旭湯 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

先週、久々銭湯へ。

 

前回いきたかったけれど、クセが強い見知らぬ人が先に入ってゆくのが

見えたので一度敬遠した銭湯。

 

『旭湯』

東京都府中市宮西町3-6-2

 

 

存在は前からしっていたけど未訪問だった店。

 

最近温かくなってきたが、夜になるとまだ風が冷たい日があったので

一日まるごとが完全に温かくなる前にと思い、いってみた。

 

暖簾をくぐると、下駄箱。

これまで銭湯およびスーパー銭湯にいったら、まず下駄箱全体を見渡し

抜かれている木札の数をぱっと見て、「ああ、中混んでそうだな」とか

「すいているな」とか推測していたが、この視点はあまりあてにならなかった

ようである(笑)

 

味のある昔ながらのロビー。

壁にはたくさんのマリリン・モンローが微笑んでいた。

 

 

古い建物にはなぜかマリリン・モンローがよく似合う。

 

日本内で和風なのに不思議と合い、良い化学反応を起こした

雰囲気を醸し出ているのだ。

 

これが日本の偉人でもベタ過ぎて目立たないし

ナタリー・ポートマンのような現在の外国人女優でもまた違うのだ。

 

あくまでマリリン。そして白黒。

長野で宿泊した井出野屋旅館もマリリンがたくさんだった。

 

たぶん当時のご主人や女将さん、あるいはお客さんたちが抱いていた

憧憬のようなものが垣間見ているような気になれるのがいいかもしれない。

 

ここの銭湯もそのように、関係している誰かがきっとマリリンを好きで

その軌跡が壁に残っているのだろうと思う。

ただ湯加減において、マリリン本人がお熱いのがお好きだったかどうかはわからない。

 

浴場へゆくと、予想外に空いていてゆっくりできた。

 

壁の絵は伊豆からみた富士山だった。

 

メイン浴槽は3つ。

通常、座り湯、そしてあつめ。

あとは水風呂と別料金のサウナ。

 

心身共に疲れがたまっていたので、気持ちよくゆっくり浸かることができた。

 

こちらで嬉しいのはシャンプーとボディソープが備え付け。

洗い場一列に1セットあるので、持参するものが少なくて済む。

 

すごくささいなことなのだが、通常の銭湯だと浴場から脱衣所に戻るとき、

ボトルやチューブの水を切るのがちょっと憂鬱なので。

 

今回は30分から40分と短めに切り上げた。

 

外にでてからのまだ冷たい風がここちよい。

 

のぼせて帰宅したら、さっそく一本。

反町隆史がCMやってる、帰ってきた「マグナムドライ」。

格別に美味かった。