世紀の烏合カンパニー | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

以前にどこかの記事で数行だけ書いたことを掘り下げたのが今回のテーマ。

 

昔からスポーツ大会とかでなにかとチームワークを強調するリーダーがいる。

大学4年の就活のときも、面接で、

「ひとりでもネガティブなことをいう人間がいると、みんなの士気がさがる」

などと平気でいう面接官がいた。

 

それを堂々ということについて、そのリーダーや面接官の資質を疑わずにいられない。

自分の組織がいくら脆弱かという恥部を暴露しているにすぎないし、おおげさに例えている

とするならば、他の誰よりネガティブなのはそのリーダーや面接官である。

 

冷静にいっていることを考えればわかる。

 

たとえば、老舗の大企業があったとする。

創立から50年くらい経っていて、社員も100人くらいいる。

社員の半数以上が社歴の長いベテランや中堅だ。

 

そこにネガティブな発言をするオレが新人として入ったとする。

100人もいるオフィスのなかでオレがネガティブな発言をしたり、ためいきを

ついたとする。

 

そうすると、そこにいる100人の士気が下がるのだろうか。

 

ネガティブな発言自体がいいか悪いかはひとまずおいといて、

そこで何十年も働いているベテランや中堅の人たちのやる気は、昨日今日入った

たったひとりの新人のオレの言葉でそんな簡単に削がれるのであろうか。

自分ごときにそんな影響力を感じさせてくれるのであれば、罪悪感どころか

むしろ光栄である。

 

ネガティブな発言したり、ためいきをつく人間がたったひとりいることよりも、

たったひとりの人間の発言や行動で、やる気をさげる社員が100人もいる

烏合カンパニー、烏合チームのほうが大問題だ。

 

マイナス思考の強いこのオレでさえ、自分の組織にあとから入ってきた

人間がそこでネガティブなことをいったとしても、べつにたいした影響は受けない

といえる。

むしろ、いろんなタイプの人間が入ってきて、組織自体の色が豊かになったと

楽しめるほうである。

 

それだけチームワークや雰囲気を大事にしているということがいいたいのであれば

表現が下手過ぎるし、あくまで精神論でいっているのであれば説明が稚拙過ぎる。

 

いうのであれば、

「うちの組織は、精神的に強い人が多く、誰かがマイナスなこといってもみんな

士気をさげたりしませんが、極力そういう発言はしないでください」

というのが正解ではないだろうか。

 

「ひとりでもネガティブなことをいう人間がいると、みんなの士気がさがる」

という言葉はいわば、

自分の会社にはすぐに他人に影響される社員が100人もいるんですよ。

といっているようなものである。

 

オレは間違ったことをいっているだろうか。

 

 

またパソコンの調子がすこし悪いので各レス遅れたら申し訳ありません。