"で、JIS-Hです。
・新JISマーク、JQAマーク、認証番号"JQC07009N"、製造者記号"MA"がワンセットで印字(シルクスクリーン?)されています。
・工具メーカーがどのブランドにでも出荷できるようにブランド名だけは鍛造後の印字にすることは良くありますが、ブランド名を後から修正できない浮き出し刻印にしておいて、工具メーカー名等の製造情報は鍛造後でも修正が出来る印字にしてある理由が良く分かりません。
(JQAマーク無しの廉価版を同じ鍛造型で作ろうとしているのでしょうか??)
・"高儀"は、三条村で鋸鍛造として江戸時代の慶応2年(1866年)に創業し、恐らくハンドツール関係の企業では一番古い歴史を有するのではないかと思います。
・高儀 HP ⇒ こちら
㉑-参考 オリジナルブランド MAXPOWER
・分登威力のオリジナルブランドである"MAXPOWER"のモンキーレンチ。
2)JQA認証
2008年2月5日にJQA認証を取得。
3)会社情報
"分登威力工具集団"は中国/山東省で1968年に創業し、"MAX POWER"というブランドを展開しています。
モンキーレンチも数多くのモデルをラインナップしています。
・分登威力工具集団HP ⇒ こちら
㉒ Ningbo Great Wall Precision Industrial
Great Wall(万里の長城)ブランドの工具類を生産販売する中国/浙江省 寧波市(ニンポー)の会社。
B4604/モンキーレンチとB7512/鋼製巻尺のJQA認証を2013年に中国工場で取得しています。
会社名の和訳…寧波・万里の長城・精密・工業
1)商品
㉒-1 JQA認証モデル
・"JQCN12005"よりJQA認証を取得した"Ningbo Great Wall"製と分かります。
㉒-2 "Great Wall"ブランドモデル
・JQAモデルのクレセント型ではなく、凹パネルとウォームギアまで伸びているバーコ型もあります。
・"Great Wall"(万里の長城)のブランド名が刻印されています。
2)JQA認証
3)会社情報
"寧波万里の長城精密工業"HPは、こちら。
この回、終わり
日本のモンキーレンチ/全13編には、こちらから















































































