戦後最大級ノ感染拡大ニヨル自粛生活ノススメ | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

先週、先々週は小池都知事閣下の令に従い自宅にて過ごす。

 

とはいえ、最低限の外出は‘要’である。

結婚していて家に帰れば食事がある人、あるいは実家住まいの人はいい。

でも、包丁と火が使えない独身者にとって、米は自炊したとしても

おかずとなる惣菜くらいはほぼ毎日買い出しにゆかないと食事ができない。

だから土日含めてほぼ毎日スーパーには足を運んでいる。

 

買いだめは当然しないから、オレは最低限の買物しかしないのだけど

レジがすごく混んでいる。

そして前に並んでいる人をみたら、たっぷりと商品を入れたカゴをカートに

2つ積んでいて、その人の会計時間だけで2,3分掛かるなんてことは

ざらである。

売り場を見てまわって人がたくさんいるレジに並んで店をでるまででも

気づくと15分から20分くらいかかったりしている。

 

帰りに自転車こぎながらガラス越しに飲食店の中の様子を見ると

がらがらで接客係も少なかったりする。

 

世の中の雰囲気がもう、外食がいけないことで自宅で食べるのがいい

みたいな流れになりつつある。

勘違いしてはいけないのは家が良いか外が良いかではなく、多くの人間と

接触したり会話したりしないようにするのが大事なのであって、家で食事するために

買い出しにいって、人がたくさんいるところに20分も滞在するくらいならば、

逆に客も従業員も少ない店で食事したほうが感染率も低く最低限度の経済も回るんじゃないか

と思ってしまうが、今この時世で外に食べにいったなんて報告したら、3・11直後みたいにまた

「不謹慎バッシング」が発生しそうな感じもする。

 

どうなんだろう。

オレとしてはヘタに買いだめにはしって人がたくさんいる場所に何十分も

滞在するより、すいている飲食店にいってひとりだけ離れた席に座るほうが

よほどリスク低いと思うのだが。

 

現実問題として家で食事しようとして買い出しにスーパーいったら

どこのスーパーの棚も空っぽで食べるものがなく、しょうがないから普通に飲食店に

入るというケースもあるのだ。

それがあるのがひとり暮らしの辛いところ。

でも、それでオレがこのブログで夕飯をどこかに食べに出掛けたとか書いたものなら

「夜に外出するな!」

といってくる人間もいるかもしれない。

 

できる限りは家で食べようとは心掛けるが、正直毎日それは無理。

なのでたまには外で食べるが出来るだけ簡単に済ませ、混んでいる店は極力避ける

つもりである。

今後ブログでそいういう店のことを書くこともあるかもしれないので、先に断わっておくのが

賢明かと思う書いておいた。

 

昨晩にテレビ朝日で放送される予定だった「帰れま10」が内容変更されて放送され

なかった。

理由はだいたい想像ついたが、ネットの声を拾うとやはり想像どおりだった。

内容として、大人数で密集、ひとつふたつの食品を大人数でシェア、正解だしたら

ハイタッチ。

収録済みのモノはそれはそれでいいような気もするが、世の中がこんな状況に

なっている以上、その放送内容変更は無難かもしれない。

 

とりあえず本日、緊急事態宣言が発出された。

GW含む今後一か月はおとなしくしていることになりそうだ。

 

食事にかんしては重ねていうが、家か外かというところに重点を置くのではなく

過程として人とあまり接しないようになればいいかと思う。

外に食べにゆく際は入口でしっかりと手を消毒する。

 

ただ今回の緊急事態宣言においては飲食店と居酒屋の境界があいまいで

難しい。

いわゆる‘チョイ呑み’ができる定食屋や町中華はどうなるのかというところ。

コロナ騒動抜きにしてもただでさえ若者が居酒屋を離れ、ファミレスや激安チェーンにて

呑み会を開いている時代だ。

居酒屋が営業休止を要請されたことによって、これまでそこに通っていた呑兵衛が

酒が呑めるファミレスとかに流れこみ占領して、普通に食事にきた個人やファミリーが

満席により食事できないケースもでてくるのではないかというのは考えすぎだろうか。

オレも酒は好きだし、居酒屋にゆけなくなるのはマリアナ海溝よりも深い悲しみに値するが、

だからといって通常の食事をしたい場所の場を奪うようなことはしたくないのだ。

その点はしっかり留意しておく。

 

それともうひとつ不安なのは、自粛解除の日およびその周辺の反動。

政府が定めた自粛期間は一応5月6日までらしい。

 

ただ、自粛期間多くの人がそれまで我慢していたぶんの楽しみを一気に開放する

ため、解除された週末と同時に各スポットに人が流れ出すと思う。

それはそれでなるべくしてなる当たり前の流れなんだけれど、1カ月で完全にウイルスを

完全に根絶されるのは無理だと思う。

 

たとえば自粛が解除されたと同時にある人気スポットに2000人の人間が流れ込んだとして

その中のひとりにまだ感染している自覚症状のない患者がいたら、またそこから

感染が発生して、オレ的にいってみれば「感染爆発のリバウンド」が起きるのではないか

という不安はある。

 

だが、まあとりあえずにしても先を見据えるということで期限というのは必要だから

これは考えてもしょうがないかもしれない。

こればかりは今の政府が悪いわけでも遊びにいった人間が悪いわけでもなく

ウイルスが悪いのだし。

 

それともうひとつ。

 

オレが本好きだからいうわけじゃないし、この際だからそう思われてもいいけど

このSTAY HOMEという機会がせっかくあるのだから、家で本を読もうよといいたい。

 

食料やマスクを買いだめする人はかっこ悪いけれど、本を買いだめ、あるいは借りだめ

する人はかっこいいと思う。

今は図書館も閉鎖になっているけれど、オレはこうなる前に十冊くらい借りておけば

よかったと後悔している。

今本を読もうと思ったら、もう金出して購入するしかないのだから。

 

活字が嫌いな人も強制的に家で本を読むいい機会ではないだろうか。

読書に限らず、ひとりで家で過ごすことが苦手な人には、ひとりで楽しく過ごす

アイデアを練りだすいい機会ではないだろうか。

ひとりで過ごすのが苦手な人は、今この機会を逃したら一生もうひとりを楽しめないまま

終わるといっても過言ではないかもしれない。

 

今の団結的な空気を乱すつもりは毛頭ないが、最後はこのブログらしい

シニカルな疑問で終わらせていただきたい。

 

普段から「ピンチはチャンス」とか「逆境を楽しめ」とか口をそろえて笑顔で

いっていた人たちが、絵に描いたようにわかりやすいこのピンチ&逆境の

場面でそれをまったくいわず沈黙しはじめたのはなぜだ?

そう叫んでいた彼ら彼女らはいったいどこへいったのだ?

全員ウイルスにやられてしまったのか?

 

オレは普段から「ピンチはピンチでしかない」といっているので

今の状況を冷静に受け止めているが、普段からピンチがチャンスだといっている

人たちにとっては今こそ最大のチャンスではないのか???

なにがチャンスなのかオレにはわからんが、そういう人たちがいうにはきっと

なにかのチャンスなのだろう。

 

それとこれとは重大さや状況が違うとかいったように反論できる都合のいい

ピンチしかチャンスに例えられないのならば、前向き面しないでほしい。

 

そういう人たちよりも、オレその他もっと多くの人がこの自粛生活でウイルスを乗り越え

なにかをプラスとして会得しようとしているはずである。

 

楽しもうとはいわない。

でも必然的に多くの場面で自粛しないといけないのであれば、せっかくだから

なにかひとつでも楽しみを見つけたり、知識を増やしたりするべきである。

 

とりあえず本を読むのが一番。