「火曜サスペンス的なラーメン屋で味わう」
今から数年前の出来事。ウガンダさんの焼鳥屋さんを探しにいった。テレビで見たが、新大久保付近という記憶しかなかった。そこで、交番のお巡りさんに聞いたが、判らず仕舞い。空腹だったので、新大久保の狭い路地にある中華料理屋へ入る。
客は、私一人。あとは、店の親父と女将、店員らしき若い男二人。みな中国人らしかった。メニューを見ていると、店の女将が、「牛肉麺、おいしいよ」と言って来たので、「じゃあ、それ、一つ下さい。」と言った。
しばらくすると、牛肉麺が来た。すすっていると店内の雰囲気が変わり始めた。後ろでガタガタと音がした。振り向くと、男が一人、テーブルの上に椅子を上げ始めていた。もう一人の男は、入口のカーテンを店の片側からシャーッと、引き始めていた。私は「何だ?何故、客がいるのに店を閉めるんだ?」その行為は明らかにおかしい。妙な雰囲気ではないか。とっさに、まだ見えている店のガラスに書いてある閉店時間を確認する私。やはり、閉店時間には、まだ早い。現在23時。閉店時間2時。やはり早い。麺をすする私の前では、巨大な中華包丁をあやつり具材を調理する親父。私は、突如、不安な気持ちに襲われ、何を思ったか、一通のメールを知人に送信した。「いま、新大久保。ラーメンを食べている」と。これで、もし、我が身に何かあっても、ヒントは彼のメールが指し示してくれるであろう。その時間、私は間違いなく、新大久保にいたのだと。私の目の前には、まだ中華包丁を振り下ろして調理している店主がいる。「今度は、その包丁が俺の身体か頭めがけて、向かってくるのだろうか。」等と考えていた。だって客がいるのに、やはりオカシイだろ、このシw)」船・・w)エーション
。店の中が、外から全く見えないじゃん!「もしかしたら、これが最後の晩飯となるのだろうか。だったら、もう少し、いいもの食っときゃよかったな。チャーハンに餃子も追加しときゃよかったかな?」などと、思う。間もなく牛肉麺を完食。
レジで代金を支払う。一言、美味しかったですよと言っておいた。
最後まで、気をつけねば。
そして、店を出た。
一体、あの間は、なんだったのか。私、一人が、そう思っていただけなのだろうが。
それから、二、三日たった頃、メールを送信した相手と会ったとき、そのいきさつを話した。
笑われた。
「常滑のラーメン」
それは、中部国際空港が開港する少し前の一月のお話。
地方に行くと、ラーメンも様々で、値段の割に驚きのラーメンがある。そのラーメン屋の場所は、名鉄常滑駅から少し戻った駅の近く。「八百善」という。もともとは、洋食とラーメンを出していたらしいのだが、ラーメンの評判が良く、ラーメン一本となった。メニューは、ラーメン、おむすび、酒。スッゴク、シンプルだわ~。
ラーメン=チャーシュー麺なのだ。そのチャーシュー、ラーメンの中に入っている数、二本! 二枚じゃない、二本。つまり、チャーシューの大きさを説明すると、だいたいの数字で、35X35X150以上。それが二本(単位は㍉)入っている。雑誌のインタビューで店主は、待ってもらっているお客さんに、悪いからとサービスしているうちに、この大きさになったのだと。そのサービスは、現在まで継続されている。開店時間に行くと、そのチャーシューも売ってもらえるらしいが、まだ、買ったことはない。口の中でパラパラ、いや、とろける様に崩れ落ち中から汁が、ジュワ~。想像しただけで、空腹感が~!そのチャーシューをおかずにして、ご飯たべたいねぇ~。
話がそれた。ようするにそれを食べに言った時の話。店に着くと、外には客が待っていた。そこで、おなじように並んで待つ事、15分ぐらい。アベックもいたが、バラバラになるよりはマシだと、一人客優先で何人か入れてくれた。
メニューは簡単。一言、「ラーメン一つ。」
メニューはこれしかないから、出てくるのは早い。味は、魚のダシをベースにしたショウユ味のサッパリ系。麺は程よい太さ。ネギ、シナチク、あのぶっといチャーシュー二本。(食べ切れない方は、おばちゃんに「ビニール袋を下さい。」というと、お持ち帰り用にくれます。)
あれはラーメンではなく、中華ソバと形容するのが正しいと思っちゃうぐらい和風だなぁ。
食べているとメールが。
「何、食べてんの~?」って。発信先みたら、知人の女子タレント二名。「えっ!なんで?どこから?」と、思いつつ、そんなメールを見て、あわてて店内を見回すと怪しい人だと思われるので、黙々とラーメンをすすりながら、返事を返す私。一言、「ラーメン」と。彼女達は、一体、いつからいるのだ?どこで、俺を見つけたのだ?このメールから察するとすでに食しているところをみているのか?
食べ終わり、店を出た。待っている客の列を見た。客、さっきよりさらに並んでねえか?
店を出て、しばらくするとメールが。 「ん、うまい!」発信先、先程の方々。そのあとに続いて、同じ内容のメールが。「確かに、美味い!」
しばらくした、ある日の夕刊フジに、このラーメン屋の潜入記事が出た。「都内では、絶対ありえない、贅沢で安いチャーシュー麺」という内容で。
中部国際空港が出来た時、その記事を読んだ人が、たくさん来たらしく(出来る前にも、来てたらしいが。)、こちらが知っている何人かが、ラーメン屋へ行った事を聞いた。「いやぁ、片田舎のラーメン屋で並んでいたなんて、信じられねえよなぁ。」である。
値段?たしか\600じゃなかったけなぁ。最近、行ってないので、久しぶりに行きますかね。