バンドブーム | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

中学生のころ、派手なグループ(ヤンキー)の生徒たちは揃ってバンドをやっていた。

なので、卒業文集を読んでも、バンドを結成して初ライブをやったことを自慢げに

書いている人間が多かった。

 

あと、本人自身はおそらくバンドもやってなければギターも弾けないだろうけど

プロのバンドが好きな聴きオタでBUCK-TICKだけについて書いている人間も

いた。

 

派手なグループが放送員会とかになって、給食時にかかる音楽がBUCK-TICK

ばかりだったのも憶えている。それかBOOWY。

レピッシュとかもたまにかかっていたっけ。

 

そう、オレらが中学生のころはバンドブーム真っ最中だった。

 

でも中学1年生になってはじめて音楽シーンに興味を持って長渕一筋だったオレは

正直バンドブームの洗礼は受けていない。

BOOWYなんて解散ニュースがでたとき、はじめてその名と存在をしった。

 

でも、当時TBSの深夜に放送していた「イカすバンド天国」が大人気になっていて

それを観るのがいわゆるイケてる中学生のステータスみたいな風潮になっていた

部分があったので、オレもたまにだが夜遅くまで我慢して起きて観たことがある。

 

でもやはりどちらかといえば、ロックよりちょっと古っぽいフォーク的な音楽が好きだった

ので、あまり印象に残っているバンドはいなかった。

どちらかといえば音楽よりもビジュアルでインパクトに残っているバンドのほうが

多かったかもしれない。

カブキロックスとか人間椅子とか。

 

ビジュアル的にも音楽的にも唯一あとの印象に残ったのはやはり「たま」だろうか。

最初観たときは「なんだこのバンドは?」だった。

多くの視聴者も拒否反応を起こす人が多かったらしい。

派手なロックバンドとイカ天のファンだった当時の友人はたまについて

「なんだあれ!気持ち悪いからやめてほしいよな!」とたまにたいして怒っていた。

 

でもそれから、じわりじわりとたまの人気がでてきた。

一見とぼけた音楽のように聴こえるけれど、歌詞をよく聴くとかなり社会性と

いうか風刺が含まれているのが理解されてきたのだ。

そしてのちに「平成のビートルズ」といわれるようになった。

 

オレもはじめてみたときは、なんだこいつら?だったにもかかわらず、

「さよなら人類」のシングルCDは買ってしまったうえに、カラオケでもよく歌っていた。

たまはやっぱりいい。

 

あとイカ天の他に、「天才・たけしの元気が出るテレビ!!」でもヘビメタのコーナーが

あった。

バーバラ・アキタダがいる「ザ・ヘアー」、ジン・スズキがいる「バベティ」、

ハードコア・ユキがいる「ディストマ」、みんなのれっずがいる「オーラ」の4組がいつも

でていた。

イカ天はたまにしか観ていなかったが、元気テレビは笑いの要素もあって好きだったから

こちらのバンドはメンバーの名前までよく憶えている(笑)

このヘビメタ企画がウケたのもバンドブームの影響だろう。

ちなみにバンドと関係ないが、元気テレビで一番好きだった企画は

「勇気をだして初めての告白」。

あれこそ今テレビやネットで氾濫している恋愛リアルバラエティの走りだったんじゃないかと

思う。

高校生だった当時、自転車で決まったルートで通学していたのだが、通学途中か帰宅途中

オレのところに来たらどうしようかと思ってしまった←無駄な心配

 

まあ、今日はこれといってとくに書くことないんだけれど、来週火曜日夜23時にBS-TBSで

放送される「X年後の関係者たち」のテーマが『バンドブーム』みたいだ。

そのお知らせ的な記事。

 

MCのカズレーザーを中心に、ゲストは筋肉少女帯の大槻ケンヂと、元たまの石川浩司

(俗にいうランニングの人。ついたー!の人w)、あとイカ天で審査員だった萩原健太。

立会人は綾小路翔。

 

この5人で当時のバンドブームを振り返るトークをするようだ。

イカ天にでていたバンドはあまりしらないけれど大槻ケンヂとたまは好きなので、

これはとても楽しみだ。観るっきゃない。

 

サイトはココ→『X年後の関係者たち』

 

BSが観られない方は、おそらく放送開始後にTVerでも無料配信されると思うので、

ご興味ある方、懐かしモノが好きな方は是非観てはいかがだろうか。