昭和レトロガチャ最強コレクション | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

 

 

 

警察と泥棒にわかれて、泥棒が逃げ、警察がそれをおいかけて捕まえる遊び。

同じ遊びだけど、地域によって名称の違いがある。

「ドロケイ(泥棒と警察)」、「ケイドロ(警察と泥棒)、「ドロジュン(泥棒と巡査)」などなど。

ちなみにうちの地域では「ドロケイ」だった。

 

おなじようにして、通称がいくつかあるものがある。

いわゆるカプセルトイが入っているケース。

 

ガチャガチャ? ガチャポン? ガシャポン?

 

ちなみにオレは子供のころ、祖母と買い物いったとき、祖母が

それのことを「ガチャ箱」と呼んでいたので、オレもてっきりそれが正式名称と思い

友達と話すときもずっと当たり前のようにガチャ箱といっていたのだが、

友人が誰もそう呼んでおらずガチャガチャといっていたので、そのときはじめて

ガチャ箱が正式な名前でもなければ、自分以外の子供たちの間でそう呼ばれて

いないということをしったのだった。

 

 

そんな懐かしいガチャガチャ(仮)を紹介している本を発見。

ガチャ愛100%のワッキー貝山さんという人のコレクションを紹介する本である。

子供のころに見かけたり集めたりした懐かしいカプセルトイが載っている。

 

ガチャガチャにもいろいろある。

今でこそバラエティ番組などで紹介され、1000円自販機などが話題になているが

オレらの子供のころは逆に安い20円のガチャガチャとかがあった。

今ではすっかり見かけなくなったが、ちっちゃいカプセルの中にキン消しや

ウルトラ怪獣の消しゴムが1体だけ入っているのだ。

 

小学生にとって20円というのはとてもリーズナブルなので、俗にいうハズレが

多くでるということがわかっていても頻繁に硬貨を投入しては購入していた

ものだった。

 

あと硬貨を入れるところになにかしらを入れれば、レバーが回転してしっかり

カプセルがでてくるという噂が流れて、そのへんに生えている草をちぎってきては

硬貨を入れるところにつめてレバーをまわし、タダでカプセルをだしてやろうとした悪ガキがいて、

ガチャガチャを管理していた駄菓子屋から学校にクレームが来たことがあった気がした。

 

ほとんどが小型のケース型ガチャだったが、ひとつコスモスというメーカーが

自動販売機くらいに多いガチャガチャを出していたのも明確におぼえている。

厳密にはレバー式じゃなく、ボタン式なので、ガチャガチャではなく自販機だが

何度か遊んだ記憶がある。

 

女の子向けのガチャは香水とか指輪とかそういう装飾系の商品が多かった。

男の子向けのガチャはミニチュアの武器やジョークグッズなど。

 

男女ともに楽しめたのはやはり消しゴム類やシール類。

 

キン肉マン消しゴム、怪獣消しゴム、スーパーカー消しゴム……

消しゴムという名前がついているものの、その機能性は備えておらずまったく消えない(笑)

むしろ、こすると余計に黒くなり紙が汚くなる。

ただ、消しゴムという名前がついていることで、‘文房具’という名目ができ、学校に

もってきすくなったのはあるかもしれないし、ないかもしれない。

 

辞書型消しゴムやファミコンのカセット型消しゴムもあったけれど、

やはりもっともお金をつぎ込んだのはウルトラマンの怪獣消しゴムとキン肉マン消しゴムの

ガチャガチャに違いない。

 

キン消しはひとつの小さなカプセルの中に3体ほど詰められているから、

人形(消しゴム)の体がグニャっとひんまがってて立たなかったりするのが

あるあるだった。

あと原作に登場しないような超人ばかりでたりして、やたらダブる。

 

キャラクターモノじゃないガチャガチャの景品では個人的にスライムが

欲しかった。

緑色の小さなポリバケツの中をあけると、中にドローっとした緑色の

スライムが入っているやつ。

ただ、ドロドロネバネバしているというそれだけで遊び方もなにもなく

ひたすら触感を楽しむというだけの景品だったが、それでもガチャガチャの景品と

してはアタリであり、なかなか当てることはできなかった。

 

そうなのだ。

昔のガチャガチャにはハズレ景品が多く、メインで歌っているカプセルはなかなか

でなかった。

今のガチャガチャは価格設定が高く最低200円くらいからのかわりに

ハズレがないような印象である。

 

ハズレばっかりでて一喜一憂していた子供時代が懐かしい。