穴澤天神社の穴 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

昨夜布団の中で、最もロマンティックでオシャレな死に方はなんだろうと考えた結果、

「ペガサスの背中から落馬死」という答えに落ち着きました。

日曜の夜みなさまいかがお過ごしでしょうか。

こんばんわ ケン74です。


「ありがた山」の記事を書いてから少し経ったんで、軽く予告した、その後寄った場所の記事でも。


場所は同じく稲城市で、ありがた山や弁天洞窟からさほど遠くない。

スポット名は

『穴澤天神社』 詳細はココ


弁天洞窟が紹介されていた洞窟の本にも書いてあったのだが、この穴澤天神社にも

ちょっとした横穴があるとの情報を前もって入手した。


何故に穴がある場所へ行くかというと、そこに穴があるからだ。

穴があったら入りたい。


神社へ向かう通路を発見。どうやら例によって山を登ってゆくようだ。尾崎豊の墓を思い出す。

坂を登り切って自転車を押しながら平行な道をすすんでゆくと、いかにも由緒ありそうな

神社が出現。ここが穴澤天神社なり。



昭和80年代クロニクル-穴澤天神社

やはり、神社はいい。

漫画家の辛酸なめ子も昔から神社が好きで、神社に行くのはエステに行くみたいな

ものだと神社ガイド本で語っていたのを思い出したが、まさにその通り。


なんか、こう、体中の毛穴や体内に沁み込んだ疲れやの人間界の瘴気を神社の空気が

こそぎ出してくれるような気がしないでもない。辛酸嬢曰くスピリチュアルエステ。


ちなみにこの神社には筆業を生業とした原田金陵という人の功績を称えた筆塚なるものが

祀られている。

文章力が上がるようにお参り。パンパン。


さて、お参りは済んだのだが、肝心の「穴」が見当たらん。

たしか境内にあるというように書いてあった気がしたがない。


ウロウロと本堂のまわりを徘徊するも見当たらないので、入口の鳥居のほうに戻る

ように歩いていくと、敷地の横に下へ降りる階段があった。ここだ。

オレが場所を勘違いしてたようだ。


カツカツと階段を下ってゆく。


おお、あったあった。湧水も出てるのだな、ここは。



昭和80年代クロニクル-麓の神社

近づいてみると雰囲気あり。



昭和80年代クロニクル-像

そして、この像の向かって左側には双穴が。



昭和80年代クロニクル-双穴

こうやって同じ大きさの穴が2つ並んでいると、実は穴と見せかけて

巨大な生物の鼻の穴ではないかというように見える。

人間を欺くためのフェイクで。


またしてもわかる人だけにはわかる例えになってしまうが、「ジョジョの奇妙な冒険第3部」

にて、鉱物に化けるスタンドの「ハイプリエステス(本体ミドラ―)」というのがいて、

そのスタンドが海底一面に化けてて、海底洞窟に見えたのが実は「鼻の穴」だというのを

思いだす。



昭和80年代クロニクル-ハイプリエステス

ゲゲゲの鬼太郎でも「人食い島」という回があって、島自体が巨大な人間みたいなもんで

ホラ穴だと思って鬼太郎たちが入ったところが実は口だったというのもあった。



ここは洞窟というよりも「横穴」

どちらの穴も入って数歩ですぐ突きあたり。


地面は水がたまっているので、画像の敷石の上を歩いてゆく。


地面といい壁といい、この水分と湿り具合。

なんとなく粘膜のようで巨大な人体の内部に入ってゆく気がしないでもない。

よく自転車で加速して走っている時に小さい虫が鼻の中にスポっと入りぺタっと

くっつくことがあるが、その時の虫はこんな気分だろうか。


穴に入って数歩歩いて振りかえると下のような風景。



昭和80年代クロニクル-外界

黄泉というか冥界というか、ソチラ側の世界の境界から現世界を見てるような風景。

ドラマとかのオープニングバックでキャンパスが焼けて広がってゆき、向こう側の風景が

登場した時のイメージに近い。


横穴内はとても短いがH字型の通路構造になっており、どちらから入っても

真ん中で繋がっていて行き来できる。


両方の付きあたりには簡素な祀りモノがあるが暗くて画像NG。

ただハッキリ写せたとしても、わざわざUpするほどでもない(笑)

見たい人は同じ記事書いてる人のブログで。


さて、気軽に行ける近場の洞窟ホラ穴関係はだいたい行ってしまったんで

次はどんなディープスポットに出没してみようか…。