モーターショーに行くと以前は未来的な試作品が多数展示してあった。各社は、自社の技術力を誇示するために競い合っていたが、近年は、突飛な発想の試作品の出品は少なくなり、現状からそう遠くない程度の市販も有り得るかもといった参考出品程度となった。しかし、やはり見ていてワクワクするものがある。
ここからは、そう遠くない過去に、遠い未来を目指したバイクのお話。
ヤマハに「モルフォ」という参考出品のバイクがあった。フレームに数ヵ所の稼動軸を設け、乗り手の好きな体制、ヨーロピアンモデルのような運転姿勢やレーサーモデルのような運転姿勢で運転出来るという特殊なバイクがあった。
ホンダは未来的なレーサーマシンの展示やツアラーの未来形を示した。
ホンダのリア片持ちアームVFR400Rが出た時すら、驚いたものだが、さらにフロントまで片持ちのハブステアリング方式の参考出品であった。
前々回のモーターショーでDN-01を発表。来場アンケートを取り、近年発売された。
スズキは、モーターショー開催ごとに近未来的な試作品を出品した。
「ファルコ・ラスティコ」 今から20年前に液晶パネルメーターを採用した試作品。フロントスクリーンがスピードに応じ、競り上がってくる機能を搭載したフルカバードモデル。飛行機の操縦桿を模したハンドルだった。
「NUDA・ヌ-ダ 」
バイクの有機質的デザインから発想されたバイク。当時RGγのスクエアフォー(サイコロの4の目と同じ並び)エンジンを4サイクル化し、チェーンを無くす事で機械的なパワーロスを無くすという特殊な駆動方式を採用。超高圧の油圧でリアタイヤを駆動させるという代物だったのである。ハイドロジェット駆動方式といえばよいのか。チェーンの代わりに油圧ホースが二本、リアタイヤのハブに取り付けられていた。油圧を逆転させたり圧力を変化させることでバックや減速など可能である。実際、モーターショーの「ヌーダ」ブースでは、試作車両で走行実験の映像を流していた。
もしかしたら、前後二輪駆動だったかな。減速方法は電磁式パウダーブレーキって名前だったような。駆動液体内に、細かな金属を入れ、それを電磁で反応させ減速させると表記してあったが、具体的じゃなかったので、いまいち解らなかった。
現在、駆動方式はチェーン駆動とシャフトドライブだけだが、いつしか、第三の市販可能な駆動方式が現れるかも知れない。しかし、動力はエンジンであって欲しいね。
環境からいけばモーターかも知れないが、地球にやさしい排気のエンジンの出現を望むのだ。モーターにあの振動は、あるかい?
ガソリンの代わりに水素ガスを噴射し、連続爆発させ、今のエンジンのような振動、鼓動が発生すれば、今までとなんらかわりない、パイクができるのではないかと、おもっているのだが。