マジメな下ネタ論 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

今からエロい話をするわけではないです。

「下ネタ」のあり方についてマジメな話をするワケなので

男性読者のかたも女性読者のかたも気軽に、もしくは何も期待せずに

スミからスミまでズズズィーっとお読みください。


何をキッカケに急にブレイクしだしたのかわからんけど下ネタ大好き作家の

岩井志麻子サンを深夜テレビとかでよく見かけるようになったから

今日はこんなテーマを語ろうと思っただけ。


オレは「下ネタ」がキライなのです。


「うそつけ!」と言われそうだけどホントです。

でも誤解しないでください。

オレもノーマルなオトコなんで「エロ」はそれなりに興味あります。

読んで文字通り『下‘ネタ’』がキライなんです。


飲み屋とかで気の合う友人とかとちょっとHなハナシをすることはありますが

こういう文章表現や宴会芸での場での「下ネタ」をやるのはキライなのです。


このブログもけっこうやっているけど、ずっと遡ってもらえればまるっきりエロテーマの

回が無いのは分かってもらえるハズなのです。


場合によっては飲み会とかの場でも、流れや脈絡にカンケ―なく下ネタを出す人は

苦手です。オレはあまり言いません。

でも以前、女性もいる飲みの場でオレが男なのに全く下ネタ言わないから逆にホ○かと

疑われそうになった危機があったから、飲み会でもこのブログでもたまに軽めのことはいう

ようにしてる(なんのこっちゃ)。


なんで下ネタを言うのがあまり好きじゃないかとかいうとですねー

別に純情ぶったりマジメぶったりとかいうのでは全くないんですよねー


これ、こういう文章書く人とか一部の放送作家サンとかハガキ職人サン、芸人サンとか

だったら分かってくれる人いると思うんですけど、その「ネタ」とか「話題」に一種の哲学とか

プライドがあるんですよねー


これはもう有名な法則なんですけど「下ネタ」とか「裸」「オナラ」ってのは笑いのテッパンで

言ってみれば最終兵器なんですよ。ある程度は誰がやっても笑いのセンスがない奴がやって

もウケルのです。トランプで言えばジョーカーやAと同じなんですよね。


だからいきなり下ネタ出したり、最初から最後までずっと下ネタ出すってのは

初っ端からリーサルウェポンで闘おうとしてるようなもんで、どんだけシャベリや発想に

自信ないねんいう考えに繋がるんですよ。


だからオレはこのブログにしても芸とかやるにしても多少のつまらん表現者的なプライドが

あるから下ネタはやらんのです。お笑いタレントさんとかもこういう考えの人多いですね。

欽ちゃんとかも下ネタキライで絶対やらないし。


でももともと喋りに才能があったりする人が、プラスしてたまに下ネタ出すのは全然OK

なんですよねー。別にその人って下ネタナシでもウケれるワケだから。

島○紳○サンとかそんな感じでしたね。もともと喋りの天才がたまに下ネタも出すような。

岩井志麻子サンも本業で文章の才能ある人が言ってるから納得いく。


下ネタでも「下」だということを忘れるくらいに巧く出来てるネタとかは好きですねえ。

今でこそ多少ポピュラーになったネタだけどおそらく初出しはデ―ブ・スぺクタ―かな。

当時まだ弁護士だった橋下徹に数人目の子供が出来た時にコメントを求められたデーブが

「ボクが不思議なのは弁護士なのに何故‘ひにん’をしないのかというコトなんだけど…」

ってのは1本獲られた。デーブにしては超快挙。清家政和の日本シリーズプロ入り初HRくらい

の快挙でしたよ←古。

下ネタといえば下ネタだけど、こういう上手いのは好きですねえ。


よーするに下ネタでも中学生みたくワイセツな言葉をただ言うんじゃなくてオモロければ

オールオーケーなんです。中身のない下ネタは好きじゃないのです。


あとね、同じH系のネタでも「たんなる下ネタ」と「文学」のボーダーも難しいとこですよねえ。

芥川賞作品とかでもけっこうエロいシーンとか出てくるし、村上春樹の純文学とかもよく

自慰シーンが出てくるなあ。「ノルウェイの森」なんかそうだったから驚いた。うんうん。


アメトーク読書芸人で光浦サンが紹介してた瀬戸内寂聴サンの文学も下ネタ満載です。

オンエアで言ってた「唐辛子みたいなモノを見せられた」のくだりもしっかり入ってます。

でも、なぜかイヤらしく感じず神々しいって女性からの評価が高いのですよ。

オレは正直部分部分で面白いとは思ったけどトータルではフツーでしたが。

女性のかたは時間あれば是非試してみてください。

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あとねえ、最後になんか最近の風潮で「セッ○ス」のことを「エッチ」って表現するじゃないですか。

風説によると仕掛け人は明石家さんまとか?


これっておそらく「セッ○ス」とか「キス」とかいうと生々しいからあえて可愛らしくなおかつ

テレビ収録や仲間内でも言いやすいように「エッチ」とか「チュー」っ言う意図が働いて

るんでしょうか。


一見、可愛らしく親しみやすいような響きだけど、実はこの浸透のとらえかたにはかなりの

温度差があるみたいなんですよ。数人の女性作家サンが違和感を唱えてました。

マジで何人かが全く同じこと言ってました。


オレとさほど年の変わらない西加奈子サンとかは、いい歳こいたオッサン、オバサンが

「エッチ」とか「チュー」とか言うと逆に「キモチワルイ」って。

たとえ生々しいと言われようが若い奴よりも長い人生と歴史を生きて来てるんだから、

若者言葉に媚びず自信もって性行為は「セッ○ス」とか「まぐわい」とか言っておけ!と。

「チュー」なんていわず「キス」「接吻」と言い張れ!と。


こういう意見をいう若い女性がいるってなんか嬉しいです。オレ。


いいじゃないですか、「まぐわい」っていう表現も伝統ある島国の人間の言葉っぽくて。


「まぐわい」に生々しさと抵抗があるなら「マーク」っていっときゃいいじゃないですか・・・

うーん、パワフルなイメージ・・・ソーサとHR争い・・・・


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「マーク・まぐわいア」 (-_-)
↑あれだけツマらん下ネタ嫌いと言っといて結局ツマらんネタで終わっとる。


↓ これは「まぐわい」・・・じゃなくて・・・

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まぐわい。


じゃなくて

おしまい。