ロックアップ | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

コロナ、クラスター、オーバーシュート……

皮肉にも今年の流行語大賞のうちノミネート候補が3、4つ確定

しているかもしれない。

ウィルス関連だけにある意味では‘流行語’といえるのだが

状況がここまでくると笑えないし、オレ自身にもいろいろと影響が

ではじめている。具合があまりよくないので通院関係などなど。

 

一番最近でてきた小池都知事十八番の横文字はロックダウン。

首都封鎖という意味らしいが、勉強不足のオレにはどこからどこまでの

封鎖をもってそう呼ぶのかがわからない。

 

ただ、この流れを見ている限り、外出自粛は先週今週だけでなく

来週以降も続きそうな雰囲気である。

 

なのでこうして巣ごもりしてブログを書いているのだけれど、

訪問してくれている読者のみなさんも同様に家で自粛している人が

多いと思うので、映画や本を紹介してゆくにはいい機会かもしれない。

 

そういうわけで今回は映画記事なんだけど、テレビで何度もロックダウン

という言葉が連呼されていたこともあり、ロックダウンの反対ならアップかなというだけで

思いだした映画がシルベスター・スタローンの「ロックアップ」という映画。

 

 

これまでのアフィリが廃止になるというので新しいシステムので

張り付けてみたらやけに小さいのだが……

――

模範囚フランク・レオンは出所を半年後に控え、恋人メリッサもその日を心待ちにしていた。

しかしある夜突然、最悪と噂されるゲートウェイ刑務所へ移送される。それはフランクを逆恨みする

刑務所所長ドラムグールの仕業であり、マンリーら悪徳看守やチンクら極悪囚人たちを手先に使い、

フランクへの復讐を行なうためであった。

(Wikipediaより引用)

 

もしかしたら間違っているかもしれないが、たしかオレが中学生のときに公開された

作品だと思う。

スタローン主演という大看板であるが、時期を同じくしてバックトゥザフューチャーシリーズや

ティム・バートン監督のほうのバットマンと公開がかさなったため、そちらのブームに

押されて話題性が薄くなってしまった作品という印象。

個人的には好きな作品で、はじめにレンタルビデオで観たあともテレビで放送される

たびに観ていたものである。

 

 

ストーリーはルパン三世などに観られるようによくある話。

刑務所に移送されたら、そこが極悪所長が管理する地獄のようなところで

脱獄をはかるというものである。

 

脱獄までの流れも面白いが、そこまでにいたる刑務所内の囚人同士の

争いや友情もなかなか見ものだ。

 

チンクという囚人率いる敵対グループは、実は極悪所長の手下。

所長の命令をうけては、スタローンのグループに攻撃やいやがらせを

繰り返す。

 

印象的だったのは、スタローンとその仲間が車の修理工房の中で密かに

造り続けていた車の存在がばれ、所長の命令をうけたチンク一派がそれを

金属バットなどで破壊し、その様子をただただ呆然と悔しがりながらスタローン

たちが見つめるシーン。

 

もうひとつはスタローンが可愛がっていたまだ若い囚人(通称ファーストベース)が

トレーニング室でひとりになっているところを、チンクたちに襲われ、殺されて

しまうシーン。

 

とくにひねった流れとかはないのだけれど、全体を通して退屈しない娯楽作品

だった。

 

陰湿で極悪なドラムグール所長の役をやったドナルド・サザーランドの存在感が

良かった。やはり目ぢからがある。

なによりもドラムグールという名前がもう悪そうに響く。