YOUは何しに日本へ? | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

海外へは社員旅行で4回ほどいったことがあるが。

帰国してからつくづく思うことが、

‘水道水が飲めるのはありがたい’

ということである。

海外の水道水は飲めないので、水が飲みたくなったら

金をだしてコンビニとかで買わないといけない。

 

それを考えると、本当に日本に生まれてよかったと思う。

温泉もあるし焼鳥もあるし。

ビールも美味い。

友人曰く、ドイツ人が「ビールは日本が一番美味い」とか

いったという話だ。

 

漫画やアニメなどのカルチャーも豊富だ。

ONE PIECEなんてもう何年やっているんだろう。

オレも25歳くらいまでは少年ジャンプを愛読していたので初期の

ONE PIECEは読んでいたが、社会人になってから忙しくなって

ジャンプを買わなくなってしまってからはもうまったく読んでいない。

でも日本の漫画って、日本人が思っている以上に世界ではうけている

んだなあと思う。

中に住んでいるとわからないが、日本て外から見るとかなり魅力的

なんだろうなと思える。

 

話は変わるが、日本語が上手な外国人を見ると、なんか嬉しくなるのは

オレだけだろうか。

流暢で上手ければ上手いほど、日本のことを愛してくれているんだろな

と感じる。パックンとか。

デーヴ・スペクターも昔は嫌いだったけれど最近は好きだ。

 

テレビ東京で放送されている「YOUは何しに日本へ?」(TVerでも配信)

をたまに観る。

空港で日本にきた外国の人にたいして日本に何をしにきたかをインタビューし

面白そうだったらその人に密着取材する内容である。

観ていると日本語が上手い外国の人がよく登場して感心することが多い。

 

MCはバナナマンのふたり。

ゲストとかは一切いない。

もやもやさま~ず2とかもそうだけれど、テレビ東京は予算をかけず素人とかを

取り上げて番組を構成するのがとても上手い印象だ。

ヘタに五月蠅いタレントとか、外見だけが取り柄のイケメン有名人とかを呼ぶ

よりずっとコスパがいい番組である。

 

インタビューや密着を観ていると、日本の文化がどれだけ外国人から興味を

持たれているかがわかって面白い。

 

日本に住んでると当たり前のようにそこにあって、いつでもゆけるような

飲食チェーン(牛丼屋とかココイチとか)が目的でわざわざ遠くの国から

くる外国人もいれば、アニメなどのイベントでやってくる外国人もいる。

 

イベント系に参加のためという外国人はとくに多いイメージ。

狭い日本だが、何かの発祥になっている例はけっこうあるようだ。

あと、日本国内を自転車やヒッチハイクで旅行するために来日する外国人も

目立つ。

オレをはじめとする下手な日本人よりもずっと日本各地にいっている

んじゃないかとすら思える。

そうか、やはり日本て日本人が思っている以上に魅力的なんだな、きっと。

 

食べ物、伝統芸能、アニメ、漫画、特撮、観光地……などなど、

日本を外から見て、どういうところが素晴らしいかを教えてくれる番組である。

 

元ブルーハーツの真島昌利が、「RAWLIFE」という歌の中で

‘ド田舎の日本人でもロックすることはできるぜ’

と歌っていたが、オレも小さいころ、日本という国はどこか田舎だ思っていた。

根拠とかはない。ただのイメージ。

おそらく、まだ何もわかっていない年齢だから、アメリカにたいするコンプレックス

のようなものがあったのかと思える。

英語はかっこいいけど、漢字はダサいというような単純な偏見。

 

でもこの番組で、日本のアニメなどに興味を持ってアメリカやフランスやイタリアから

日本にわざわざやってくる外国の人を見ていると、日本もそのへんの諸国にまだまだ

負けていないんだなというのが伝わってくるのである。

日本も政策や思想的な分野ではまだまだ後進国に部分もあるが、それでもカルチャー面では

世界トップクラスだ。

番組を観ると日本に生まれたことに、もっと自信を持ててくる。

 

最近、オレの身の回りでも「テレビがつまらない」という声が増えてきた。

そんな皆さんにおススメの番組のひとつである。