フライまんじゅう | 昭和80年代クロニクル

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古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

確定申告に関してネットでいろんなことを調べた。

それにより出てくるいろんなワードを見たり読んだりしてるうちに

重要な事実に気がついた・・・


・・・





『還付金』と『パンプキン』は似ている。


さてと。

その他に気付いたことというか、ずっと前から気になっていたことなんだが、

マジメな話で昔から『あげまん』ていう言葉あるじゃないすか。


アノ言葉は放送禁止用語ではないのかいな?

あの言葉が世に出てきた(というか昔の時代からあったのかもしれんが)頃に

そういう意味合いも含んでる言葉というのを聞いたような気もするけど、でも今まで

比較的男性女性問わず世間話でもテレビ番組でも頻繁に耳にするし。


亡くなった伊丹十三監督もずばり「あげまん」ていうタイトルの映画撮ってて公開したしな。

けっこう流行って興行収入上げなかったっけ?あの映画?オレは観ていないけど。


伊丹監督も、ある時から急にシネマの世界へドップリと向かっちゃったしね。

映画のテーマに反抗したソッチ系の人がいきなり上映中の映画館で刃モノを出して

スクリーンを切り裂いたとかいう事件もあったし、またまた伊丹監督本人が街中で車から

降りた時に襲撃され大怪我を負った事件もあった。


そん時にスポーツ新聞が「痛み十三」とか「伊丹監督あわや‘お葬式’!」とか不謹慎な

見だしを出したりしてた。ちょっと笑ってしまったが・・・(監督は『お葬式』という映画も撮っていた)


そんなこんなの末、あのような結果を選んでしまって伊丹監督もかなり波乱に満ちた監督だった。


おっとぉ、いかんいかん。

今夜のテーマは別に「シネマ談義」でもなければ「伊丹十三」でもない。

ましてや伊丹監督が何故そっち路線の映画を撮ったか未だに不明な映画「スウィートホーム」

で、現在は報道ステーションを仕切ってるキャスターが屋敷に潜む悪霊に

下半身を焼きちぎられたシーン について懐かしむ記事でもない。


「あげまん」といえば、これもある意味では「あげまん」ではないか。


『フライまんじゅう』


昭和80年代クロニクル-フライまんじゅう


そう、「揚げてあるまんじゅう」略して「あげまん」


業務スーパーに買いだしに言った時、前から存在は知っていたが

今までは別にそんな気にならなかったのだ。


ところが最近、なんか急に「和」の甘物が食いたくなって、

この前、業務スーパーで買ってみた。

要するに「油菓子」だから「フライまんじゅう」


8個入りで98円。安い。


購入のキッカケは価格ももちろんだが「こしあん」であること。


前にも東海林さだお氏の文庫レビュー書いた時に食べモノに関して

「おにぎりは『温かい派』か『冷たい派』か?」

という件を書いたが、それと同様に、人類の食物論には

「アンコは『こしあん派』か『つぶあん派』か?」

という永遠のテーマもつきまとうのだ。


繰り返しのアピールになるが、オレは「こしあん派」

みなさんはどちらだろうか?

ちなみにこの派閥に関しても昔から周りに「つぶあん派」が多く、

オレだけ孤立無援パターンが多かった(汗)


別に「つぶあん」がキライなワケでもマズイと思うワケではない。

食おうと思えばフツ―に喰えるし、外で出されたらしっかり頂く。


ただ、「こしあん」と「つぶあん」が2つあって好きな方選べる状態であれば10回中10回は

間違いなく「こしあん」を選ぶと思うし、店や甘味処で食ったりするにしても「こしあん」には

カネ出してもいいけど、「つぶあん」はカネ出してまで食べようとは思わないのだ。


うぬぬ・・・なんだろうね?

ラーメンとかカレーとか主食系や辛いモノだっから、ちょっとクドかったり、コクがあるほうが

いいんだけど、甘いモノに関しては「甘ったるい」ものよりも比較的クリアというかクドくないほうが

好きなのかもしれぬ。


味というよりも、口の中での転がし方とか歯触り、舌触りもあるかも。

「こしあん」だったらスッキリ甘いけど、「つぶあん」だとなんて言うの?豆の皮か?

あのピラっとした固まりがあるからちょっとクドく感じる。


噛んでる時にアノ皮が歯と歯の間に入り込んで挟まる感じが苦手というか…

言ってみれば、もうドアが閉まりかけてるエレベーターに無理やり乗ろうと駆けこんできて

ドアとドアの間に手をガッといれて無理やりこじ開けて入ろうとするような強引な「隙間広げ

突入」意志表示的な感覚?


そのクドさとしつこさが苦手で、ごくたまに店で饅頭やあんパン買う時も

買って帰っ口にいれて初めて「こしあん」か「つぶあん」かわかるような

「こしあんルーレット状態」にならないようにしっかり「こしあん」と表示してある商品だけ

購入するように心がけ30数年生き抜いてきた。

ここに「世紀末こしあん救世主伝説」アリである。


と、ゆーわけで、この「フライまんじゅう」は「こしあん」である。


大体、激安スーパーとかで安い値段での饅頭とかは外か中、

もしくはどっちもスカスカだったり味付けが薄かったりするもんだが、

ここのは中々詰まっていて、味もなかなかである。

画像は中身。

アカデミー賞中継で顰蹙だったらしいのはナカミー。


昭和80年代クロニクル-中身


「こしあん」は皮が入ってないから齧った断面もスッキリで余分なモノが目に入らない

のも良い。


こしあんの綺麗な断面に入った齧った後の歯跡は、まるでまだ誰も滑っていない

新雪のゲレンデの上に描かれたシュプールの如く。


買った人のブログとか読むと、中にはモノ足りないとかイマイチだとか言う人もいるけど

オレは98円でこの量とクオリティなら、しばらく買うかも。もう何回か買ってるし。


これまでにオレをホレさせた饅頭、および半ボレくらいまでさせた饅頭は2つか3つくらい。


ひとつは小さい頃、初詣言ったときに良く食ってた高幡不動の「高幡まんじゅう」

(味に違いあるのかわからんが白より断然茶色のほうが好き!)


もうひとつは、どこにでもあるのかわからんけどスーパーでよく売ってる白と黒の饅頭。

ところどころアンコの黒がむき出しになってて、ウルトラマンの「怪獣墓場」の回に登場した

シーボーズみたいな饅頭ね。 コレコレ↓


昭和80年代クロニクル-シーボーズ


ちなみにこっちは「シーボーズ」↓


上記の2つのまんじゅうに

業務スーパーの「フライまんじゅう」が加わって、オレの中の「マイ3大まんじゅう」と

させていただく日も遠くは無い。

近くに業務スーパーがある人はぜひお試しを。

味の感覚の違いで、もしお口に合わなくても責任は負いかねます(笑)