@Zepp diversity
番組先行はハズレ、一般発売のチケットを電話申し込みで購入して行って来た。

何と言っても、昨夜のハイライト(早めの)は
アカペラのオレンジノートだろう。
前回、フォーク村という番組の新機軸を予感させた5人+いづみ先輩での歌唱だった。

今回は4人+いづみ先輩。アカペラの三声コーラスならば、6人より5人の方がスッキリして良い、というのを置いても、今回の方が良かった。

スタジオでの生放送よりも、観客が入った方がいい歌を歌うってのは、本物のライブパフォーマー達だからだろうね。

あと、今回の下ハモは急遽玉さんが担当した、とのこと。ちょっとやってみたらできたって(笑)玉さんらしいというか、あんたやっぱり天才だろ。

他のメンバーが担当したパートを、その時は身体を通過させるだけで忘れてしまっていても、何処かに残っていて、次回滑らかに自分のものにできる。この能力は、彼女自身にも、ももクロ全体にも、すごく強力な武器になると思う。
磨いて欲しいな。

その他、いろいろ感想はあるっちゃあるけどさ、細かいことなので、気力が湧いた時に、また。
今年はノフ友に拾ってもらえたおかげで、裏表会場で観ることができた。

全体で云えば、ももクロちゃんのバレイベらしさは
益々完成されていた。
即興コントは危なげなく、それぞれの役割を果たして、ちゃんと成立させていたし

自由なやりたい放題wは、「神」こと小林克也を迎えても臆することなく、
小林克也の教えを受けてDJを見せた上に、ゴボウに逆無茶振りを仕掛けて
これまで大人に振り回されてきたけど、
いつまでもやられっぱなしじゃないぞ
ってところを見せてくれた(笑)

グダグダの正統茶番も遺憾なく披露して

そこら辺も十分面白かったけど、今回は、
4人で最初のライブパフォーマンス
これに尽きる訳で

俺の感想は既にtwitterに投稿して
沢山の人がリツイートして下さったようで
ちょっとビビっている(笑)

1人抜けて、足りないものを埋めようと
するんじゃなく、
4人で一から作ってみせてくれた。

ももクロは、これまで様々な「壁」を乗り越えることで成長し進んできた、という。
今回、彼女達4人の前に現れた壁は、これまで5人で作ってきた「ももクロ」という最強の壁

これを越えるためには、4人で新しいももクロを構築する以外にないことを、彼女達はちゃんとわかっている。
けど、わかっていることと、実際にやってのけることは全然違うんだよな。限られた時間で、怖くもあっただろう。
それでもその「覚悟」を言葉じゃなくて
パフォーマンスで、しっかりとモノノフに
突きつけてくれたじゃないか。

背筋が震えて、涙が止まらない時間が何度かあった。

この先、春の一大事、青春ツアー、X周年桃響導夢、その先も。
行ける限り彼女達が見せてくれる景色を、一緒に見続けたい。

そういえば、ももクロちゃんからチョコレートもらったの、初めてだった(笑)
このエントリーは、twitter でフォローさせて頂いている方のブログ記事を読んで思ったことを書いてみたものです。

ももいろクローバーZが3年ほど前から続けている、「ももいろフォーク村」というCSの番組について。つい先日、ももクロを卒業したメンバーのことなど、色々と背景を知っている方でないと、わからない部分が多いと思いますが、悪しからず。


俺の感じていることは、有安さんの歌へのアプローチは、1つの正しさだった。でも、その正しさは「唯一」とは言えないんじゃないか、ってこと。
例えば百田さんは、朝ドラ出演中も一度も休まずフォーク村に出演していた。割り振られる曲も少なかったけど、そこに居ただけ?とんでもない。ちゃんと成長していた。あの衝撃的なコスプレがなかったとしても、「紅」は名演だったと思う。
有安さんとは逆のタイプの天才が、歌唱の面で驚くしかない成長を見せたのも、やはりフォーク村の功績じゃないだろうか。(彼女は逆にフォーク村が無くてもやったかも知れないけど)

玉さんは、ギターもピアノも、フォーク村があったから取り組んだ。一度やったらそれきり忘れてしまうかも知れない。でも、毎回何かが残っている筈。だから2度目は、同じ高さの壁も軽々と越えていく。これもまた、毎月1日ずつとはいえ3年積み重ねた成果。とてもシャイで負けず嫌いだから、自分の努力は語らないけど、歌は苦手、と言いながらも、自分からギターを弾いてみる。加藤いづみ姉さんの指名にブーたれながらもちゃんと演奏に加わる。何よりね、2015の代々木でmiwaさんと競演した「失格」http://www.dailymotion.com/video/x6c3otmは、一連のコラボの最高峰だと確信している。相当な高さの壁に、火事場のバカ力で挑む時にだけ発揮してみせる、天才の底力。
(すみません、俺はももたまい推しなので、他の二人については他の方に任せます)

歌の成長曲線は、有安さんと違うとしても、違う姿勢とアプローチだとしても、まだ、あの番組が有効に作用する機会は十分にあるんじゃないか?と思う。

アイドルからアーティストへのアプローチを、「グループの中に居ては出来ない」と、トグルスイッチを逆に倒すようにやろうとした有安さんは、短期間で成功したかも知れないけど、疲れてどちらからも距離をとることになった(憶測です)俺は、玉さんが、ダイヤルを回すように、ももクロの中で動いてくれることを期待している。それには、フォーク村という仕組みはプラスに働く可能性がある。例えばあと3年から5年かけて、ダイヤルをアーティスト側に全振りできる力をつけたら?ももクロが、30代になっても続ける力になるんじゃないか?

ただ、番組プロデューサーの意識次第ってのはどうにも否めない(そして俺はそこに信頼をおいていない)

どっちにしても、俺はフォーク村に期待する部分がまだあるので、見続けようと思う。

閑話休題。少々自分語りなぞ。

しっかりと準備をして、歌の背景も自分の中に取り込んで歌う。これは1つの理想で、正しいやり方。でも、それだけが正しいとも思わない。

俺は、普段フルタイムで働きながら、ライブ活動をしている。
自作の歌を歌う他に、その場で思いついた歌や、リクエストされた歌を、基本的に準備無しで歌ったりもする。勿論、全く知らない歌は無理で、昔から何度となく聞いたことがある歌が中心。でも初めて人前でやる曲も多い。その場でどこまでやれるか、言わば瞬発力を上げる試み。そういうことも、積み重ねれば武器になると思っている。(ただ、これでも何十年もギター弾いて歌っているからね、同じことができる人はそう多くないと思っているよ)

ももクロちゃんはアイドルとして最高峰に近づいている。この先、更に息の長い活動のために、武器は多い方がいい。使えるものは、何でも身につけた方がいい。