西口やきとん@浅草橋 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

とにかく数字と地理にはめっぽう弱い。それがオレの特徴。


インドとインドネシアが別の国(正確にはまったく関係ないわけではないが)で、

位置する場所もあそこまで離れているという事実を知ったのは恥ずかしながら

大学生になってからだ。ずっと同じ国だと思っていた。


しかもそれを知ったキッカケも地理の講義でとかではなく、「進め! 電波少年」内の

企画においてお笑いコンビのRマニア(これでロッコツマニアと読む)が足こぎスワンボートで

海上を旅する企画を見て知った。


地図で言うと、インドの先端の矢じりみたいに尖っているあのあたりがインドネシアと

呼ばれる土地なのかと、なんとなく思っていた。


インドという国と国名が存在していて、そのあとに「ネシア」という文字がくっついている

ワケだから、オレとしては「赤坂」と「赤坂見附」だとか、「府中」と「府中本町」みたいな

感覚でとらえていたのかも知れない。

ビーチサンダルをつっかけて行き来できるくらいの距離だと。

そしたら全然違ったみたい。


だから、もう駅名とか地名が似ているからと言って勝手に「すぐ近く」っていう印象を持って

しまったらイカンのかもしれない。


だから初めて日本観光に来た外国人の方は雷門を見にゆこうとした際に、おそらくこの駅で

降りても、歩いて5、6分で着くんじゃないかと思って下車してしまうと、改札出た後

「WHY! JAPANESE PEOPLE!! マギラワシイ エキメイ ナゼツケルンダヨ!!」

と叫ぶことになりかねないからご注意頂きたい。

以上、優しい日本人からの忠告。



そんなマギラワシイ駅「浅草橋」から今回は居酒屋放浪記事をお届け。


浅草橋では今まで1、2回だけ下車したことがある。

失礼ながら大注目されるような駅ではないが、それでも駅周辺に店は多数。

「ヤング向けの洋品店」以外はけっこう点在する。


今回行ってきた店は友人のチョイス。

オレも店の存在は知っていたが訪問したことはなかった。

改札外で17時前に待ち合わせてから店に向かった。


『西口やきとん』

東京都台東区浅草橋4-10-2

HPはココ


やきとん1


開店からわずか数分しか経っていないがすでに先客あり。

(上の画像は店出た時に撮ったものなので人が多い)


偶然この日はこのヘンでお祭りもあったようで店先で法被をお兄さんが数人呑んでいた。


店を入ってすぐがカウンターの立ち飲みスペースで、奥に進んでゆくと卓のおかれた

スペースがある。

今回は友人の案内で、奥のテーブルへ。


時間と共に人が入ってきてだんだん賑やかに。



やきとん3


卓席からカウンターのほうを見た風景が下。


やきとん2

左側に入る人は食品を保存する冷凍庫のようなモノの上部分をテーブルにして

一人呑みしている。


こういう雰囲気の店だとビールケースでも冷凍庫でも何でも、上にモノがおけるスペースさえ

あればテーブルへと変わる。

ある意味で、ヘタに奇をてらったオサレなカタチのインテリア家具なんかよりもはるかに

実用性がある。


まずは生ビール・大(450円)で乾杯だが、毎回同じようなビールの画像ばかりなのも

芸がないので今回画像割愛。



ビールの相棒としてもっとも最適なツマミがこの店にあった。


皿ナンコツ。値段はなんと200円


やきとん4

やきとんのタレでナンコツを煮たもの。

口の中でホロホロと心地良く崩壊してゆく。

上はお投資……じゃなくてお通しの「もやし」


はこんな感じ。これはハツだったかな? 1本100円。


やきとん5



以前から何度か聞いたことがあるが、未だ呑んだことのないサワーの名前が壁のメニュー

に貼られていた。

「バイスサワー」300円


安かったのでその正体と味を確かめるべく注文してみた。


やきとん6

正体は「梅」

梅と酢で「バイス」ということらしい。


カタカナでバイスって表記してあったから、オレはてっきり英語の【VICE】、つまりは「悪」

を意味するバイスかと思っていた。

強烈に酔わすとかいうような自虐的な意味であえて悪い言葉を使用したサワー名称なのか

といったイメージを抱いていたが、まったく違った。これもまた思い込み。


これが程良く酸っぱくて美味い。柑橘系だとついついごゴクゴク呑んでしまうが、それなりに

ゆっくり呑むならこれがべスト。憶えておくことにした。

ジョッキの中のピンクがまた喉が潤いを求める欲求を高める。

今夜、桃色サワーで。←元ネタは及川ミッチーの曲。


裏メニュー?の「白獅子」という串。


やきとん7白獅子

ししとうが間に挟まれている。

獅子に白がつく、というゲン担ぎの意味ではライオンズファンには縁起のよい食べ物だと

勝手に解釈している。

そう言えば店名も「西口」だし。

西口文也アニキに投げ勝ってほしい日には食べるべし。



野菜ばかりじゃなくて他の栄養もとらんといかん。

で、シイタケとか(笑)



やきとん8しいたけ

好き嫌いが多いような印象をどうも持たれている傾向が見えて

たまーに「シイタケとかは食えるの?」とか聞かれることがある。

誰も一言も苦手だなんて言っていないのに( 一一)


オレはシイタケ大好き。

シイタケもウニもグリーンピースもセロリもアボガドもすべて美味しく頂くことが出来る。

だけど、あらゆる場所にかなりの頻度で顏を出す‘アイツ’のせいで、オレのイメージは

まるで偏食大王である。

まったく、もう(爆)


とにかく、ここではなかなか良い空間を楽しむことが出来た。


今回は頼まなかったがここでは珍しい串メニューが1本ある。

それは「フランスパン」


細かく切ったフランスパンを串にさして焼いたものらしい。

一軒、邪道のようなイメージだがこれがけっこう美味らしく人気串らしい。

隣の人たちも頼んでいたが、届いた実物は見れなかった。


そういうわけで、とりあえず土曜日収録2本撮りのうち、まず一本オンエア終了(笑)

2本目(2軒目はまた少し後に)