長渕剛オフィシャルCAFE『Rock On』 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

昨日の「メレンゲの気持ち」で石塚英彦が行って食べていた影響だと思うが

検索ワードを見るとやけに「ロージナ茶房」「ザイカレー」で辿りついている人が多かった。


おかげであっしのブログの集客効果もあったようだ。ニヤリ( ̄▽ ̄)



そういうわけで偶然にも今回はウんマイコーヒーが飲める店の記事を。


なんかねえ、ブログを書き始めてちょっと経った頃からなんだけど

仲良くなったブロガーさんの記事に

「自分はまだ行ったことないですけど、そのへんにこんな店がありますよ~」とか

「自分はいかないと思いますけどこういう店がありますよ~」

とかコメントしているうちに、なんだかんだでオレ本人が改めてムショーに行ってみたくなり

実際行ってしまったという例が何度かあった。


自分で自分に火をつけてしまったような感じ(笑)

今回もソレ。



とりあえずは電車に乗り、2回ほど乗り換えて自由が丘まで行ってきた。


かつて営業をやっていたときは担当するお客さんの店が一軒あったので2か月に一回くらい

下車していたが、今回は本当に何年ぶりか。

もう10年以上経っているかもしれない。


こんなオシャレな町は仕事関係もしくは確固たる目的地がない限りは下りないだろうから

なんか新鮮だった。

自由が丘というだけあって、そこにいる人々もどこか自由に歩いているようだ(あたりまえw)



さて、例によってポケットからスマホは出さずに、カバンの中に入れた文庫版東京地図を

とりだして、付箋を貼った自由が丘駅前の地図のページを開いて、テクテクと歩く。


駅から6,7分歩くと、坂道の途中に目的のカフェを発見。



『Rock On』

東京都目黒区自由が丘1-17-17FLEG自由が丘1階

詳しくはココ



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そう。既に記事タイトルで書いたので、ファンじゃない人でもおわかりだろうが、

アノ長渕剛のオフィシャルカフェなのだ。


オレも自由が丘という土地が似合わないが、長渕も似合わないという印象がある(笑)

理由としてはどうやら、この近所に家かあるからだそうだ。


ここ数年はCDとか買っていないが、一応は中学1年の時から長渕ファン。

初めて買ったレコードは「泣いてチンピラ」

初めてかったLPのほうも「ライセンス」



小学校卒業するときまで音楽シーンにまったく興味なかったので、おニャン子やBOOWYの

洗礼は受けていない。

BOOWYなんて解散するというニュースが流れるまでバンド名すら知らなかった。

まわりのヤンキー同級生がカバンとかにステッカー貼っているのを見て

「誰だよ? ヌノブクロトラヤスって?」とマジで思っていた世界観。


もう何度か書いているかもしれないけど、小学校のころ音楽に興味なかったひとつの大きな

理由として、テレビやCMとかから流れてくる歌って、演歌でもロックでもポップスでもみんな

「愛」だの「恋」だの「キス」だの「好き」だの、そんなのばっかということにすごく違和感と嫌悪感を

抱いていた。子供ながらに。



そんな時代の中、金曜日に塾から帰ってきた時、ちょうど放送されていた「親子ジグザグ」

というドラマのOPで流れていた長渕の「ろくなもんじゃねえ」は当時のオレのひねくれた心に

素直に突き刺さった。


それからというもの、長渕の出るドラマはかかさず見るようになり、長渕の曲がランキングされそうな時期は今までまったく興味なかったザ・ベストテンも観るようになった。

(実際、長渕はよくベストテン入りしていたがスケジュール都合ということでスタジオに来たのは稀)


もう中学から大学までは長渕にハマりっぱなし。


中学の卒業文集に載せる自由テーマの作文に関しては、周囲の同級生はみんな

「頑張った運動会」とか「楽しかった修学旅行」とかそういうことを書いていたけど

オレが書いたテーマは「狂った現代社会」(笑)


当時、長渕が初主演した『オルゴール』という映画を友人たちと観に行った際、もらった

パンフに「悲しいまでに管理化、組織化した社会に現代のヒーロー長渕が挑戦をたたきつける」

みたいなフレーズがあって、その「悲しいまでに~~社会」というフレーズをそのままパクって

書き、それに付随して世の中への批判をツラツラ書いた。


それから二十歳くらいになって、同じ長渕ファンだったバイト先の友人がオレの部屋に遊びに

来た時にその文集を見せたら、

「ケンさん!! この作文の文章は長渕じゃなくて、酒鬼薔薇ですよ!」

と言われたもんだ(爆)



あ、

「おい! おまえの思い出話はもういいから、はやく店を紹介しろ!!」

という声が聞こえてきそうだから本題に戻ろう。


これが入口。


うーん、重圧だ。なんだか城の扉のようだ。



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長渕が乗っていたバイクのディスプレイも外から見える。



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あくまでも情報によるとだが、ごくたまーに長渕ご本人が来ることもあるそうだ!


来たらいいなぁ~、と思いつつもスーパースターにはそんな簡単に遭遇できるものじゃない

という現実もわかっている。


民進党が躍進するのと同じくらいの期待値を胸に抱いて、いざ入店。


扉あけて入ると、左側に壁画。



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左右にテーブルがあったので、店のオニイサンに「どこでもいいですか?」とたずねたら

「こちらへお願いできますか」と言われたので、先客さんがいた左側にあるテーブルのひとつに

座った。

(いろいろ考えて、一応画像の一部に修正を入れてます)



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実はこのカフェ、ちょっと前まではワンドリンク代込みで入場料が1000円だった。

そして、店内撮影不可。


だけどちょっと前に入場フリーで、撮影可になった様子。

(動画撮影は不可)


それらのちょっと引っかかる点が解禁されたので今回訪問することにした。


あと、オレは好きな人のゆかりの場所とかロケ地とか行くには好きだけど、プロデュース的な

空間はあまり好きじゃないので今までこなかった。

だけど、今回ちょっと試しに行ってみて、どんな場所か確認してみるのも新鮮かなと思い出向いた。


メニューはHPを参考にしてもらえればわかると思うが、とりあえずここに来たら一度飲んでみようと思っていたホットコーヒーの『長渕ブレンド』というのをオーダーした。



コーヒーが席にくるまで店内を見学。


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モニターには長渕が出演した番組の映像が流れたり、その上の額縁には「とんぼ」の歌詞が

筆で書かれたものなど。


他にライブで使われたピアノやパネルの展示、グッズ販売などなど。



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数分待ったら、お店のオリジナルカップに注がれた『長渕ブレンド』が席に届いた。



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ふつうは有名人が開いた飲食店て、空間がメインの演出だからドリンクとかは安くて

業務的なものが出てくるのが通例だけれど、下調べでここに来た人のブログを見ていたら

この『長渕ブレンド』は、ほのかにバニラの香りがして、とてもうまいコーヒーだという。



たしかにかすかに甘いバニラの香りが立ち上っていて、すすってみたら旨かった。

初めて飲むコーヒーだ。

テーブルに届くまで、けっこう待ったから本格的に抽出というか作っていたのかもしれない。



しばし、モニターに流れる映像を見ながらコーヒーを舌で味わう。


そんなことをしているうちに、正面の扉が開き、「へへっ! いらっしゃい!」と言ってご本人が来ないかと最後までわずかな希望を捨てなかったが、もちろん会えず(笑)



今回はコーヒーしか頼まなかったが、フードもいくつかあって長渕家で出るのと同じカレーライスは人気メニューらしい。


それとラーメンのえびしおは一日数量限定の新メニュー。


今回はコーヒー一杯で3、40分ほど店内でゆっくりくつろいで、店を出た。





ん? この土地は初めてきたはずだが、最近どこかでこの風景を見たような気が……(笑)



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帰りはちょっと渋谷で降りて呑兵衛横丁を視察したが、まだ明るいので本来の様子が

わからなかった。



しかし……

来る時も迷ったが、渋谷駅の地下の複雑さと面倒さは本当に方向音痴の人間に対する

いやがらせとしか思えん。なんじゃ、あのラビリンスは!



ちなみにオレの頭の中にダウンロードされていた東急東横線の改札とホームの場所は

あの高いところに位置したまま更新されていなかった……。



JRから降りていったん外に出て上を見上げ、

「あっ!! 東急東横線のホームがないっ!!」と思ってしまった浦島太郎状態東京出身者の

そんなに長くない一日だった。

あ、ちなみに今日じゃないので。