タワーチーズバーガー攻略戦 | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

本来、今日は朝から仕事の予定だったのだが、諸事情でナシになった。

したがって昼食は自分の家でとった。

そうそう、ロッテリアがあのキャンペーンをまたやっているから前回は買えなかったアレを買う。


そう、ヤツだ!ヤツが帰ってきたんだ!(アムロ風)


ポスター

『絶品タワーチーズバーガー』 


もしかしたら、去年の時は10段だったのかな?

でも、5段でもなかなかの存在感。


「そんなモン、ただ普段のハンバーガーの肉の枚数が増えただけで単なるインパクト作りだろ」

なんて野暮なことは言っちゃイカン。

プロレス観戦してて乱入者が現れてもヤラセだとか言ったり、

お散歩番組内で出演者が歩いている途中に他のタレントと偶然あって合流することにたいして「脚本通りだろ」だとか言ってはいけないのと同じことだ。


今回のロッテリアの企画は29日タワーバーガーと30日エビツリーバーガーの2種類の

限定復活販売である。


実はこの企画は少し前に知った時から目をつけていて、最初に書いた通り本来今日は仕事で

帰りが夜になる予定だったので、今日の「絶品タワーチーズバーガー」は断念して、一日家に

いる30日の昼のほうで「エビツリーバーガー」を買う予定だった。


今日の夜帰る場合でも、帰宅駅についた時点で、まだ売りきれていなければ「タワー~」も

買えるには買えるのだが、なんとなく夕食にハンバーガーというのは抵抗というか味気なさが

あった。


誰もいない部屋に帰ってから夕食に部屋でひとりでビッグサイズのハンバーガーをむさぼる

なんていうのは、まるでハリウッド映画の中で、妻子と別居してる最中のはみだし刑事が

勤務から部屋に帰ってきた時のシーンではないか。

残念ながらオレにはそんなシチュエーションは似合わん。


だから当初は明日「エビツリー」を買ってみる予定だったけど、結局昼間家にいたから

うちのすぐ近くにあるロッテリアで「絶品タワーチーズバーガー」を買ってきた。


こんな感じ。



中身

思っていたよりも肉1枚1枚があつくて、重ね方もバランスがとれている。


前回、「広告の写真と全然違うじゃねえか!」といった声もあったらしいから

その教訓かも(笑)


肉の重なり具合いをもっとわかりやすくするように手でもってみるとこんなところ。



手で持つと

しっかりと熱い肉が「5重の塔」のようにパンの間にそびえておる。


これを喰った時のカロリー取得率ハンパなし。


「5重の塔」ならぬ「5重の肉」を一枚一枚かたずけて、カロリーを確保しながら最後には

きっと太る『脂肪遊戯』


そういえば、先日築地の記事でリンクさせた科学戦隊バイオマンの映像。

お約束通り、メンバー全員色がついていて、赤いリーダーから順番にレッドワン、グリーンツー

……とくるが、三番目が「ブルースリー」っていうのは絶対確信犯だ(笑)



オシャレなアメリカンダイナーとかでもメニューの中に異様に高さがあるハンバーガーとかが

ある。てっぺんのところから一番下のパンにむけて、串がさしてあって崩れないようにしてあるやつ。


諸説あるが、アレの正式な食べ方というのは、まずパンを抑えながら串を抜き、上から潰すように

圧力をかけて押し、全部かじれるくらいに圧縮させて食べるがよいという。


このタワーチーズバーガーもそうやって喰うべきだったのかもしれないが、せっかくの厚みがある

バーガーを普通のバーガー並の厚さに潰してかじるのは、なんかモッタイナク感じたため、

潰さずそのままカジカジしてみた。


この「かじり」に関してはけっこう高度なテクニックを必要とする。

これがいわゆる「かさねモノ」でなく「個体」であれば、サイドからカジカジしていけば

アメリカのアニメで出てくるような、かじられて両側がえぐられたリンゴ(銀行の地図記号みたいな

カタチの。わかるかな?)のようにある意味綺麗な減り方するのだろうけど、なんせ重ねてあるから片側からかじろうとして食らいつくと、その部分がニュっと押されて、反対側に飛びだし、

ぐらぐらしたダルマ落としみたいな状況になる。


だから、円を描くようにバランスよくかじってゆく。木のまわりの皮をかじって荒らす鹿のように。


かじると……

潰さなくても、何気にけっこう喰えるもんだ。


胡椒の味がそれなりにいい具合に効いている。

そして、包み紙の裏側と、指には肉汁が迸(ほとばし)る。


正直、最初は少しだけボリューム先行というイメージがあったが、単に5枚かさねただけ

ということだけじゃなく、これはこれで、独特な下への食感とかがあり美味かったと思う。


腹もかなり満たされたんで、食後に「こりゃあ、晩飯は遅くまで食えねえな」と思ったが

18時にはしっかり腹が減り、米をたっぷり焚いて喰いましたとさ。