カロリー大戦 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

2、3週間まえのこと。


暑くなってきたのでバテないようにたまには「ド肉」という感じのステーキでも食べて

栄養をつけようかと以前ワンコインハンバーグを食べにいった「紅矢」に寄って晩飯をたべてきた。


ステーキとは言ってもそんな豪勢なシロモノはとても喰える身分ではない。

だから、紅矢のサーロインステーキ。ざっと750円ライス付き。



紅矢ステーキ

これで750円ならかなり安い。

卓上のガ-リックチップも多めにかける。


ステーキアップ

ここのステーキは初めて喰ったけど、まあ値段相応のウマさがありそれなりに満足。

街の声曰く、低カロリーらしい。


さて……


いくら格安ステーキとはいえ、いつもよりちょっとゼータクな食卓を経験した後の日は

バランスを考えてそれなりに食費を抑えないといけない。


限りなく安く、腹いっぱいみたいしたいという考えから、購入したのがコチラ。



ぺヤング箱

ぺヤングの「激辛ハ-フ&ハ-フ超大盛り」である。


以前、普通の超大盛りは買って食べたことがあるが、激辛と旨味ソースのハ-フ&ハ-フは

初めてかった。


これなら180円くらいで腹がかなり膨れそうだという推測。


でも、この超大盛り。なにげに避ける人が多い様子。


理由はおそらく、メガトン級の破壊力を誇る

1028カロリー

の恐怖だろう。


オレは昔から数字が苦手で疎いということもあり、「カロリー」というものに関しては

「血液型」「合コンに来たメンバーがSかMか?」「W杯」「五輪」の4つと並んで

「5大・微塵の興味もねえ」の1つだった。


だけど、年齢とともに別に注意とかはしないが、なんとなく「たくさんとったらダメなもの」だと

いうような存在だということは憶えるくらいの知恵はつけたのである。


そうか、カロリーを摂取し過ぎると体に悪かったり太ったりするのか。

上等ではないか。


体調、体重を管理する自分の意思との闘いというものの感覚がオレは周りとはちょっと

違う!


食べたいものや栄養の過剰摂取を我慢して、体調や体重を調整するという戦いではない。

とんでもない破壊力のカロリーやジャンク性のある猛者のようなフードを気にせず胃の中に

流し込み、ぼう大なカロリーのすべてをオレの体内でゼロへと変えてやる。

そしてオレはどんなに巨大なカロリーを吸収しても太らず鈍らずに生き続けるという戦闘意欲。


これこそ真の闘いだ。


カロリーを恐れて食べずに抑えるのは、言い換えれば逃げである!

(※このコラムはエンタメです、念のため。ダイエット中の方は怒らないでください)


キン肉マンやドラゴンボールなど、ジャンプ系の戦闘漫画でよく、

敵のパワーを吸収して、相手を弱らせる怪物や超人が登場する。

バッファローマンとかはロングホーンでキン肉マンの火事場のクソ力を吸い上げたな。


ところが相手のパワーを吸い取って奪ってやろうとしたまではよいが、その相手のパワーが

強力すぎたり、あるいはその量があまりにも多すぎて、吸い取るほうが吸い取りきれず

パンパンになって自爆してしまうというシーンがある。


まあ、そんなよーに分かりやすくいえば

オレの胃と胃液がその巨大なカロリーをすべて吸収してしまって体重が増えず、胃も持たれずも

しなければオレの勝ち。

逆にオレの胃と胃液がその巨大カロリーの津波に飲み込まれてしまい、胃が持たれたり

数日後太ったりすればオレの負けだ。


いわば巨大カロリーを消費することはオレにとって「荒行」である。

真冬に高尾山で滝に打たれたり、真夏に業火の前で「お護摩」をするようなもの。

どんなにジャンクなモノが落ちてきてもそのカロリーは決してそのまま吸収しねえぞ

という「胃袋の精神力」を鍛える荒行なのだ。

そして鍛えるには、本当にカロリーの高いモノを胃の中に落としてゆくという実戦しかない。

(自分で書いていて、今世紀最大のヘリクツっぽいなということはうすうす気付いているw)


クソ寒い日に薄着で外を歩いたら、「体壊すから服着ろ!」っていわれるでしょ。

でも、雪や雨が降る日にあんな薄い衣装で滝に打たれてる人を見てもやめろって

いう人なんていない。

冬の寒い中で薄着っていう状況は変わらないのに。ただ名目が「日常」か「荒行」かってだけの

違い(笑)


自分で書いているうちによくわからなくなってきたから話をぺヤングに戻す。


中身はこんな感じ。



ぺヤング中身

これはすでにお湯を入れて捨てちゃった時の画像だけど、超大盛りっていっても

ふたを開けた時は、レギュラーぺヤングのあの長方形の乾麺が2つ並んでいるだけ。


でも、お湯入れて捨てたあと、まぜると一面このように焼きソバの海になり、

容器の中で麺のちぢれが波をうっている。


半分に普通のソース、残った半分に激辛ソースを入れて最初はそれぞれから食べ

途中からすべてまぜてたべる。


激辛ソースは前にもレギュラーサイズで食べたことあったけど、免疫がついたのか

その時よりも辛く感じず、とても食べやすく感じた。


激辛な上にボリューミィ・マミなこともあり、さすがに満腹になってもたれるかと思ったが

簡単に完食して、まだ食い足りないくらいだった。

そして太ってもいない。


もうオレの胃袋は、たかが1000ちょっとのカロリーなぞ脂肪になる前に消し去ってやる

パワーをつけたかもしれぬ。荒行の成果によって。


そう言ってるけど、数年たって蓄積されたぶんのカロリー波動が一気に襲ってきたらそれは

それで新たなる恐怖なんだけどね。



最後に……


改めて、これが「ぺヤング超大盛り」の赤と白のハ-フ&ハ-フ。


ぺヤング箱




そして……


これが「葉加瀬太郎のハ-フ&ハ-フ」 



葉加瀬ハ-フ&ハ-フ


※先日記事で書いたマダムタッソー内にあった葉加瀬氏フィギュア製作過程の

ビフォーアフターをわかりやすく比較した展示物。



おしまい