傘罠 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

いや、だからアレはどう読んでも「せきじゃにむげんだい」だろ!?

え? これ「下書き」じゃなくて、もう「本記事UP」されてんの!?

…失礼しました

ご訪問頂いた皆さま、こんばんわ ケン74です。


さて、梅雨に入ったようでござんすね。

昨日が重いネタだったから今日はユルく行きましょ。

昔の記事とか振り返ってみるとユルいネタばっか書いてようだもんな。

加藤紀子が好きな知人の話で、友人が朝、朝刊のラテ欄をパッとみて歌番組のとこに

「加藤紀子」って書いてあったの発見して、夜その番組観ようとTVつけたらスポーツ刈りの

オバサンが「百万本の~バラの~♪」って歌ってて、もいちどよくラテ欄みたら

「藤」と「紀」の間に『登』が入ってたとか…、そんなこと書いてたんだなオレ・・・。


じゃ、今回は梅雨入り&雨なんで、梅雨時の新宿でのエピソード回想


あれはそう、大学出てから、まだそれほどでもなかったころだっただろうか。

梅雨とちょっとズレたかもしれんが夏に友人と新宿アドホックのあたりで飲んでて

外に出たんですよ。


当時はまだゲリラ豪雨とかいう名称は無かったかもしれんが、急な土砂降りってのは

当然あって、店の入ったビルの1階から出たら急にすごい前が降って来た。

鈴木紗理奈がいたら「シャ~レにな~んないよ、ファ二ィィボォ~!」っていいそうなくらいの。


すぐ止むのかしばらく降るのか予測できないが、とりあえず降りが強烈で動けない。

日本全国津々浦々、北は北浦和から南は南浦和まで(狭い…しかも埼玉県民じゃない)

探しても無抵抗に雨に打たれるのが似合うのは段ボールに入った捨て猫か、三善英史か

オレくらいなもんだから降るなら降れ!そして濡らせ!と叫びながら豪雨の中歩いていっても

よかったのだが、でもやっぱり出来るなら濡れたくないからカサほしいなウフフ♡・・と思い

その場で待機。


さて、まず読んで頂いてる皆さまにここで訴えておきたいのは、

こん時のオレの服装はジーンズにTシャツである。

カッコ的にはバブル期の吉田栄作と同じである。顏と身長以外は。

I LOVE YOUをライブで歌う時の尾崎と同じである。顏と男気以外は。

とりあえずカッコだけは‘いかにも男らしく’といった風貌であった。


話は戻る。

友人とビルの入口で待ってて、すこし横のスペースを見たら

どこにでもあるあの透明ビニール傘が傘立てに立てられてセールをされている。

1本1本きちっと閉じられて細くなった傘が数本。


だいたいビニール傘でも急な雨の時は足元みられて300円~500円は取られる

のだが、そこのポップには「200円」と書かれている。安い。

これは「買い」だろう。周辺にいる人が傘を持っていない様子にもかかわらず

この安さで買う気配がないのがちょっと気になるが…


そん時にちょっと雨が弱くなり、多少濡れても歩けそうだったが、

まだ降ってはいるし、いつ強くなるかわからんから200円で安傘購入。

とりあえず雨が弱いうちはメンド―だから挿さずに持ってしばらく歩いた。

数分歩くうちに例により傘が必要なくらいに降りが強くなる。場所はまだ人通りが多い

新宿である。


傘買ったからにはある意味また降ってくれてよかったみたいな気持ちで、

ここぞとばかりに

カサ起動準備


カサの先を雨降る天に向け、つまみを親指で押しながら柄をなぞるように押し上げ

カサを開く。

「バサァッ!!」



買った時はビシッと巻かれて閉じてたから気付かなかったが

開かれたカサの1/3くらいの面積の部分に

でっかい『キティちゃん』 の顏のイラスト

がプリントしてあった・・・



これで激安処分ということだったのか、イラスト付きをコッソリ誤魔化して・・・

・・・アンブレラ・トラップに引っ掛かるとは無念・・・


人ゴミの中で男っぽいファッションのヤツが開いたカサには大きいキティちゃんが

微笑んでいた…


みんなが笑ってる気がする。子犬も笑ってる気がする。

ルールルルルル今日もいい天気・・・・じゃなく雨だっちゅーの。


※1部サザエさんより引用