ストレスがたまった時は運動で体を動かして発散すると言う人も多いけど
オレはしません(-_-)
このように元気なくした時は何かに導かれるようにフラフラと「酒」か「水」がある場所へ
出向きます。
で、今回は「水」のある場所へ。
国分寺駅のすぐ目の前にある国指定の名勝。
『殿ヶ谷戸庭園』
まさにすぐにでも行ける名勝である。
実はこの公園はずっと前から入口の前を数え切れないくらいに通っている。
大学への通り道だったこともあるし、もともと地元ということもあって。
ただ、近すぎすぎるゆえに、あまり気にしたことがなく、また子供の頃や学生の時は
それこそ庭園なんぞ興味なかったから行った事なかったが、成長してからその反動で最近急に
きになり、20分ほど歩いて昨日行ってきた。
下は入口なり。
じつはここは
「浜離宮恩賜庭園」や「六義園」と並んで都立文化財9庭園に含まれると言う実は
地味にけっこうすごい庭園だったりする。
入口を入って少し行くと受付に行く中門があったりする。
中に入ると受付があって、そこで大人は入園料の150円を払う。
初めて入ったが、中はけっこう優雅に広い。
パンフレットをもらい、道にそって進む。
進んでゆくと、見ごろの季節は過ぎてしまったが「萩のトンネル」をくぐる。
通り抜けると、そこにはジブリの映画で見るような不思議な茶色い生物がいそうだ。
奥には「竹の小径」も。プチ鎌倉のような風情。
南こうせつ率いる「かぐや姫」はデビュー前に竹藪の中で演奏練習してたから「かぐや姫」と
いうグループ名にしたとか。
高台には「馬頭観音」なるものがある。
かつて生活で重宝された馬を供養するために祀られたもののようだ。
風土をビンビンと感じる。
その麓には、この庭園のメインといってもいい存在の「次朗弁天池」がある。
池の中央には島がある。
そして、そのすぐそばには「滝」が。
国分寺駅にはオシャレ文明の象徴のように駅ビルとして丸井がたたずむが、そのすぐ前に
滝のある風景という世界の一転。
でも、エジプトもテレビとかで紹介される時は、砂漠が一面広がっているようなアングルで
撮られているけど、反対側にパンすると、ピラミッドとかスフィンクスのちょっと目の先には
ファストフード店とかが並んでいるとか聞いたことあるから似たようなもんか。
それでも、庭園の中にあるこの滝は美しい。
画像の上のほうに、見えるのは「紅葉亭」という茶室。
これもイイ雰囲気で、高台だから池や植物を見晴らせる。
こういう場所で夕涼みとかしてみたいもんだ。一泊くらいならただ泊まるだけでもいいかも。
すぐ前の池では、赤い魚の花びらが水中で漂いながら遊んでいる。
紅葉亭で少し休んだら、ふたたび散策開始。
草なぎ剛
草刈正雄
八千草薫
草野仁
植草克秀
草刈民代
江草仁貴(阪神→西武→広島)
と、
日本を代表する「秋の七草」が生えているゾーン(笑)
本当は、
ききょう、はぎ、すすき、おみなえし、なでしこ、ふじばかま…と、あと1つか。
もともと植物詳しくないうえに、表示がその6草しか見当たらなかったから
あと1つが何だかわからん。
最後のほうにはここの持ち主だった三菱財閥の岩崎家のことについて展示してある建物が
ある。
無料なんで靴を脱いで中に。室内はどことなくレトロ。
ここに隣接している家の、門というか囲いに空いている穴のデザインが……
これは果たして、もともとこういうデザインだったのか、それともリフォームなどをした時の
オシャレ心かは不明である。
画像が多くなるの全ては紹介出来なかったが、この他にもちょっとした見学ポイントがいくつか
あり、いざ来てみると単体の若い男子学生やカメラ女子も数人いらした。
癒されたいと時にきたり、また中の紅葉亭で読書をしたりするのもいいかもしれない。
以上、久々の正統派ルポでした。