有名な方の書かれた記事で、中東系の航空会社のビジネスクラスに乗ったときのレポートがありました。
安全管理は問題があるけれど、機内サービスは満足した。アメリカ系の航空会社は見習うべきだ、という記事です。

航空会社を選ぶ尺度に何を求めるかは個人の自由です。
ただひとつ考えておかなければならないことは、交通機関は安全が大前提にあります。アメリカの航空会社の客室乗務員は保安要員としての職務のために乗っています。機内サービスはあくまでおまけです。ですので、アメリカの航空会社に対してサービスを評価するのは正しくありません。評価基準は客室乗務員が安全運航を遵守しているかです。

昔、こんなことがありました。
アジア系でサービスに定評のある航空会社に乗ったときに、ファーストロウ(前が壁になっている席)の足元に荷物を置いている日本人ご夫婦がいました。客室乗務員が離着陸時にはオーバヘッドビンに収納するように注意しても「ここに置いても良いと言われた」と頑なに拒み続け、結局、客室乗務員はそれ以上注意することをあきらめました。あきらめるのは運航上間違っています。アメリカの航空会社なら客室乗務員は毅然な態度をとり、従わなければ機長権限で降機させます。サービスを重視するか、安全を重視するかの違いがよくわかる例です。
 

年金で多い誤解は、自分が納めたお金を将来受けとる。だからたくさん納めたら、たくさんもらえるという考えです。

それは違います。
納めた税金はどこかに保管されるのではなく、そのまま高齢者に対する年金として流れていきます。すなわちあなたが払う年金はそのまま誰かの年金(生活費)になるわけです。若者何人でひとりの高齢者をささえるという話はこれが原点です。
自分だけの生活でも苦しいのに、毎月、他人の生活費まで負担する。今、他人の生活費を負担することで、将来は他人に自分の生活費をはらってもらう。それが年金の仕組みです。
しかしながら、こんなにわかりやすい説明をすると、だれも年金を支払わなくなります。ゆえに政府もメディアもわかりにくく説明しています。
 

これだけ国民が貧しくなっているのに、他人の生活費まで年金という名目で毎月個人に負担させるのには無理があります。年金が破綻するかも、という不安は財源の問題よりも、この仕組みそのものにあります。自分の生活だけで大変で年金をおさめたくないのに、年金未納者に対して強制徴収しようものなら、死ねと言うようなもんです。

ラーメン屋で背脂のトッピングを注文したら支払い時に追加料金を取られたという話です。
店主に言わせると、「無料だと考えるほうがおかしい」です。
いつも書いていますが、自分の常識が世間の常識ではありません。自分の常識を他人に押し付けることは傲慢です。

飲食店における料理の提供は双方の契約に基づくものであることは何度も書いています。
店側は商品内容を提示し、条件や金額を説明し、お客さんが承諾すれば契約成立です。今回の争点は背脂を注文したときに店員が金額を提示しなかったことにあります。店主に言わせると「常識だから言う必要がない」「すべてを掲示することなんてできない」です。これこそ自分勝手な解釈で、法律上の契約の流れを無視しています。背脂の注文を受けるのであれば、その場で金額を伝える必要があります。これは常識とか当たり前とかではなく法律です。

もちろん例外もあります。
社会通念上、広く認知されている内容に関しては伝える必要はありません。(これも裁判所の解釈で決まっているので法律です)
たとえばテーブル上の塩、コショウなどの調味料は無料として広く認知されています。ゆえに料金をとるのであれば明示しておく必要があります。逆に居酒屋のお通しは有料であることが広く認知されています。社会通念上、一般的な範囲、数百円であれば、あえて伝える必要はありません。一般的な範囲を超える料金のお通し、たとえば数千円ならば、伝えなかった場合、契約不成立、すなわちお客さんには支払い義務はありません。

背脂のトッピングのように有料の店もあれば、無料の店もある場合は、店側の解釈、お客さんの解釈に相違がでます。よって店側は伝えるのがのぞましいです。このケースの場合、有料のお店も世間一般にあるので、伝えられなかったからといってお客さんが支払い免除を強固に主張できるほどのものではありません。
ただひとつ言えることは、今回の店主のように一方的に有料が当たり前だ、客が間違っていると非難するのは店主による自己主張(勝手に解釈した常識)の押し付けになります。

相変わらず女性の服装問題の話題が続きます。
「刺激的な服装をしていたら男から変な目でみられるのは当然だ」という論調が男女ともにあります。

「あの女はエロい」とか「あの女と一発やりたい」と思うのは自由です。そして他人からどのように思われようが気にしないのも個人の勝手です。
ゆえに公序良俗に反しない限りは服装は自由です。

しかしながら盗撮したり、痴漢するのは犯罪です。
残念ながら、日本は思うことの自由と犯罪との区別がついていない人が多いです。それゆえにエロい服装をしているから犯罪に巻き込まれてもしかたないという流れになってしまいます。

繰り返しになりますが、エロいと思うことは自由です。しかしながら犯罪をおかしたら、罪は罪です。被害者に責任を求めるのは間違っています。
 

「痴漢にあったり、レイプされるのは男を誘うような服装をしているからだ」といまだに口にする人がいるのは驚きです。
人それぞれ、どんな考え方をしようが自由ですが、実際に痴漢にあった人や、レイプされた人に対して口にするのは言葉の暴力です。

痴漢にしろ、レイプにしろ、加害者が100%悪い。そうは思わないのでしょうか?

男の視点や、もはや女性として見てもらえなくなったおばさんの視点でしかないように思います。
被害者の立場にたったときに、服装や化粧のせいで襲われたほうが悪いというのは暴言です。