かつて「花島優子」というタレントがいた。
観たことないけど、たしか美少女仮面ポワトリンとかいう番組出てたと思った。
名前の正式な読み方は「はなしまゆうこ」らしいが、やはり「はなじまゆうこ」といったように
「し」 を「じ」と読まれてしょうかいされることが多いらしく、伊集院の深夜ラジオにゲストで来た時に、「濁らないで『はなしま』ゆうこです」と笑いながら言っていたのをなんとなく憶えている。
たしかにイメージ的には「はなしま」だったらなんとなく優雅というかそんな風に宝塚っぽく
聞こえるが「はなじま」だとちょっとイメージが変わってくるかもしれない。
別にわるく言っているわけじゃないです。……と、一応全国の「はなじま」さんへフォローだけ
しておく。
漢字というのは音読みと訓読みだけでなく前後につく文字によって濁点がつく、つかないがあるからちょっと複雑である。我々はある程度なれたけど、いまだに「中田さん」が「なかたさん」なのか
「なかださん」なのかわからない時も多いのだ。
「山崎さん」にしても「さき」なのか「ざき」なのかという問題で、「そんなの漢字で書いてしまえば
どっちでも同じだろ!」とか「発音だって早口で言っちゃえば間違ってもわからないだろ!」とか
言う人間もいそうだが、これが外国人向けにアルファベットで紹介したりするとなると
「YAMASAKI」か「YAMAZAKI」かで全くの別モノになってしまうのだ。
「S」か「Z」かで、本人が自分の名前をかいた時に、ああ、今までずっと「やまざきさん」だと
思っていたけど、実は「やま‘さ’きさん」だったんだなァとか気付くパターンに遭遇した人も
多いと思う。
そんな話をふまえてだけど、オレは今までずっと
「丸亀製麺」の読みを 「まるかめせいめん」だと思っていた……
正解は「まる‘が’めせいめん」だったのね、アレ。
タンクトップが出てるCMで初めて知ったわ。
外国人に文章で紹介する場面があったら「MARUKAME」ではなく「MARUGAME」って書かないと
いけないのね。
そっか。なんとなく「まるかめ」だと良い意味でユル~い雰囲気だったけど、濁点が入って
「が!」と読むとなると、なんとなく力が入る。
でもカタカナで「マルガメ」だと、なんとなくテレビ東京で深夜にニヤけるイジリー岡田の
顏が脳裏に浮かんでしまう。
前口上が長くなったので、そろそろ本題に行きましょう。
でわ、
せ~のっ……
マルガメッシュ♡♡♡♪ !!
と、ゆーことで、例により記事内容の時間軸は遡り、時はお盆休み初日の日帰り旅前にまで
遡るのだけれど、生まれて初めて
「丸亀製麺」
という場所に行ってみた。
ついてみると一部ガラス張りになっているところで、幾人かの従業員の人がこちら側を
向いて並んで何やら動いていた。
ちかくまで行ってみると、どうやら「うどん」を作っている姿を見せるような仕組みになっている
らしい。
「うなぎ屋」が焼いた匂いをあえて外に流して、歩いている客の鰻欲を発動させる客寄せみたいに
とうとう大きな店舗をかまえるチェーン店もアピールしてゆく方向へと動き出したか。
店内に入ると、トレーを持って順番に並び、店員や食材が並ぶカウンターを横に流れながら
希望のものをとってゆく(作ってよそってもらう)学食システム。
正直自分はこのシステムちょっと苦手。
前の人のあとに続いてレーンを横に流れてゆき、中盤あたりで自分はもう何もとらず会計
したいのに、前の人がやたらと数を器にとっていたり、あるいは数秒時間掛かるモノを店員さんに
頼んでいると時に、「果たしてここは前の人を抜いていいものか、それともそれはマナー違反なのか」という疑問に毎回頭を悩まされる。
たぶん、あくまで会計も並んだ順番だと思うから、抜かずに待ってたけど。
ふつうの汁アリのうどんでもよかったのだけれど、それだと立ち食いとかでもメニューにあるから
せっかくなんで
「釜玉うどん(並)」 340円
にした。
なんかオレはラーメンにしてもうどんにしても。こういった「混ぜ系」が好きなんだな。
初回訪問なんで、まずはその本質を味わうべく、ほぼ「素」で頂くことに。
てか、たまごだけ乗せてもらって、あとは自分の加減でかき混ぜるのかと思ったら
レーンの向こうでよそってくれたオバチャンが渡す前にいきなり箸つっこんで、
シャカシャカとかき回した(爆)
とりあえずトッピングがないぶんだけ、サービスのネギと揚げカスをしこたまぶっこむ。
うむ。たしかに麺にコシはある。
しかし、トッピングがないということとは別で全体の味がちょっと薄いような気もした。
トータルとしては平均的に美味い。
だけどオレはやっぱラーメンのほうがいいかな(笑)