CHANCE!心ときめいて | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。


※音声のみ

もし、「神」というモノが実在して、こうしている今でも誰かの肉体に宿り、人間の姿でこの下界で我々と同じように生活しているとするならば、その人物は「高田純次」ではないかと
思うのだ。

冷静に考えてみて還暦をとっくに過ぎているのに、あのセンス、あのテンション、あの元気
あのフットワークの軽さ。そして若者にも全然受入れられるあの面白さとキャラ。
「神」以外に何者だと言えるだろうか?

かといって、もしご本人と対面する場面があったとして、高田さんに面と向かって
「もしかすると、ひょっとして……アナタの正体は神様なのでは??」
と訊いてみたところで、

「いやいやいやいやいや、何わけのわかんないことブッこいているんですか? 神様だなんて
とんでもない。私はアラン・ドロンですよ」

とかってテキトーにはぐらかされそうだから訊きはしないけど。(ホントにいいそうだw)

限りなく小さいオレの高田サン情報の限りだと、高田さんはテレビ収録においてカメラが回っていないところでも、あのテンションのままで面白い。

高校1年の時、「元気が出るテレビ」でボクシング予備校というコーナーがあり、その中の
企画で、のちにポロボクサーとなる飯田覚士と松島二郎のボクシング対決というのがあった。
会場は江の島にあった「元気が出る海の家」の前で、小田急線にのって友人ふたりと見に行った
。友人のひとりはボクシングをやっていたことから見たがっていたというのもあった。

その時のMCが高田純次と、ゆきネエこと兵藤ゆきだった。

オープニングを撮り終えて、一旦テープチェンジなどでカメラが停まった時にスタッフの人が
たくさんいる観客に対して、「みなさん押さないようにしてもっと前に詰めてください。うしろの人がみれませんから」と声掛けしていた。その時カメラは止まっていたのだが、高田さんが
いつもも調子で、
「はいはい、みなさん前に詰めてくださいね。男の人は前のオンナの人のお尻をさすったりしないようにね。女の人もどさくさにまぎれて男の人の股間を握らないようにね」と
リップサービス全開で観客を笑わせていた。

蛇足だが、その時人の波に押されたことがケガの功名になり、最初はうしろのほうにいたオレたち3人は人に流され、気が付いたら放送席のすぐ後ろに陣取ることができ、目の前には高田さんとゆきネエの後頭部があった(笑)

まあ青春時代の軌跡を辿るのはこれくらいにして、「元気テレビ」のファンなら
記事タイトルを見てピンときた人も少なくはないと想像する。

番組内で生まれた高田純次と兵藤ゆきのユニットが出した曲である。
「CHANCE!心ときめいて」

タイトルで思い出せなくても、メロディ聴けば思いだす人もいるだろう。

曲の内容は、よくある「思い切って好きな相手に告白しよう」というモノで
ハッキリ言ってその世界観に斬新さはない。

だけど、なんとなくオレは好きだった。
なぜかというと、高田純次のパートがあって、そこで高田純次が歌いながら踏むステップが
真剣なようにもとれ、またテキトーに心をこめずにやっているようにもとれて見ていて面白かったのだ。
すぐ消されそうな気配があるから最初にその画像は貼りつけなかった。この下に貼っておく。



中盤あたりの
「カモン レッツ ダンス カモン レッツダンス ベイベー」という部分だ。

今見ても面白い。高田純次がやっているからこそ面白いというのも大きい。
普通にみると、別にふざけていないのに、なんとなくいい加減にやって棒読みで歌っている
ようにも見えるところがミソであり、高田サンの魅せる才能でもある。
ステップ踏んだ時に観客が笑っているのも確認できる。

ああ、この映像見てると、また「元気テレビ」みたくなってきた……

ゆきネエも年とらないなあ。

江の島行った時、まだご存命だったエンペラー吉田サンがゲストで来てたなあ、
あのジャージ着て。

なんかわからんけど単なるウケ狙いで、ジン・スズキが中指立ててる写真がプリントされた
Tシャツを元気ハウスで買っちゃったなあ(爆)

「東大に入ろうね会」の広瀬クンが28歳の時、スキー事故で亡くなったということを
ほんの5,6年に知った時は驚いたなあ。
代ゼミにすごい似ている講師がいたんだよなあ。

「勇気」って言葉はキライだけど、一番好きな企画は「勇気を出して初めての告白」だったなあ。

懐かしい……。