青汁 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

護摩行をやってみたいと昔から思っている。

炎の前にずっと座っているアレである。

広島東洋カープの新井が修行としてよくやっていることで有名だ。

 

相当つらく、顔なんてほぼ火傷に近いところまでゆくとか聞くから

実際それに向き合ったところで、できるかできないかはおいといて、

とりあえず経験してみたいという気持ちだけはある。

 

ただ、やるならやるで、一般人向けにアレンジされていて炎から

やや距離をもったところに座る護摩ではなく、ガチの護摩をやりたい。

 

オレの人間は基本、ダメ人間として初期設定されているので

面倒なことや肉体的にキツイことは極力回避して生きてゆければと

思っているのだが、その一方で自分からやると決めたことにおいては

中途半端なヴァージョンでやりたくないという信念が異常に強い。

 

だから虫を喰うにしても完全に粉砕されたものではなく、姿そのまま

のものを喰らいたい。

長距離と名がつくマラソンをやるならば、20キロとかじゃなく、フルで

走ってみたいというタイプである。

 

この前、生まれてはじめて「青汁」というものを買ってみた。

前から一度飲んでみたいとずっと思っていたものである。

 

バラエティ番組の罰ゲームでよく利用されていて、飲まされたタレントが

すごく苦そうな顔をしていたので、それがガチでどれほど苦いのか自分の舌で

感じてみたかったのである。

(もちろん、タレントは仕事なのである程度オーバーリアクションしているというのは

承知だが)

 

以前ステーキガストのサラダバーで、青汁の元となる野菜のケールがあり、

それを食べたことがあったのでケールの苦さはよくわかっていた。

これをそのままミキサー大帝にかけてできたのが青汁だろうと想像した。

 

スーパーで2、3種類の青汁を見かけたが買ってみたのはこちら。

100円しなかった。

 

 

楽しみに飲んでみた。

 

……サッパリし過ぎててまったく苦くない。

ケールも感じるには感じるが、どうとらえても緑茶の存在のほうが大きく

うわ回っている。

 

美味い不味いの問題ではなく、残念。

護摩行でいえば、これは業火前でガチでやる護摩ではなく、

体験したい観光客向けにアレンジされたソフト護摩のようなものだった。

子供でも問題なく飲めるほどのスッキリ度。

 

やはり飲んだ瞬間「ぐええ!にげぇっ!」となるようなガチの青汁は100円程度じゃ

買えず、通販とかでやっている高い(粉末?)やつだけなのだろうか。

 

一度ガチの青汁の苦さをしってみたいと思う自粛の日である。