デッカルチェティラミス | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

先日、書店に立ち寄り文芸コーナーでダヴィンチを探してたら、すぐ横に有名人名鑑みたいな

のが棚挿しであったんで、ちょっと手に取ってパラパラっと試閲覧。


いまや都市伝説というくくりでジャンル確立した元ハローバイバイ(お笑いコンビ)の関暁夫が

「男性タレント枠」でなく「文化人枠」のほうで紹介されてて吃驚。ジャーナリストや学者と一緒に。

しかも紹介肩書きは「ミスター都市伝説」。

ハイパーメディアクリエイタ―とか殴られ屋とかもそうだけど、業種ってのは何でも新しいものを

自己申請で生み出せる時代なんだのう。


その関暁夫が、かつて著書の都市伝説本の中で、ケーキの「ティラミス」が大流行したのは

まだ全然認知度の無かったティラミスを一ケタ間違えて発注ミスしてしまった会社が、在庫を

全部さばくためにOLに配り「これ、すごいオイシイんだって」と口コミで広がったのが発端だと

語っていたがホントかどうか。

都市伝説としてはちょっと地味なだけに、そのぶんリアリティがあるな。


もともとそんな甘いモン好きというワケではなかったから、ペストみたく爆発的流行した時も

そんなに興味なくて、どちらかといえば「一過的なイロモン」みたいな冷めたイメージでとらえて

いた。当時は実際ちょっと食ったこともあったけど「普通に美味い」くらい印象。

マツタケと同じで美味いには美味いけど、そんな騒ぐほどのものではなく、どちらかといえば

「美味い」「旬」というイメージ先行での人気だろうと思った。ナタデココも同じく。

そしてその印象をもったまま月日は流れた。


なんというかねえ。流行したギャグは大流行中に言うのも、また周りの人が言ってるのを

聞くのも恥ずかしくて抵抗あるけど、数年経ってちょっと熟したころにまた聞きたくなったり

自分でも使ってみたくなったりするようなモンで、食いモンもブレイク中はそんな喰いたく

なかったり興味なかったりするけど、ちょっと経って周りが騒がなくなると、ふと、

「あ、アレちょっとまた試しに喰ってみたいな」と思う事がある。


最近甘いモノの味に覚醒してきたオレにとっては、それが「ティラミス」なるものだった。

きっかけは例によって業務スーパー。


(多方面の読者さんから近所にないというお声をたくさん頂き申し訳ないのだが、

 業務ネタ書けないとブログネタが一個減ってしまうんで勘弁w)


ふだんはとりえず酒コーナーをメインに買いに行ってるんで、あまり氷菓子コーナーは

見なかったんが、通路歩いてる時に必然的に商品が目に入るのね。

そこで毎回通るたびになんかある一か所からシンパシーというか視線を感じるのだ。

そう、それはまるでペットショップのショウケースの中からつぶらな瞳で「ワタシを買って」

と訴えかける仔犬のような切ない視線が。


その視線の気配の先を辿るとあったのが赤城乳業の「デッカルチェ ティラミス」

業務スーパー行って通路通るたびに毎回どんどん気になっていたのだが、あまり余計な

贅沢食品は買ってはいけないと自戒ゆえ、気になってながらもずっと我慢してた・・・

んだけど、ちょっと前に買ってしまった。


「デッカルチェ」ってどういう意味だ???

ネーミングからしても、イタリアあたりの名前っぽい。


他のイタリア料理や食材にしても、この「デッカルチェティラミス」にしても

イタリア料理の名前ってなんかジョジョの「スタンド名」っぽいね。

食ったらスタンド使いになれるかも。オレ主役の新しいロマンホラー深紅の秘伝説開幕



桔梗院-  「ポルノリフ・・・、何か感じませんか?」

ポルノリフ- 「ああ、すごい殺気だぜ、桔梗院!まさか・・・!」

ジッセホ爺-「やばいッ!!追っ手のスタンド使いだッ!!ケン太郎!スタンドを出すんじゃ!」

ケン太郎-

『デッカルチェティラミス』ッ!!!

 

ゥゥゥゥ!!(スタンド発動擬音)


昭和80年代クロニクル-デッカルチョ


「うおおおおお!!!

ティラティラティラティラティラティラティラ

ティラティラティラティラティラティラティラ

ティラティラティラティラティラティラティラ

ティラティラティラティラティラァッッー!!!」


「ギャース!!」(吹っ飛ばされた敵の悲鳴)


「ふう・・・1年に一回やるくらいの完全自己満足ネタとはいえ、ジョジョに興味ない人を完全に

おいてきぼりにするネタをまたやってしまうとは・・・我ながら

やれやれだぜ(承太郎の決めポーズ風に)
昭和80年代クロニクル-承太郎風
バアァァァーーーン!!!!!!!




さて。ジョジョ知らない読者様の3ぶんの1くらいが脱落したところで懲りずに軌道修正。


この「デッカルチョティラミス」が期待以上のモン。

蓋をあけると、そこには美しい石庭の波模様というか、世界ふしぎ発見で竹内海南江がリポート

しそうな外国の砂丘というか、見事な渦巻きが存在。


まるで茶色い粉チョコの雪で化粧されたような表面にサクっとスプーンを入れると新雪のような

白が現れる。

昭和80年代クロニクル-ティラミス中身

中の層は2つか3つに分かれてて、スポンジ部分はなく全体がラクトアイスなんだが

決してスカスカした感じでなく密度というか重量感があって美味い。


2週間前くらいに初めて食べて、昨日の日曜に二度目を食べた。

やばいぞ・・・これはクセになるかも。


人生において夜はアルコールの大河を泳ぎわたり、その後は甘い砂糖分たっぷりの湯船に

つかるような生活になったら、完全に堕ちてゆくわw

理性と忍耐力のアジャスターをしっかり調節してゆかんといかん。


ただね、味も当然魅力なのだが、なんといっても価格。


定価だと130円弱くらいするようで、その値段だったら別にそんな惹かれないのだが

このクオリティなのに業務スーパーだったら


75円なのだ。


この安さがまたワナでもあるんだよねえ。あまり贅沢品て感じずに変えちゃう値段だから。

さすがガリガリ君の赤城乳業さんと業務スーパーの連携。やるやないけ。


ちなみに明日からだったかな?違ったかもしれんけど。

赤木乳業サンがまたガリガリ君のコンポタ味を再び発売開始するらしい。

ガリガリ君自体もう何年も喰ってないけどコンポタ味って美味いの?