‘鳥プルスリー’越俊太郎さまへ | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

「ゾエ」の次が「ゴエ」になるかもしれない。もしかしたら。


都知事選そうきたか、野党。

まさか鳥越俊太郎をコマとしてもってくるとは予想がつかんかった。

しかし、結局は知名度頼りに戻ってきたのではないか、それって。


で、その鳥越サン?


もちろんお名前は存じている。有名だから。


存じてはいるけど、とくに好きとか嫌いとかはない。

だから、都知事戦出馬に関しては今のところ批判も支持もしない。

入れるか入れないかは未定。


現在、断腸の思いで消去法による1票を投じるか、白紙か、というのが正直なところ。


ここ数年、できるだけ白紙投票はやらないように心がけてきた。

昔はよくやっていたけれど、それは放棄の意思表示にはなるが、当選してほしくない

人間への抑止力にはならないから。


今回はさすがに投票するほうも悩む。


先だしとかいうやつで何人かが名乗りでたあと、誰がでるでないだのゴタゴタあって

最後になって鳥越氏が急きょ、その戦いに参加が決まったという感じ。



で、話は戻って鳥越氏なんだけど、さっきもいったようにオレは特に支持でも不支持でもない。

ただ、もろもろの流れを考えたら悪くはないかなとは思う。

「まあ、鳥越サンでもいいのでは」とは。


いいのではとは思うけど、オレなりの勝手な‘身体検査’をさせていただくと、たったひとつだけ

すごくつまらないことで気になることがある。そこだけクリアにしてほしい。



みなさん、昨年の流行語大賞を受賞した2つの言葉を憶えていらっしゃるだろうか。


ひとつは「爆買い」。


もうひとつは疑惑の……   さあ、思い出されただろうか!?


そう! 国民全員がその言葉を知っており、受賞に納得した流行語「トリプルスリー」である。

もちろん皮肉。


あれ選んだのはいうまでもなく流行語の選考委員会。

で、その選考委員会の委員長って誰だったかご存じだろうか? 


そう、鳥越俊太郎氏なのだ。

正式にはもうひとり、やくみつる氏もいる。


東京都知事というのはいうまでもなく前東京都民のリーダーであり、信頼を持たれ

都民の声に耳を傾けなければならない。


そうなると、当然ちまたでどんなことが話題になっているかとか、都民および首都の知事と

して国民の関心事にも敏感であり、それを発展や豊かな生活につなげるのが使命であると

思われる。


民(たみ)の間でどんなことが関心を持たれているか見極めるということを考えると、

鳥越氏が「流行語大賞」の選考委員委員長の時に、世間一般にあまり浸透していない

「トリプルスリー」を流行語大賞に認定した感覚はどうかなあと、というのがたったひとつの

ものすごくつまらないグレーな部分。

世間の声や関心をあまりくんでいないような選考に思えないでもない。


そして、鳥越氏やく氏とも、ふたりそろってだいのプロ野球ファンだというのも当人たちにとっては

疑惑になってしまうのではないだろうか。


ひとつ怖いのはそこ。


政治、都政を担うことに比べれば、たかが「流行語大賞」かもしれない。


だけど、そういった‘たかが’というライトな部分においてこそ、人間の本来の部分が垣間見えて

しまうような気もする。


本当に賢い人って、逆に政治的な記者会見の時とかって不注意な発言やうかつな発言を

しないもんじゃないかな。しっかり考えているから。

だけど、ちょっとライトな分野だと気が抜けて、素の部分をだしちゃう。


民の声が聞こえておきながらも、重要な最終決定は自分の好きなことを優先してしまう。

本当につまらないことだけど、オレの考え過ぎであったらいいと思う。

だから、そのへんだけ人間性をはっきりさせてくれれば、オレもさんざん悩んだけど

最終的にはまあ……といった感じである。

はっきりいって、この人!っていうのは今のところいないから。


こうやって書いたのは批判とかじゃなく、どこかで応援したい気があるからだと思う。


基本白紙投票は避けたいから、どうせなら出来るだけ自分の思想に近い人をしぼって

オレのなかでの選考の一本化したいというのもあるし。

そのへんのつまらないグレー部分のモヤだけ晴らしてくれれば場合によっては……

まあどうかな(笑)



さて、氏に関する件はここで一度おわりで都知事選の人選ね。


街のインタビューとかでよく「おカネにクリーンな人になってもらいたい」という声を

耳にするけど、はっきりいってそんなもんは都知事になってからじゃないとわからないで

しょう? 判断するのはムリ。


舛添氏だって、当選前は多くの人から「お金にクリーンそう」っていわれて選ばれた結果が

あれだったんだから。(オレは票入れてないけど)


あるいは、今までは本当にクリーンだったけど都知事になってからその収入と生活に

味をしめてダーティーになってゆく人だっているかもしれない。


そういえば数週間前に電車内にぶらさがっていた雑誌プレイボーイの中吊り広告の見出しで

「ボクたちはバカかもしれない」とかいうような大きい見出しがあり、その下に

「6年前のアンケート結果で、次期総理大臣は『舛添要一』」と書かれていた(笑)


金にクリーンな政治という公約は誰だって口にする。

本当にクリーンな人をできるだけ見極めるようにすることが都民、および国民の使命かも。

前にも書いたけど、元気が一番とか笑顔が絶えない人がふさわしいとかいっている人が

号泣県議みたいなのに票を入れちゃうんだから。




最後に……



今回は政治ネタなのでアメンバー記事にしようかと思ったけど、できるだけ柔らかく

深入りし過ぎない文章にしたうえで、通常公開することにしました。

特定の組織や候補者を批判することも書かないようにしました。


オレはあくまで個人の考えを書いただけなので、誰に入れるかもしれない入れないかも

しれないに正解不正解はないと思います。

(実際まだ誰に入れるかは明確には決めていない)


このコラムを読んでいただいている読者様の中には、与党擁立候補を支持している人、野党擁立候補を支持している人、諸派その他の方を支持している人……あらゆる方向の方々がいらっしゃるので特定の組織および候補者、元候補者に向けたネガティブキャンペーン的なコメントはご遠慮お願いもうしあげます


特定の党や候補者を嘲笑したりすることもご遠慮いただければ嬉しいです。

(ただしマック○坂のみ例外とする)



人が誰に入れたとかじゃなくて、自分が入れたいと思った人に入れればいい。

それだけ。



さあ、月末は選挙にゆこう。