幽遊白書をもう一度 | 昭和80年代クロニクル

昭和80年代クロニクル

古き良き昭和が続いてれば現在(ブログ開始当時)80年代。昭和テイストが地味に放つサブカル、ラーメン、温泉、事件その他日々の出来事を綴るE級ジャーナルブログ。表現ミリシアの厭世エンタ-テイメント少数派主義ロスジェネ随筆集。

最近アニメネタがごぶさたであった。
何か書かんとと思ってたが、いざ出てこなかった。
そういえば先日、出先で約束までの時間つぶしに古本屋で
なんとなく「幽遊白書」
の文庫コミックスを立ち読みしたら
今の年齢で読んでも面白いなと思ったから、そのアニメ版の話でも。



でもジャンプに原作連載開始時、オレが高校に入ったころだったと思ったから
何気にずっと前の漫画・アニメのほうに入ってしまうんだねえ。

作者の富樫義博サン「幽遊白書」の前の連載は「てんで性悪キューピッド」とかいう
ちょいエッチぃ漫画を連載してたと思ったんだけど、次の作品で一気にキタねえ。

あとOPの主題歌。
今でこそ「マツコ」といえばデラックスのほうが定番だが、
当時このOP「微笑みの爆弾」を歌っていた馬渡松子サン。
お顔は存じてないけど、正統派のアニソンってカンジの歌い方でカッコよかった。

このアニメ幽遊白書くらいまでかな?アニソンの純度が高かったのは。
これ以降、だんだんアニメ主題歌も人気歌手とかのタイアップ商業主義に走り、
純粋にそのアニメの内容に沿った曲とかが少なくなってしまった。
実に嘆かわしい。流行歌手のいかにもウマく聴かせようとするアニメ主題歌
なんて聴きたくないわ!アホ!おめぇらはタワレコ幹部やMステのプロデューサーと
接待でもしてろや。

馬渡松子の歌唱力だけでなく「微笑みの爆弾」という曲自体も素晴らしい。説教臭くない元気ソング。

「街の人ゴミの中」で独りぼっち と 「風が吹く果てない草原の中」で独りぼっち。
泣きたくなるのはどっちか? という問いかけ。

正解は両方。2つマルをつければちょっぴりオトナのようだ。
すでにオトナはどちらを選べばいいのだろうか。
この2択はリアルにサラリーマン社会にも通じる。
今の読売グループの上層部なんかそうじゃないか?

また、この曲、
カラオケでも高校生の時に1,2回歌ったけどキモチいい。
歌っている本人が一番楽しみな箇所は、やはり最後の

「ア・リ・ガ・ト・ウ・ゴ・ザ・イ・ます!!」

のトコである。これが一番最後のメロだから全力でシャウトする!
ここをシャウトするのが最大の楽しみである。
サビの楽しみが最後にあるというのはサイコー。
いうなれば、ショートケーキをスポンジのトコロから切り崩すように食べてゆき、
最後に上のイチゴを喰う楽しみのような。
トッピング全部のせラーメンを麺やメンマから食べてゆき、最後に半熟タマゴを
レンゲにのせて喰うような最後の楽しみとして温存できる。

曲といえばEDの「ホームワークが終わらない」も秀逸。
歌ているのは同じく馬渡松子

こちらもカラオケでは歌っていてキモチいい。
特に「SON OF A GUN ~ ~(サノバガン~)♪」

「ガ~・・・・~ン~」と馬渡サンにならって抜けるように歌うと快感である。
まあ、なんというか、こういう例えをしたら失礼かもしれないが、
オシッコを我慢して我慢して我慢して、一気に放出する時のキモチ良さのようななんとも
いえないカイカンがあるのだ。

ちなみに「サノ○ビッチ」の意味はわかるが「サノバガン」とはどういう意味かと
思ったら、‘ばか’とか ‘くそったれ’という意味らしい。


言うまでもなく原作も素晴らしかったですね。

鳥山明センセ―と同様、冨樫センセーもキャラのデザインが魅力的ですわ。
ほどよく劇画調で、ほどよくPOPなデッサン。
特に悪役キャラは。

個人的には戸愚呂チームの「鴉」には惹かれました。
幽遊白書が実写化したらオレが鴉の役をやる妄想を何回か朝起きた時の
布団の中で行いました(爆)

前半のほうで3,4人の敵グループと戦ったあと、リーダー格のクールな奴とは
仲間になるっていうジャンプ漫画の偉大なるマンネリもしっかり守ってますし。

幽遊でいうトコロの飛影が、ドラゴンボールでいうこころのべジ―タでしょうね。