笑ワナイさらりぃまん | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

「わたしの名はケン。 人呼んで ‘笑わないサラリーマン’ でした。

ただのサラリーマンじゃあございません。ワタクシのウリは正直なココロ・・・

正直なココロでございます・・・・・

ウ―ハッハッハッハハハ!!!」

・・・・あ、笑ってしまった(ーー;) 


東京ばな奈の記事を書いた時に本来書こうと思ってた記事があったけど

急遽差し替えたとはお伝えした。今回はそん時書く予定だったマイノリティな記事を

Upしとこう。先に言っておくけどおそらく共感する人は一握りだと思う。

でも、その1部の少数派の人が喜んでくれたら嬉しい。


東京ばな奈記事のひとつ前の記事だったかな?スカイマークの接客について

多少書いたと思う。そん時に世間一般にまかり通ってる接客についてオレの価値観を

書いてみようと思ってたから、その件を。


サービス業とか営業とかって、よく「笑顔で!」っていうじゃないですか。

それってどうなのかなあ…と。


そりゃ、たしかに航空会社や飲食店は不特定多数でそん時限りのお客さんがほとんど

だと思うし、客からすれば「笑顔」で迎えられたほうがいいというのはわかるが、

問題は個人宅や企業を訪問する営業である。


かつて台東区のある広告代理店でちょっとだけ働いてたことがあるが

入社して上司と同行した時に、ある企業に飛び込み営業に入った。

当然いきなり訪問なので間に合ってると断られるのが相場である。それは問題ない。

だが、そのあとだ。


その企業を出た後、上司から(軽く)

「○○ちゃん、営業入ったらもっと笑顔だよぉ!」 と言われた。


おそらく昔からいろんな企業において営業マンは「客先に入ったら笑顔」という

定説がマインドコントロールの如く浸透してるが、コレって疑問である。

皆さんはどうだろうか。


もしオレが訪問販売を受ける家の人間だったり、飛び込み営業もしくはアポ受けて

初対面の営業マンの訪問を受ける企業側の人間だとしたら、そんな営業マンは

イヤである。


別に「笑顔」を否定したり、仏頂面を推薦してるワケではない。

フツ―に自然体で素直な顏で来てくれればいいのだ。


あるいは、こちらがわざわざ時間を割いて待っていたり、いきなり飛び込みで来たばかり

という前提を踏まえたら、例え‘フリ’だとしても

「忙しい中本当にすいませんっ」 というような申し訳ない顏で入ってくるのが礼儀では

ないだろうか。


初対面なのに入ってきた瞬間や会った瞬間から必要以上にニコニコした営業マンを

みると気色悪いと思うと同時に

「これから自慢の話術でいいくるめて商品買わせたり契約させるのがそんなに嬉しいか!?

この野郎!」


と思ってしまう。悪寒が走る。


この前も週末にどうやってかオートロックをくぐり抜け入ってきたなんかの販売業者が

ドアあけた瞬間にすげえニコニコしてたからムカついてソッコー「いりません」と断った。

そういうニコニコ営業マンが来た場合、秒殺0.04秒くらいで宇宙刑事ギャバンが

コンバットスーツを装着するよりも早く追い返す。

まだ申し訳なさそうに自信なさそうに訪ねてきたなら、「ああ、大変だな」と多少同情し、

話くらいは聞いてあげようと思うかもしれん。断っても最後に「お疲れさま」と声は掛ける。

あ、念のためいっておくがこの笑顔キライは仕事とか関連なんで、友人間とかに関しては

気にしない。


だって別にオモシロイ事もないのにいつでもどこでも誰とでも笑ってるなんてオカシイわ。

「いつでも笑顔」というのがベストだと信じる営業マンは自分でモノを考えない。


ケースバイケースで笑顔で来てくれたほうが嬉しい家庭や業者もあるだろうが

すべてではないし、場合によってはオレの考えみたく拒絶される。

最も良いのは訪問した瞬間、相手と場所の雰囲気を見て判断だろうけど。


そもそも不特定多数相手のサービス業なら互いに1回キリの対応てのが多いだろうけど

長い付き合い想定して、いつも笑ってる営業マンて人によるけどインチキ臭くないすか?

ニコニコ詐欺というか。

逆に普段は自然体で、そん時そん時で笑顔みせるほうが真実味あって長い目で見れば

信頼関係築けると思う。


人間て、わからんもんですからねえ。

蛇足だが

フジテレビの長谷川‘元’アナウンサーもオレは好きだったし、ああいうことする人には

見えなかったんでちょっとショックだった。

あのストレートな性格は好きだったんだよな。身内でもイジって攻撃するとことか。

少し前に情報番組でミスコンのついての特集やってて、VTR終わった後、中野●奈子アナに


長谷川 「そういえば中野サンも大学のミスコンで優勝でしたっけ?」

中野  「ああ、はい」

長谷川 「自分で応募したんですか?」

中野  「いや…友達と2人で出てみよっか?とか話してて・・」

長谷川 「ああ、それで自分は受かったけど友達は落ちちゃったみたいなw?]

中野  「・・・・・・・まあ、いいじゃないですか・・・・・そこは・・・・」


というヤリトリは気持ちよかった。別に中野●奈子は嫌いじゃないが。

そういうご法度ツッコミを美男美女にいれられるアナウンサーは貴重だったのに実に残念。


ああ、話の論点がズレ―タ(SB→千葉ロッテ)


話題を戻すが、そういう考えでオレは今までの営業時代も必要以上にヘラヘラしないで

やってきた。でもそれなりに、いやそれ以上に客からの信頼関係は作れた。

当然なかにはファーストインプレッションでオレのことを「元気の良さにかける」と思った

人もいたかもしれない。でも長い付き合いを見据えたら、そっちで正解だったと今でも思う。


さきほど書いた内容と重複してしまうが、数件の取引先からは


「いつもニコニコしてる営業マン多いけど、いかにも媚びてるみたいで胡散臭い。

でも○○チャン(オレの渾名)は普段自然体でこっちがギャグ言ったときとか笑ってくれたり、

契約した時にすごい嬉しそうな笑顔みせてくれるから、ウラオモテがなく正直で他の営業マン

よりも信頼できるから好きだよ」



のようなことを言って頂いたのがとても嬉しかった。このお客サンとは長い付き合いだった。

オレが担当外れるまでずっと取引をくれた。



統計上で言えば確かに世間には「初対面は笑顔のほうがいい」という人のほうが

多いだろう。

だが、それはあくまで‘確率的有利武器’であって、決して正解ではないと思う。


「あんただって、営業担当やウエイターが機嫌悪そうだったらヤだろう?」

と言われるかもしれんが、再度しっかり言っておくと決して不機嫌なツラで来いなんて

言っていない。

自然体でくればいいのだ。こっちが機嫌良さそうなら笑顔でもいいし、

メンドくさそうだったり忙しそうなら、申し訳なさそうな顏をするべき。


今回のオレの価値観は世間ではあきらかに少数派かもしれん。

でもケースによっては「こういう正解もある」と思って頂けたら嬉しい。


そういうワケで今後ウチやオレに対し初対面なのに会った時から異様な笑顔で訪ねてきた人、

口には出さないけど、名刺出したり名乗ったりする前に

「笑ってた時点」で契約決裂してますから (笑)。


「申し訳なさそうな顏」で来ればせめて話は聞きます。たぶん。


まあ、人それぞれっすね。結果どうなるかと考え方は ww