NPO申請書作成

今週木曜にRemove SwitchのＮＰＯ法人申請行ってきます。

申請書類提出前の見直し中。

せっかくなのでＮＰＯの申請書類のことについて書いてみる。

申請書類

・定款　　 －メインの書類。法人としての決めごとを記載

・確認書　－活動がＮＰＯに該当することを総会で確認したことを示す

・設立総会議事録　－そのまんま。

・設立趣旨書　－法人化するにあたっての趣旨

・事業計画書（初年度）

・予算書（初年度）

・事業計画書（翌年度）

・予算書（翌年度）

・就任承諾書　－役員の就任意思確認。署名、捺印

・役員名簿　－役員の住民票も必要

・社員名簿　－社員（会員）のうち10人の名前と住所

書類作成のツボ

（担当者の好み等にもよるらしい・・ちなみに今回は神戸市に出します。）

全般

・役所の指導として書類に定規を当てて確認するらしい。書き出し位置、改行等の際の面合わせに注意。

・数字は条項意外は全角が推奨らしい。

・法人名の前後に余計なスペースを入れない。

・住所の記載時は全て住民票と表記をあわせておく。

・申請書類はダウンロードした時点で間違い等が割とある・・・

定款

・第３条（目的）

　この法人は○○に対して○○に関する事業を行い、○○に寄与することを目的とする。

ここの部分で団体のできることが決まるのでよく考える。

・第４条（特定非営利活動の種類）

　無理につめこまないでも主たる目的の為に他の項目に関わることをすることになっても問題はない。

・項目の整合性

　特に"総会"と"理事会"の役割を決める時に注意。

はじめからそう書いといてと思うこと・・・

・書面での通知の部分を書面または電磁的方法によってとしておけばメールでおｋ。

・総会は条項を追加すれば”みなし総会（書面で全員の賛成の意思を確認すれば集まらないでおｋ）”を利用可能。理事会は不可。

・解散時の（残余財産の帰属）の項目

　　団体名や国を書かずに解散総会において選定した法人としておけばおｋ

・（会員の種類）項目にその他の会員－理事会が別に規則において定めた会員と書いてしまえば追加、削除時に定款変更が必要ない

・他にも予算決算の書類を予算に関する書類、決算に関する書類とすれば特定のフォーマットで作成しなくてもよくなる等。

設立趣旨所

×　団体を通してやりたいことを熱意を込めて書く。

○　法人格が必要な理由を示す。（社会背景→活動→法人格が必要）

事業計画書

　形式は自由と書いてるのは半分罠。有料で作成依頼を受けているところが資料作成してるためか手引書も割と不親切。

・定款にある事業別に内容を記載。それぞれに実施月、場所、受益対象者、収益見込みの項目を作り予算との整合性をわかりやすくしておくこと。

活動予算書

個人的には神戸市のを埋めただけだが事業計画との整合性を確認しやすいフォーマットの方がお勧めらしい。（参考：福岡のやつ 。）

今回なんとなく神戸のボランタリープラザで書類を確認してもらいました。

提出時に何言われたかとか指導されたところはまた教えて欲しいとのこと。

あと提出用とは別に自分用にも別に１部コピーして持って行かないと訂正箇所があるときも書類は持っていかれるので注意とのこと・・・

とりあえずこんなとこでー＋ｑ＋

NPO申請と目的

NPOを立ち上げる目的。

主たる目的はニート問題の解決。

そのために"多様な生き方、働き方が認められる社会"の実現を目指す。

・働き方の選択肢を増やす。

・在宅の仕事を増やす。

・必要な能力を補える仕組を作る。

・好きなことを仕事にできる仕組を作る。

・個人の特性を生かす、個性を認める。

　　　　　　　↑そのためには

・起業をする人を増やす。

・特に社会起業に重点を置く。

　　　　　　　↑そのために

・起業の活性化のための土壌作りから。

　　　　　　　↑

・起業を考える人の為のコミュニティを作る。

・起業の為の情報を広める。

RemoveSwitchとしての事業はあくまで"場の提供"の一点に絞る。

その中で

①社会の情報のオープン化（社会問題、起業等）

②本気でやりたいことを考えられる場を作り、広めること。

を目指します。

あと、同じようなものを誰でも簡単に作れるようにしたい。

その為には

・拡大しない組織を作る。

・情報をとことんオープンにする。

"社会運動をいかに効率よく広めるか"というのが鍵かな。

そしてやっぱり文字にすると堅苦しくて困る。

"気軽に一歩踏み出せる場が近所にある状態"をまず自分の近くに作りたいだけなんだけどね＋ｑ＋

社会の変革期（ニート視点）

ニート問題の本当の問題は社会構造にある。

決まりきった”あるべき姿”からの変化ができない、しにくい構造。

個人の人権等が認知され人々の意識は変わってきているのに社会構造は変わらない。

日本社会の特徴としては

すべり台社会と言われるほどの失敗のできない社会。

勉強でつまづいて落ちこぼれる。

じっくり考える時間もなければ飛び級のような制度もない。

"みんなと同じ"ことが大切な社会。

新卒時の一度きりの"普通"の就職のチャンス。

"まとも"な就職への唯一の道とも言える。

就職率が落ちても社会の認識、構造はいっしょ。

できて当たり前。

それは同時に成功体験が得にくい社会でもある。

失敗できないので挑戦もしにくい。自身が持てない社会。

そしてニートは増えていく。

社会の構造改革が必要だ。そういう人は多いが変わらない。

既得権益、社会が動く仕組み、原因は色々。

でももう限界が近づいてる。外圧、内部崩壊、ほんの少しのきっかけで変わりだす。

既存の会社、新しい会社、社会の変化についていけなければ淘汰される。

国を含めた社会そのものも危ういけどね。

そう遠い未来ではない。

ずっとニートとして社会の外から見てきて感じること。

今ニートはなにをするべきか。今の時期に考えたかどうかで未来は大きく変わる。

今社会をどうするべきか。どんな人が考え、動くかによって社会の未来も大きく変わる。