家系ラーメン武道家 口 (2回目) | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

 

週末の昼食は部屋で安く、かつシンプルに済ませることにしている。

先々週の土曜日も例によって、白米と納豆で済まそうと思い米を炊くことにした。

 

朝10時半ごろに米をとぎ、本当は1時間ほど水に浸したほうがいいのだろうけど

せっかちなので30分だけ浸す。

 

11時。

ジャーに入れて炊飯。

正午前くらいに炊けたことをしらすピーッっという音が鳴る。

そこから15分ほど蒸らすのだが、その蒸らす間にテレビを観ていたら、

フジテレビ系の「有吉の正直さんぽ」で、出演者の有吉弘行がどこだか忘れたが

あるラーメン屋でラーメンを食べていた。こってり系の。

 

普段テレビを観ていて、美味そうな料理が画面に映っても、なんとなく食べたくなった

と思う程度で、ただちに食いたくなるタイプではないのだけれど、なぜかそのときは

思いきり食べたいスイッチが入ったのだった。

 

「うわー! やべえ! こってりしたラーメンが食いてえ、今すぐに!」

 

しかし、もう米を炊いて今は蒸らしの段階までもうきていて、ジャーの中にはほかほかの

米がスタンバイしているのである。

 

舌はラーメンを待っている。

でもジャーの中では出来立ての米がオレに食べてもらうのを待っている。

襲ってくるジレン魔。

 

しかし、テレビの魔力に負けたオレの口は、もうラーメンの口になってしまっていた。

 

せっかく炊いて、温かい状態で待っててくれたのに米よゴメン。

 

自分から遊びに誘った友人をほったらかして他の友人のとこへ遊びにいってしまった

ような罪悪感を感じながら、温かい米たちをラップにくるみ、すこし冷ましてから保存用と

して冷凍庫に入れ、オレは急きょラーメンを食べに外へ出ることにした。

 

だが、本当にいきなりの衝動的ラーメン欲だったので、どこの店にするか決めていない。

どうせなら、はじめての店がいいかなとも思ったが、そのときはこってり系を欲していたので

店が限られた。

 

迷っている間に時間が過ぎてゆき、13時を過ぎてしまった。

こうなったら再訪でもいいかと思い、昔いった家系ラーメンへ。

 

そのときの記事は最後に。(久々なのでリブログ配置方法がわからず途中挿入できなかった)

再訪とはいっても当時の記事見ると、何気にもう9年近く経過していて時間が激流のように

流れていたことのほうに驚いた。

 

『家系ラーメン武道家 口』

過去記事画像より。

武道家

 

 

「口」は、‘くにがまえ’と読む。

しかし、当時のオレはなんでこんな半端なアングルで撮影したんだ?

 

12時台を過ぎたが人がたくさんいて、部活帰りらしき食べ盛りの高校生や

現場仕事の作業着のニイチャンたちの姿も見える。

 

「ラーメン」 700円

 

 

普段は家系ラーメンゆくと、好みは

麺かため、味ふつう、油の量ふつう。

今回は味を濃いめにしてみた。

 

うお、スープが重い。どろどろだ。

 

こんなに重かっただろうかと、過去の記事を見直してみた。

自分で書いて忘れていたが、そこにも重いと書いていたので昔から変わっていなかった

ようだ。

 

ただ、こってりを欲していたからこの重さは大歓迎。

濃くて美味い。

 

そしてライス。

 

 

前回訪問したときは夜だったので50円だったが、今回は昼なので無料。

セルフサービスで食べ放題なのがとても嬉しい。

 

こってりスープをたっぷり浸したノリ3枚を1回につき1枚乗せてライスをくるみ

合計3杯いただいた。

周囲の客に「あいつ、細いくせによく食うなあ」と思われたかもしれない。

700円で満腹。コスパ抜群。

 

 

ライス食べ放題の店にゆくと、ラーメンを大盛りにするという概念がなくなってしまい、

並ラーメンを軸にして、まだ満たされない胃の余白をライスで埋め立てようという気になって

しまうものだ(笑)