東国原は出馬にあたって師匠たけしの指示を仰いだ。
ガダルカナル・タカは結婚する時、奥さんに「1番大事なのはたけしさんだ」
と先に言った。
何年も前は軍団をいじめてるイメージがあったが、でもやはり何か人を引き付ける
カリスマ性と魅力を持っているビートたけし氏。
かなり前の話だがゲームメーカーのタイトーもそれで引き付けられ意気投合して
タッグを組んだのだろうか。
今でもオレの記憶に鮮明に残っているこのCM
サイコな雰囲気、ちょいテクノっぽいBGM、そして暗い空間の中で妖しげな動きの
ビートたけし。
ビートたけしが構成を企画したファミコン用ゲーム。
『たけしの挑戦状』 のCMである。
たけしの挑戦状/タイトー
¥5,565
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「常識があぶない」とキャッチにもあるとおり、実に理不尽・不可解・意味不明。
モバイルだの通信型だの様々なゲーム形態が氾濫する現代のガキんちょに
言わせたらまさに「ありえへん」類のゲームになるだろう(-.-)。
ま、今の世間一般でいうとこのアレ!今からお食事に入る方もいるかもしれんから
ハッキリ言えんけど、まあその
「プログラム構成のレベルが人間の排泄物と同レベルに値する遊戯ソフト」・・・
要するに 「ク○ゲー」っていうヤツっす。
ゲーム内容に関してもバトルなのか宝探しなのかカラオケなのかわからん。
多分、メインは宝探し・・・。
で、主人公の会社員がいきなり社長からボーナスをもらってそのあとその社長を
殴るんだっけな?そんなゲームスタート・・・。
小学校の時に友人から借りてある程度プレイしたが
メインである終盤の宝探しに行くまでも実にハチャメチャなスジだった。
途中、ゲーム中で「カラオケスナックあぜみち」という店でカラオケを歌い上手く
ないと先にすすめないという関門がある。
そこでの「カラオケのやり方」なのだが、当初ほとんど無用の長物であった
ファミコンのⅡコントローラのマイク部分を使う。
そこでゲーム中に流れる「雨の新開地」という曲のメロディに合わせⅡコンの
マイクで歌うのだ(+_+)。これはCMでもヒントとしてたけしが歌っている。
その時は小学生で実家にはリビングにTVが1台だけだったんで、台所に母親が
いたが歌わないと進めんとおもい、恥ずかしながらⅡコンに向かい歌ったもんだ・・。
いきなりリビングから「あ~なた~のた~めな~らドコま~でも~♪」とか聞こえて
きたもんだから台所から「どうしたの!!!?!?」と声が聞こえてきた・・。
我が息子が小学生にして気がふれたのかと思ったんだろうな(-.-)。
大丈夫、まだ ふれてない! オトナになってからちょっと正気のメーターが
レッドゾーンに入りかけたがね、フッ・・・。
まだストレスによる精神破壊段階は最大レベルの直前でなんとか留まってるよ。
あとから知ったがこのカラオケ、恥ずかしかったら声出して歌わなくても
メロディに合わせ、ボタンをカチカチ押せば同じ効果になるというセコイ
裏技があったようだ。また曲も実はタイトーのオリジナルらしい。
他に宝の地図を浮かびあがらすのに水に付けたあと1時間くらい待つっていう
行程もあったな。これがゲーム上の中の1時間設定じゃなく、プレイ中に
ホントに1時間待つ!つまりゲーム中で地図の紙を浸したあと、画面もコントローラー
もそのままにして、ホントに1時間待つ!
その間、ちょっとでもボタン押したりしたもんなら、またかなり前からやり直し!
そんなこんなの不条理と不可解の連続でゲームは進行し、
ラストのオールクリア後の表示も酷いっちゃ酷い。
でもね・・・
今の現実社会って、これに近くなってきてるとこあると感じるのね。
いきなり街中で襲われたり、やらなくてもいいことやらないと先にすすめさせて
もらえなかったりとかさ・・・・。
それを考えると、このゲームを構成した時の「ビートたけし」と
数年後の映画監督「北野武」はリンクするなあ・・・。
久々にちょっとプレイしたくなってきたわ。
ちなみに攻略本を発行した太田出版には読者から
「読んでも意味がわかんねえよ!」とのクレームが殺到したらしい(笑)
ダンカン!バカやろう!