マルジ。
千原ジュニアがよく赤いパンツを買いに来ているお店。
そういうわけで11月の連休、かっぱ天国から帰った翌日は友人の企画で巣鴨に
降り立った。
トゲ抜き地蔵でトゲを2,3本ピピッと抜いたあと、徒歩で友人が訪問希望だった
スーパー銭湯へ。
『東京染井温泉SAKURA』
東京都豊島区駒込5-4-24
HPはココ
ちょっと前にリニューアルした施設らしい。
高級旅館をイメージした外観だとか。
受付にて館内は撮影NGとのお達しが出たので、今回の画像はこれでおわり(笑)
以降は文字と想像力だけでお楽しみください。
入館料は1260円。
これはちょっと高め。
貧乏人はちときついが友人には今までオレが行きたかったところにもずいぶん付き合って
もらったので、たまには付き合わなければ。
ハイカラな日帰り温泉だけあって、システムも妙に近代的。
受付で登場して渡されたのがオレの天敵・電子キーのようなプラスチックのキーである。
(正式名称わからん)
受付の女の子いわく、電子キーに書かれている番号はロッカーの番号ではないので
空いている好きなロッカーを使用していいけど、使ったロッカーの番号は客のほうで
しっかりと覚えておけとのことだ。
でた。オレがもっとも苦手とするパターン。
漢字とか単語なら覚えられるけど、数字はやばい。
欽明天皇から始まる初期のほうの歴代天皇の名前はかなり言えるし、機動戦士ガンダム全43話のサブタイトルもすべて言える。TBSの野島伸司ドラマ3部作「高校教師」「人間・失格」「未成年」
のサブタイトルも全部頭に入っているが、数字や元祖記号は2桁でもすぐ忘れる。ピーンチ。
はっきり言って今の住所が何丁目何番地何号かも覚えていない。
覚えているのは部屋番号だけ。それほど数字弱い。
(ちなみに高校教師の第1話は「禁断の愛と知らずに」で、人間・失格の第1話はたしか「いじめの法則」だと思う)
脱衣所にゆくと案の定、ゾロ目のロッカーとか上段カドッコとかはすでに取られていて
覚えにくい場所や番号のロッカーしか空いていない。予想通り。
オレ、湯船につかっている間ずっとロッカーの数字を忘れないようにすることで頭が
いっぱいになりそうだ。くそ。
それもあるがそれ以前に電子キーがあまり得意じゃない。
写真撮れなかったけど、なんか凸みたいな形にバンドがついていて手首につけるような
仕組みで、出っ張っている部分をロッカーの差し込み口に入れて、クイっと回して抜くと
その時点で電子キーがそのロッカーをロックしたと認識して閉まるようだ。
適当に空いているロッカーのひとつにキーを差し込んで回して抜き、鍵がしっかりかかるか
試してみたら掛かった。
なんとかオレでも使えた(と思うも束の間、この後また面倒なことに)
使い方は確認できたので、今度は実際に使うロッカーを探してわかりやすく友人の近くにした。
服脱いで扉しめて鍵かけようとして差し込み回したけど、回らない…。
オレの力加減が悪いのかと思い、友人にも試してもらったが回らない。
これはもうロッカー自体が不具合なのだと思い、しょうがないから他のロッカーに中身を移し
そこで鍵を掛けようとしたけど、そのロッカーでも回らない。
これは完全に電子キーのほうの調子が悪くなったのだなと思った。
これだから最新機器を利用したシステムはいざというときに混乱になるのだと裸のままで
怒りと寒さに震えながらも、らちがあかないので結局は友人ふたりのロッカーに荷物をわけて
いれてもらい、風呂に向かうことにした。
この顛末はまたラストに。
浴室に入ってすぐ左側に寝湯。右側には洗い場。
その先に内湯があり、奥に行くと左に露店。右にスタジアムサウナがあった。
料金が高めの割には浴槽は小さくて少なめな印象。
規模よりもプレミア感に関する価格設定のようだ。
内湯はイモ洗い状態に近かったのでスルーして露天へと向かった。
露天もそれなりに人がいたがなんとか浸かれた。
ふたつ湯船があって一つが真っ白なシルキーバス。
こちらはぬるめでゆっくり入っていられる。
隣にある普通の露天は成分が強いのか、軽くすった傷跡がやけにヒリヒリした。
でも気持ちはいい。
そのあとはスタジアムサウナへと移動。
例によってオレは6分を3、4セットの予定で挑む。
これも後に控えたビールを最大限に美味くするため。
スポーツ嫌いのオレには汗を流すことが体にいいなんて考えは毛頭ない(笑)
さて、ここでも問題が問題が発生。と言ってもオレが震源地ではないけど。
段々になっているスタジアムサウナなので6、7段あるのだけれど最初すいている
段階で入ったオレは中断の一番端に座っていた。
オレより上の段には1,2人座ってはいるがまだ何人か座れるスペースはある。
下はけっこう埋まっている。
途中で4人くらいの学生っぽいグループが入ってきた。
一人がオレの隣に座った。
それは別に構わないのだが、どれだけ仲良しグループなのか知らんが連れである残り3人も
同じ段に並んで座ったのだ。
こんな感じ。
最上段 ○ ○
―――――
○
―――――
オレ→●○○○○
――――― 入口
下段
おい…… いくら仲良くてかろうじて座れるスペースあるからってこの暑い空間に全員びっしり
横に並ぶことないだろ(-_-;)
2段にわかれろって。 上の段、余裕あるんだから。
オレが暑苦しいのはまだ我慢してもいいけど、後から入ってきた人が上の空いているスペースまで上がってゆく隙間がなくて、また出て行ったりしていたのは結構迷惑。
そりゃ、一言だけ「ちょっとスイマセン」って言って通してもらえばいいだけの話かもしれないけど
こういうスパ銭のようなリラックススペースでそういうやりとりも面倒といえば面倒。
通り道がなくて出て行った人の気持ちも十分わかる。
しかも、そのうち数人はサウナから出たあとシャワーやかけ湯で汗を流すことなく
いきなり水風呂に入ってはしゃいでたような気配。
その学生風の男連中とはまた別で、サウナ室の中でひとりでずっと
「あ゛~!」とか声出してたオッサンは水風呂から上がるやいなや、排水溝部分でもなんでもないタイルの上にぺッっとか唾はいてやがるし。
どこのサウナにもこうやって唾はくオヤジを目にする…。
どうせ自然に流されるからいいだろと思ってやがるんだろうな。
お願いですから死んでくれ。 ←懐かしのビーバップ風
そんなこんなで訪問した日に遭遇した客層は問題だったが、お湯はなかなかだった。
40分ほど浸かって、ほどよくのぼせたら上がった。
最後支払いの時、受付に「このキー、キーとして認識してなかったですよ」と訴えた。
入店時と別の店員さんが「すいません。確認しますので少々お待ちを」と対応。
そして確認後、店員さんが
「現在このキーですけど、○番のロッカーにロックが掛かった状況になっています。
お客様、一度○番のロッカーに鍵かけませんでしたか?」
と。
つまりはこういうことらしい。
一番最初に電子キーの使い方と鍵のかけ方を確認しようとして差し込んだロッカーに関して
オレは施錠したまま抜いていたらしい。
それでキーがその番号をロック認識してしまったままの状態だったから他のロッカーでは
使えなくなってしまったようだ。
簡単に言えば、誰のせいでもありゃしない みんなオイラが悪いのさ という答え。
一気に恥ずかしくなって、ただスイマセンとしか言えかなったわ。
だからさあ、そういうハイテクのロッカーキーはやめようよ。
アナログな鍵のほうがわかりやすいってば。
いろんな店に行って運の悪いこととか間違った対応されたことがあっても比較的我慢して
きたほうだと思うけど、こうやってたまーに思い切って強く出た時に限って実はオレが原因だったとかいう結末はいい加減に「もう!やめでぇーーー!!」
横山弁護士でオチついたところで、おしまい。
※スタッフの方、お騒がせしてスイマセンでした m(__)m