生命を支える自律神経とは
私たちは一日に2万回以上も呼吸をしています。
普段は無意識に行っている呼吸ですが、実は「自律神経」と深くつながっており、
心や体の状態に大きな影響を与えています。
- 交感神経:活動・緊張・ストレスのときに働く(アクセルの役割)
- 副交感神経:休息・回復・リラックスのときに働く(ブレーキの役割)
このバランスが乱れると、不眠・疲労感・気分の不調などが起こりやすくなります。
呼吸と自律神経の深い関係
呼吸は「唯一、自分の意志で自律神経を整えられる方法」と言われます。
· 浅く速い呼吸 → 交感神経優位になり、緊張や不安が増える
· 深くゆったりした呼吸 → 副交感神経が働き、心が落ち着く
つまり、
呼吸を意識的にコントロールすることで、自律神経を整えることができるのです。
運動生理学の視点から
酸素は生命に欠かせないエネルギー源。
特に脳は、筋肉の20倍以上の酸素を必要とすると言われています。
深い呼吸をすることで、酸素がしっかりと体に行き渡り、
- 脳の働きがクリアになる
- 筋肉がスムーズに動く
- 疲労回復が早まる
といった効果があります。
ヨガでできる呼吸トレーニング
ヨガの呼吸法では、自然に 副交感神経が働く状態 を作り出すことができます。
とくにおすすめは 腹式呼吸。
腹式呼吸のやり方(基本)
- 写真のように床に寝る/背筋を伸ばして座る
- 両手をお腹に添える
- 鼻から息を吸って、お腹がふくらむのを感じる
- 口からゆっくり吐いて、お腹がへこむのを感じる
ポイント→吸うよりも「吐く息を長く」意識する
これを2〜3分続けるだけで、自律神経のバランスが整い、
心と体が落ち着いてきます。
まとめ
- 呼吸は自律神経と直結している
- 意識的に呼吸を深めることで、交感神経と副交感神経のバランスを整えられる
- ヨガの呼吸法は、ストレス社会を生きる私たちにぴったりのセルフケア
「ちょっと疲れたな」と思ったら、まずは 深呼吸。
それだけで体も心もリセットできます。
呼吸は生命を支えるだけでなく、心と体をやさしく調える力を持っています。
自律神経のバランスが整うことで、
眠りの質が良くなったり、気持ちが安定したりするのです。
まずは 1日5分の腹式呼吸 から始めてみましょう。
「呼吸を整えることは、自分を大切にすること」──そんな習慣を、あなたの毎日に。
次回予告
次の記事では、
呼吸と深く関わる 自律神経(交感神経と副交感神経) について取り上げます。
「なぜ呼吸で気持ちが落ち着くのか?」
その仕組みを、運動生理学の視点も交えて、わかりやすくお伝えします。


