牡蠣屋うららの「カキフライ定食」 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

 

「I’ll be back」

(また戻ってくる)

 

アーノルド・シュワルツェネッガー主演の名作映画「ターミネーター」

その中のシュワルツェネッガーの名セリフとして有名だ。

 

将来、指導者となる青年ジョン・コナーの誕生を阻止するため、その母親で

あるサラ・コナーを殺害する目的で、2029年という未来から1984年にやってきた

殺人マシーン。それがターミネーター。

第1作ではヒールとしての主人公だった。

 

ただ、この設定と「I’ll be back」という台詞はスクリーンの中のフィクションの

世界だったが、つい最近Yahoo!トピックを見たら、なんとあの黒い冷血マシーンも

ターミネーターの「I’ll be back」のごとく、政界から飲食業界へ‘戻ってくる’という

ニュースが。

そう、ワ○ミのトップだったあいつである。

 

元いた飲食チェーンにあいつがまた戻ってくる。

比較的ではあるが平和になった飲食業界の秩序がまた乱れる予感。

 

自称社会派、そして表現者として、従業員を過労死させるために戻ってきたアンチヒーロー

渡○美樹を主役としたSFバイオレンスアクション小説の執筆にオレはとりかかろうと思う。

 

タイトル

「ワターミネーター」

 

嘘。そんなもんは書かんわい。

これがいいたかっただけww

 

しかし、まあ、酒場業界も大変である。

 

鳥貴族を筆頭に一杯一品が低価格で嗜めるような酒場が増えてきたから

仮に味がそれなりによいとしても、中途半端な価格設定や味では客が離れてゆく。

 

酒場も今や「破格」か、あるいは特化した「専門店」かの二分化しつつある。

 

そして家賃においても昼間が「死に家賃」になることも考慮して、ランチタイムは

定食屋として営業するプチ二毛作店もここ数年で目立つようになった。

 

いわゆる「酒場メシ」提供スタイルである。

 

今はまだ夜の部門の居酒屋(笑)にはいけない状態なので、先日土曜日の昼に

酒場メシを食べにいった。

 

 

『牡蠣屋うらら 聖蹟桜ケ丘店』

東京都多摩市関戸1-11-3 桜ケ丘プラザビル2F

グループHPはココ

 

 

場所はジブリ映画「耳をすませば」の舞台でおなじみ、聖蹟桜ヶ丘駅のすぐ目の前。

ビルの2階にある。

どちらかといえば料亭的な佇まい。

 

 

画面右側の暖簾がかかっているところが入口。

このように建物の内部にある店の入り口のところに石が敷いてある

雰囲気好きなんだな。

家の中に外があるみたいな風情があって。

 

昼時をややずらしたので、店内には先客が3、4組。

土曜のランチタイムだから逆にゆったりだったけど、駅前だけに平日の

ランチタイムとかはOLやサラリーマンで混んでそうだ。

学生は少なそう。

 

おひとりなのでカウンターに。

先客が去ったあとに撮影した奥行。

うむ、やはり料亭のような清潔感と落ち着き具合。

 

 

ここはやはり専門店の味をいただくべき、牡蠣の料理を注文。

 

オレは牡蠣は好き。

生も揚げてあるのも。

 

でも、牡蠣って好き嫌いがはっきり分かれるイメージがある。

食べられないという人は食べられない。

(とくに生。味よりも過去に当たったトラウマとかが多い)

 

グループで居酒屋ゆくと、誰かが好きなものを頼む際、頼む前に決まって

周囲に気遣って「食べられる?」と訊いてくる素材のトップスリーがオレの中にある。

 

「アボカド」「パクチー」そして「牡蠣」。

オレはどれも大歓迎だからわざわざ確認してくれるまでもないと思うけれど

それでもやはり食べられない人が多いということを具体化している質問だと思う。

 

ちなみにオレの好き嫌いをしらない人間からオーダー前に「玉ねぎ食べられる?」

と確認された記憶は一度もない。それどころか気づいたらいつの間にかオニオンスライスや

オニオンリングを勝手に注文されている場合が多い……

生牡蠣やパクチー同様、頼む前に訊けよっ。

コガネムシやサソリがある店で、もしオレが勝手にそれ頼んだら激怒するくせに。

 

まあ、とにかくオレは好き嫌いがわかれるクセのあるものは大好きで、多くの人が普通に

好きなものが食べられないというヒジョーに生きづらい人間様なのである。

 

でもやはり牡蠣は美味い。

生も。

あの、すすったときにジュルっていう食感も海の恵みって感じに溢れていて好き。

 

だけど今回はフライ。

 

「カキフライ定食」 900円

今回クーポン使用で500円

 

 

牡蠣は広島産(?)

 

ごはんは大盛無料サービスなので、もちろん大盛り。

 

牡蠣は4粒。

 

 

これは美味い。

 

正直オレは料理や素材において、細かい違いとかこだわりとかには疎いほう

だと思うけれど、この牡蠣はやはりそのへんの居酒屋で提供されるものとは

違うのはわかる。

 

カラッとした表面の揚げ具合もいいけれど、なにより一口かじったときの

ミルク感。

 

ああ、ミネラルがオレの体内にどんどん流れてゆくというのを実感する。

 

玉ねぎ食えないと書いた矢先つっこまれそうだけど、タルタルソースは克服した。

刻んだ粒の大きさにもよるが、ここのはクリア。

牡蠣はやはりウスターソースよりタルタルソースのほうがいい。

ごはんも進む。

 

牡蠣食べ放題のメニューもあり、都心のほうにもあるようなので機会があれば

おすすめな一店。

 

 

食欲の秋、読書の秋、芸術の秋なので、今度も予算やスケジュールと相談して

それにあわせた記事をしばらく強化してゆけたらいいなと考えている。