オッス!オラ 虚空!
たまには小休止記事的に近況報告でも。
計画がストレートにいってたら、この土日で友人と気晴らしに伊豆か山梨あたりに
素泊まり持ち込み激安湯治的旅行にゆくところだったのだが、オレの力不足にて都合に見合う
宿が見つけられず流れた。すまん、有志よ。
ただ、どちらにしても悪天候な流れも週末はドストライクだったから、結果的には宿みつけられなく
て旅に出なくてよかったと自分と友人に言い聞かす。都合いいふうに。
でも、せっかく日にちは空けてもらってたんで、旅行の振り替えと言ってはなんだが「飲み会」を
開催することにした。
実はいろいろあって、ここ一カ月以上、友人に会ったり、街に呑みに繰り出してなかったから
ちょっと発散したかったのもあった。
みんな同じ大学の仲間であるからして、懐かしさもかね、開催は夕方から国分寺になった。
オレが近いから選んでくれたというのもある。
それまでは家で作業していた。気象庁は「これから荒れるから不要な外出は避けて」とか
言ってたが、昼過ぎくらいに外を見ても暗いには暗いが、それほど荒れそうな気配でもない。
いわゆる「大野クンをリーダーとする5人組の前の静けさ」というものもあるだろうから油断は
しない。だが飲み会は断固決行する。呑みに関してのオレの意思は悪魔将軍の鎧よりも固い。
どっかで「嵐の日は釣りに出れば釣れる」とかいう話を聞いたけど、それと同じで「呑む店」に
関しては悪天候の日にこそ出向いた方がイイ。
よほどのコトでない限り嵐だろうが台風だろうが店はやっていて、店員もいる。でも客は少ない。
だからこそ、五月蠅い大学生のサークルとかもいないし、週末でも2時間以上滞在させてくれたり
と、特典というか優遇してくれる可能性がある。
悪天候のときに繰り出したほうがいいのは、居酒屋やクラブだけでなく営業活動も同じ。
ひどい台風の日とかは会社の上の人が「今日は社内業務中心でいいです」とか言ったり
またサッカーとかで大きな試合中継とかある時に「今日は社内でテレビみてていいです」とか
いう状況があるが、そういう時こそ「外に出るべき」であるのだ。
ライバル社の営業が外に出てないだけに狩りが独占になるし、
取引先からも「みんな来ないのに○○サンだけ、こんな天気の中わざわざ来てくれた」と感謝
され、注文くれたりする・・・こともあった。
天気が悪いから外に出ない、世界的なスポーツイベント中継があって上司の許可が出たから
外に出ない、というのは、大変申し訳ないが社会人としては4流である。
ライバルが動いておらず大漁の可能性がある日に、じっとするのはモッタイナイ。
その他大勢が必死に動いてる時期に一緒になって必死になって頑張って、アタマひとつ分
飛び出た成績弾きだした所で、ちょっとしか目立たんのだよ。そういうデッドヒート時期は捨てだ。
新規契約数キャンペーンとかのような時は頑張らない。
キャンペーンが終わって、皆がバテ気味で持ち駒を全て尽くした時に一気に全力で総攻撃を
かけ、たたみかける。
そうすれば周りはもう駒やストックを出しつくしてるワケだから、こちらはためてた分を一気に
吐き出せばアタマひとつどころか、20馬身以上もしくは2位に15.5ゲーム差くらいつけて首位
独走である。キャンペーン成績が不振だったから、そのぶん意地になったっていうふうにおエライ
さんは勝手に解釈してくれる可能性もある。
だから、皆がやってる時はあえて石つぶてを浴びる。後のために。「肉を斬らせて骨を断つ」と
いうやつだ。いわば。
協調性がないとかいうキレイ事は受け付けん。オレはそうやって生きてきた。
「全体の雲行きがヤバくなって、周りがバテて尽きだしてから本格的稼働しろ」
これがケン流生き残り哲学だ!文句あっか!?(ジョジョのホル・ホース風)
さて、近況報告内容が脱輪したから、またレールにのせて直そう。よっこらせっと。
出掛けるころはまだそんなに荒れてなかったんで、テクテク歩いて国分寺に行き、
「居酒屋一休」に場所を決めた。
立川店が居心地よかった「和民」の国分寺店も検討したが、「熱海」の振り替えが「和民」では
シャレにもならんからやめた。店舗移転後は初訪問だが安い居酒屋「一休」にて男子会。
というか温泉宿探す時、「一休com」もチラっと見たからやはりどこかで因果が発生しておるか?
共にしたのは去年の「早朝鈍行」でお馴染みの「キング」と「蓮田の平井堅F」の2人ある。
「一休」は安い。
しかし、やはり、また翌日に自己嫌悪に襲われることとなる。追って書いてゆくが。
だいたい野郎が2~4人位集まって酒呑みだすと、出る話題が「オンナ」「出世話」「スポーツ」
とかが相場だと思うが、オレは出さない(Fもどちらかと言えば出さない)
かなり反省してるのだが、今回もオレが持ち出して次から次へと喋りだした話題が
「憲法9条」「楯の会の存在」「兵庫県の生活保護者監視問題」「犬神家の一族」「ボロ宿」・・・
やばいな。日に日に「メンドくさい人」へと進化をとげていっとる。
近い将来、完全体というか最終形態になってそうだ。スッキリしたフリーザみたいに。
ちなみに途中でちょっと明るい話題にしようと進路修正してのが「犬神家」なのだが、
一応今回の旅行計画でちょっと考えてた1つが長野県にある、とある旅館で、そこが最初の
犬神家の映画で金田一が泊まってた「那須ホテル」という名前の宿でいい趣があったから。
機会あればそこに行きたいみたいな話をしたまで。
あと、ちょうど亡くなられた女優の坂口良子サンが、映画でその那須ホテルの女中役をやってた
から、追悼の地めぐりという意味でも。あのヒトは年重ねてからもキレイだったけど若いころの写真
みてもカワイイよなあ。
また別に話題に軌道修正した時に、なんとなくハ-フの人の話題から、流れで「トリンドル玲奈」
(字、あってるか?)が話に出てきて、そっから軽めのテーマになったかなーって思ったら、
ハ-フタレントつながりで、もう一人の女性タレントの話になり、オレが年上の人間に敬語使えないヤツは例えそれが意図的だとしてもきらいだ。とかいう話になり、そっから、そういうのが許されるような状態はやはり社会の責任だとプンスカ怒っているオレがまた出てきて。ふたたびプチへヴィーな雰囲気に。 もういつもイライラが絶えないのはオレの宿痾だな。まいったまいった。
で、もひとつ「楯の会」ってのは知らない人多いと思うけど、これは三島由紀夫が結成したミリシア
いわゆる民兵。
このワードを出した時にまさか知らないだろうと思ってたFが知ってて、ちょっと喰いついてきたのは
嬉しかった。
実は、三島由紀夫ひきいる「楯の会」が市ヶ谷に乗り込む前夜に新橋の「末げん」という鳥料理屋
で「最後の晩餐」として皆でナベを喰っていたという事実がある。
そんなふうに野郎だけで「楯の会呑み会」みたいなモンを安くやりたいなーなんて思って開催。
楯の会の「末げん」における最後の晩餐には有名なエピソードがあり、食事が終わって帰ろうと
靴を履いている三島のうしろに女将が来て、「またいらしてくださいね」と声を掛けたらしい。
普通なら、もしまた来るかわからなかったり来れなかったりしても、社交辞令で「また来ます」と
言うもんだが、三島は
「また来てくれって言われてもなあ…。女将にそう言われたら、あの世からでもくるか・・・」
と呟いてかえっていったらしい。
女将はそん時は言ってることの理解が出来なかったが、翌日のニュースをみて理解したという。
三島はクーデターが失敗しようが関係なく、もとから死ぬつもりだったんだな。
介錯するのが学生長の森田必勝だということも決めてたらしいし。やはり凡人とはケタが違う。
23時くらいに一休を出る。オレがトークと社会批判にヒートし過ぎてFの終電が無くなってしまった。オレと言う奴はホントにメ-ワクだのう(笑)。キングはなんとか帰宅。
朝までカラオケとかでも良かったがFは駅隣接のホテルに泊まるというんで、承諾。
オレは泊まらないが、せっかくなんでスーパーで酎ハイ買って数時間だけFの部屋で呑み直し。
ここ数年、ホテルという施設の客室には泊まったことも入ったこともなかったが、やはりなんか
この雰囲気が好きだ。
Fが「楯の会」について、けっこう語れることが分かったんで気が付いたら2時間くらい
間接照明でうす暗いホテルの部屋で三島談義をしていた。
なんか、こんなちょっと豪華な空間で夜中に男2人で酒を交わして語っていると、ほんとに
何かの「決戦、決行前夜」みたいな雰囲気だ。
いかにもオレら2人で明日 日本刀ぶら下げて制服着て市ヶ谷へ出向く前の最後の
贅沢な「ひととき」を味わってるような錯覚になる。
ま、殴り込みやクーデターは出来なくても、いつかは「楯の会」の晩餐の軌跡を辿りたい。
ちなみに新橋「末げん」にて三島とメンバーが食した鍋は
というコースで値段は8000円~・・・
ううう、とてもじゃないが現状では手が出ん・・・
でもいつか絶対喰いにいってやる。 とりあえずそれが今ある目標のひとつ。
昨日は18時過ぎに一休入って、23時くらいに出てからホテルで2人呑み。
ちなみに今日もまた、朝から自己嫌悪強襲および重度の宿酔いである。
天気いいのにずっとダウンしてた。
夜にやっとホイミ以上べホマズン以下くらいに回復して、こうしてキーボードを打っている。
こんな愛すべきダメ人間のこのオレを今後も愛していただけますよう心からお願いを申しあげます。でわでわ。