エピソード♯03東高円寺二万電圧ライブふたたび | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

年が明けたとおもったら、もう年末が見えてきている。

時の流れるのは早い。


あれから約9カ月……


ふたたび、ここにやってきた。



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ライブハウス『二万電圧』。


そうなのだ。

アメブロ相互読者で交流させていただいているLindt(リンツ)さんのバンド

『薔薇色ノ怪物』

が、また東京にきてライブをやるとのことで、ご都合があえばとお声を掛けていただき、

今回も楽しませていただくことに。


前回は初対面だったので、とりあえずひとりで出向いた。

今回は誰か連れてゆこうかと思ったのだが、この日に限り友人の予定が埋まっており

なんとかアテを探し、ひとり確保して、ふたりでゆくことに。


例によって、仲が良いとか音楽に興味あるというだけでなく、シーンに応じて誘う条件があるので

(笑)


高円寺改札に夕方5時待ち合わせして、そこから一緒に歩いて東高円寺の会場までゆく予定

だったのだが、知人が仕事帰りでくるため大幅に遅れそうだから現地集合にしてくれと連絡が

入ったので、とりあえずオレだけ先にゆくことになった。


17時半開場。

18時開演。

Lindtさんのバンドは今回トップバッターなので時間は守らないとイカン。


受付で名前を伝え、チケット代を払ってワンドリンク券とパンフをもらい、目の前にある

音の宴のドアから入る。


たかが9カ月。されど9カ月。なんとなく懐かしい。



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前回はバンドがトリだったので、入ってすぐのスペースにいらしたけれど、今回はトップバッター

なので、既に裏のスタンバイでお忙しい最中だろう。


会場内をフラフラしながら、開演までゆっくり20分ほど待つ。

ワンドリンク券でまずは1杯やりたかったが、知人が到着するまで我慢して呑むことにする。

今は互いに違う環境で気張っているにしても、一応かつて同じ職場にいた上司だったから

そこは気遣っておく(笑)


不器用で「ウソも方便」という武器を身につけられなかったオレは大学卒業後の2年半、

居酒屋甘太郎並みの特大ジョッキで辛酸をガボガボ飲まされながらも耐えた末に念願の社会人となったから西武ライオンズ牧田和久に匹敵する老練社会人ルーキーだった。

だから上司だったけど年齢は同じ。


ま、そんなパーソナルなクソ知識、いやキソ知識はどーでもいいとして……


ライブハウス内の時間はあっという間に流れ、ライブスペースが暗くなり、ステージにライトが

向けられる。


いよいよ、登場……9カ月ぶりの再会。


『薔薇色ノ怪物』 ステージに登場!!



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中央はヴォーカルのAdelheidoさん!

右側がLindtさん!


Lindtさん、今回はサックスも。



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歌も歌えて楽器も駆使できる人って、改めてすごい。


バンドメンバー皆さんの放つパワーがすごくて、ステージ上にあるそれぞれの楽器が

オーディエンスに向かって音符のバレットを連射してくる。


そして、そのバレットひとつひとつが全身を心地よく突き刺しては貫通してゆく快感。



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すごいなあ。

表現者としてこういったことができることに対する9割の尊敬と羨望。

そして1割の嫉妬。


いやいや、だって別にすごいともカッコいいとも思わないアーティストや作家やアスリートには

嫉妬も何もしませんから(笑)


ふーん、あっ、そう。みんなキャーキャー騒いでいるけど、あっしはアンタに別にキョーミも

なければ、すごいとも思っていませんから。フン! ……といった感じで嫉妬も憧れもない人や

集団は多い。


日本からの選抜ならば、なんでもかんでもサムライってつけりゃいいってもんじゃないぞ、コラ。

全員同じ色のユニフォームでサムライジャパンとか謳うよりも、全員がロンゲにサングラスで

サムラゴウチジャパンとかやってゾロゾロとグラウンドに出ていったほうがオモロイんじゃないか? 

オモロクないか。すまん。オモろいオモロクない以前にもう古いか(爆)



話はもどって、とにかくロックとかパンクとかじゃなく、『薔薇色ノ怪物』というひとつの

音楽ジャンルですな。


オレも「純文学」でなくて「ケン文学」というジャンルを早く確立せんとイカンね。



Lindtさんのソロのコーナーも前回同様このライブのお楽しみのひとつ。



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もともとプロでやっていらしたので、こんな当たり前のこというのは失礼なのだけれど

やはりオレのような音楽シロートから観させていただくと、声量がすごくてらっしゃる。


身近な人間とのカラオケの例を出すのも、これまた失礼に聞こえてしまうかもしれないのが、

高校・大学時代、カラオケいった時、小声でボソボソ呟くようなリズムで歌って上手いように

聴かせてくるヤツはいた。もろに小声だからちょっと聴くと森田童子っぽく味にあるようにも

捉えられるが良く聞くと単純に歌唱力のなさのごまかりだったりした。


一方でひたすら大声でシャウトしたりして歌うヤツもいたが、よく聴けばそれも声のでかさで

ごまかしているだけでリズムは全然なかったり。


声量と歌唱力の両立ってやはり限られた人にしかできないんだろうな。

さすがLindtさん(^-^)


『薔薇色ノ怪物』のステージはだいたい30分くらいだっただろうか。


なんだかとても早く感じた。冗談抜きで10分くらいしか観てなかったような気分。



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うーん……、もっと観たかった!


でも、満足。たっぷり楽しませて頂きました!



終盤になんとか滑り込んで到着した相方(元上司)と、スタジオ外にでて

ワンドリンク券で生ビールを買って、乾杯。

SNS顔出しはOKですか? と訊いたら「テレビ雑誌インタビューにおける風○嬢の目隠し

スタイルならば」とのことだったので、ご要望通りに撮影(笑)



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オレが入社2年目だった年の年末金曜日の忘年会の後、「仕事納めハイ」になったオレと

この上司は解散後にふたりしてすぐ近くの歌舞伎町まで引き続き呑みにくりだし、

安い店をハシゴしたあと、最後の終電のなくなった真夜中に好奇心で有名な「ひげガール」

という店に一緒に繰り出した関係だ。


いわば「同じカマのメシ」は食っていないが、同じカマのいる店にいった仲である。

朝まで呑めたり、好奇心でおかまバーに出費できたあの頃は互いに若かった。


このあと、今の会社に急きょ戻らないといけなくなったとのことで元上司は先に会場を

あとにした。

Sさん、来てくれてありがとうございました。また改めて呑みましょう。




こちらの画像は『薔薇色ノ怪物』のAdelheidoさん(右側)。



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つげ義春の漫画がお好きだとのことで、オレと同じ!


この日も気がついたら、つげ義春の作品「紅い花」にでてくる少女のイラストが入った

Tシャツを着ていらした。かっこいいな。


オレが着ていたルパン3世のシャツ(タケオキクチとのコラボ)についても触れていただき

「かっこいい」といってもらって嬉しかった。



今回はLindtさんを通し、会場にいらした他のお客さんともとても仲良くさせて頂いた。

会場で仲良くしていただいたみなさん、とても楽しかったです。

本当にありがとうございました!

またお会いさせていただくのを楽しみにしております(^-^)


オレには昔から「ひとりでいると間がもたない」という伝統芸能があるので、とても助かりました

(笑)

そして嬉しかったです。



そして、ライブ終了後……


なんと、名もなきいち観客であるオレなんかをLindtさんが「打ち上げ」に誘ってくれたのだ

(T_T)!


バンドメンバーでもなければ音楽の知識のないオレなんかがその場にいたら不純物が混入しているみたいな雰囲気になって迷惑掛かるんじゃないかとも思ったんだけれど、みなさんとても

優しくていい方で、「是非きてくださいよ!」といってくれた……(´;ω;`)ウゥゥ


お言葉にあまえて参加させていただくことに。


バンドの方々に車に一緒に乗せていただいてJR高円寺駅まできて、串カツ屋に。


『薔薇色ノ怪物』のメンバーの方々と、その日に同じライブに出ていたバンド『THE CANDY』の

方々と一緒にお酒を楽しませていただいた。




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申し訳ない。

メンバーじゃないオレがパシャパシャとるのは失礼かと思ったのでテーブル視線で

簡単に1枚だけ。 なので全員は映っていない(爆)



でも、オレがこういう場にいるのもなんだか不思議な感覚だ。


わらしべ長者じゃないけれど、何気なく始めたアメブロに書いたうちの1本の記事、

そしてそこに頂いた1件のコメント……


それがきっかけとなって、オレはこうやって皆さんと一緒の場でお酒を呑ませて頂いている。


アメブロを始めていなかったら、この場もきっとなかったんだろうなァ。


そう考えると本当に不思議。


不思議だけど嬉しい。そしてとても楽しい。

忘れられない夜になりそう。

今回はたっぷりとお話しもさせていただいたし。


Lindtさんはじめ、みなさんは音楽の匠。


そしてオレはいまだに予選通過の気配すらないアマチュアのモノカキ。


同じラインで比べるのは当然失礼千万なのはわかっているけど、でも表現者という大きな

くくりではジャンルの国境を越えて同じ世界なのかなって感じる。実力の差は当然あるけど。


かつてラッパーのジブラが長渕剛トリビュートアルバムに参加する際、長渕に対する印象で

「音楽ジャンルは違うけれど(中略)アニキといった感じ」

みたいなことを答えていた記憶がある。


そういう意味ではジャンルは違えど、何かを発信したいという想いは少なからず共通している

んじゃないかなって思う。

だから、呼んで頂けたのかなって。



メジャーリーガーのイチローがある記録を達成した際の会見でいっていて、とても頷いた

言葉がある。


「ボクがやったことで、ボク以外の人たちが喜ぶ。これが嬉しい」



プロのアスリートもいってみれば表現者なんだ。


表現者の気質があるかどうかって、まさにこの一言に凝縮されていると思う。


あのお酒の場……

そういう人たちの集まる場だから呼んでいただけたのかなって。


うん、だから本当に楽しかった。


年をとるにつれて体力も落ちてきたけど、あれだけ気分よく日付変わっての帰宅を

したのは久々だった(笑)


この場を借りてお礼を申し上げます。


Lindtさん、

薔薇色ノ怪物のみなさん、

ライブ会場でお話しさせていただいたみなさん、

THE CANDYのみなさん。


本当にありがとうございました。


忘れられない1日ですよ(^^)/


※終盤ちょっと酔っていたので、意味不明なことや面倒くさいこといってた可能性が

あります。もし失礼があった場合はすみませんでした。


また、バンド関係者でない自分がやたら会場の画像を先行して使用するのはどうかなと

思ったので、あえて会場の画像アップは少なめにおさえておきました(^^;)